感想@舞台「真・三國無双」*ネタバレあり [真・三國無双]
舞台「真・三國無双」を観てきましたので、簡単な感想を記します。
(2017年2月12日昼公演 於 全労済ホール/スペース・ゼロ)
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- 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
- メディア: DVD
キャストさんはこちら*敬称略
趙雲:北村諒
呂布:中村誠治郎
貂蝉:日比美思
曹操:谷口賢志
夏侯惇:渡辺和貴
楽進:反橋宗一郎
李典:滝川広大
孫堅:村田充
孫策:山口大地
周瑜:塩口量平
劉備:仲田博喜
関羽:磯貝龍虎
張飛:林明寛
司馬昭:吉岡佑
王元姫 藤嵜亜莉沙
以下の記述にはネタバレを含みます。
初めての真・三國無双の舞台……!
ということで、演じる方も観る方も手探り感は僅かにあったようですが、
最後まで面白く観られました。
舞台の公式サイト(http://smusou-stage.com/index.html)で上演時間を観た時に、
「え? 西田さんが演出なのに? 嘘?」と目を疑いましたが、
本当に1時間45分(休憩なし)で終わったので、再度驚きました。
スペースゼロは、ネットやチラシなどの告知で頻繁に目にしていた箱だったものの、
私にとっては初めて足を踏み入れた会場でした。
客席に入った瞬間、「小さい! 狭い!」と感じましたが、
いざ上演が始まると、そんなことは全く気にならず、
殺陣では寧ろ、ゲームの無双シリーズ特有のワラワラ感が
上手く強められていたような気がします。
舞台と客席も近いので、迫力も多々あって凄かったです!
ご存知の通り、真・三國無双というゲームは三国志をベースとしており、
数多くの英雄が登場し、散っていきます。
終盤とも言える晋の二人(司馬昭と王元姫)が登場するにもかかわらず、
メインは三国志の序盤~中盤までを飾る人々なので、
「これは晋の二人が過去を回想するのかな」と想像していました。
(実際は、書による疑似タイムトラベルという内容でした)
いち傍観者として英雄たちの動向を見つめる二人という立場は良かったですが、
特に司馬昭に関しては、蛇足であるのを承知で言えば、
その後の彼の変化も実際の動きで見たかったです。
年配組が「立っているだけでなんか強そう」と自然に思えたことから、
上演前にはあったほんの少しの不安は完全に消えて、
最後まで安心して観ていられました。
特に呂布は、キャストがネットで発表された際に、
「え? 呂布を中村誠治郎さんがやるのww」と冷やかし半分に笑ってしまいましたが、
実際に拝見したら何の違和感もなく、最強の武将として受け入れられました。
どっしりとした重厚感の殺陣も、
「さすがせいじろさん!」と思えるほど相変わらずの見事さでした。
孫堅パパの渋さも素敵でした……!
若い子組(笑)は……
北村諒さんの趙雲は予想していた以上に趙雲そのもので、
とても嬉しかったです。
私は、三國に関しては次世代組が好きで(たとえば曹丕・陸遜・姜維・鍾会など)、
今回はこれ!というお目当てのキャラクターはいなかったのですが、
三國7が発売された頃は趙雲も好きだったなというのも思い出しました。
欲を言えば、公孫サンとの考え方の違いがもう少し深く描かれていれば、
趙雲の悩みや孫堅パパからの助言に重みが出たのではないでしょうか。
とはいえ、北村さんの趙雲は、初々しさも感じられる好ましい青さを漂わせていて、
本当に素敵でした!
呂布との殺陣ではぴりぴりとした緊張感もあって、思わず息をのみました。
個人的に注目していたのは、孫策役の山口大地さん。
戦国BASARAの舞台で筆頭(伊達政宗)役を観ていた時は、
滑舌の悪さというか、音が口の中でこもってしまって台詞が聞き取り辛い点が
非常に気になりましたが、
今回はそんなことはなかったです。
孫策はゲームでもよく使うキャラで、思い入れもありますので、
山口さんに彼を演じてもらえて良かったです。
こんな事を書くと怒られるかもしれませんが、
筆頭より今回の孫策の方がハマっているように思えました。
吉岡佑さんも久し振りに観ましたが、
司馬昭のチャラさが良い具合で合っていたような気がします。
そして劉備役の仲田博喜さん。
私には、戦国無双の舞台で仲田さんの綺麗さにノックアウトされた経験があり、
今回も正統派美形の劉備の美しさにやられました……。
良くも悪くも正論しか吐けない劉備には
絶対的な美しさがなければ駄目だと思いますので、
彼を演じるのが、説得力すら感じられる美形の仲田さんで良かったです。
勿論、演技も殺陣も素晴らしかったです。
今回も眼福でした。
そうそう、北村さんや谷口さん(日替わり挨拶)も触れていましたが、
この回では、とある方の武器が客席に飛ぶというアクシデントが発生しました。
私は、上手側前方の通路沿いという、武器が飛んできた場所に近い席でした。
勿論、武器は体に当たっていませんし、
その瞬間と直後は、怖さよりも驚きの方が募ったのですが、
こんなことはもう二度と起きてほしくないです。
カテコでの日替わり挨拶は、上記の通り、曹操役の谷口さんでした。
「このメンバーで天下を取りたいと思ったんです」とか
「続編を希望するならグッズを買ってください」とか(どちらも意訳)
相変わらずの谷口さん節で、つい笑ってしまいました。
終演後に物販コーナーが混雑していたのは、
彼の発言のお陰かもしれません。
私も、続編を強く希望します!!
(20180502追記)
続編の公演も制作されました!
……ということで、観劇してきましたので感想を記しました。
【感想@舞台「真・三國無双 官渡の戦い」(全労済ホール/スペース・ゼロ)】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2018-05-01-1
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2017-02-13 21:53
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