感想@大河ドラマ「真田丸」第3回:策略*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]
NHK大河ドラマ「真田丸」第3回「策略」の感想です。
2016年NHK大河ドラマ「真田丸」完全読本 (Nikko mook)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 産経新聞出版
- 発売日: 2015/12/19
- メディア: ムック
主なキャストこちら*敬称略
真田信繁:堺雅人
真田信幸:大泉洋
真田昌幸:草刈正雄
松:木村佳乃
薫:高畑淳子
とり:草笛光子
きり:長澤まさみ
小山田茂誠:高木渉
北条氏政:高嶋政伸
徳川家康:内野聖陽
上杉景勝:遠藤憲一
織田信長:吉田鋼太郎
以下の記述にはネタバレを含みます。
前々回・前回の感想はこちら。
【第1回:船出】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-01-16-2
【第2回:決断】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-01-18
先日、NHKスタジオパーク内で開催中の真田丸展を見学してきました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-01-28
忙しさが落ち着いたら、きちんと記事にする予定です。
今回はサブタイトル「策略」の通り、
真田昌幸(草刈正雄さん)の狡猾ぶりがよく描かれていました。
智将でよく知られる昌幸さんは、
今となってはその頭の良さ、判断力の高さが賞賛されてばかりいますけれども、
この「真田丸」では、敵味方を問わず、たとえ家族であっても、
彼と付き合う人間は気苦労が絶えないんだろうなと想像せざるを得ませんでした。
今回の最たる被害者は、間違いなく、長男の真田信幸(大泉洋さん)でしょう。
でも、回の最後で昌幸さん自身から真田家の跡継ぎとして認められ、
それまでの落ち込み方が嘘のように舞い上がっているのを見ていると、
昌幸さんが人の使い方(心の操り方)に長けているのは、
やはり真田家にとっては利点だったんだと感服しました。
純朴な信幸さんについても、父の思惑に踊らされた愚か者というよりは、
いかにも青年といった心根の熱さが伝わってきて、良かったです。
とはいえ、佐助は真相を教えられていたと判明した瞬間は、
さすがに信幸さんが可哀相だと、私も思いました。
狡猾と言えば、徳川家康(内野聖陽さん)もなかなかでした。
昌幸さんと比べると、どうしても器の小ささを感じてしまいますが、
表と裏で発言をちゃんと使い分ける小賢しさや、
心を許している近従の家臣の前では本音をぐだぐだと漏らすところが、
彼の魅力や何とも言えない笑いに繋がっており、
大変好ましいです。
さて、今回からヒロインのきり(長澤まさみさん)が登場しました。
真田信繁(堺雅人さん)のことが大変気になっていて、妬いてもいるのに、
それをちゃんと伝えられないところが可愛く、また、そのもどかしさがたまらないです。
渡された櫛の質の違いに驚いたり、
信繁と梅の会話を邪魔しないよう、二人の後ろで関係無いことを呟いて気を遣ったりと、
言動がいちいち可愛かったです。
そして、足を痛めたことを強調した彼女なりの「策略」も、良かったです。
空気を読めない堀田作兵衛とのシーンは、思わず笑ってしまいました。
あと、松(木村佳乃さん)が小山田茂誠(高木渉さん)と再会できて、
ホッとしました!
夫婦のラブラブっぷりが好ましかったので、嬉しかったです。
彼らについてはこの先を知らないので、まだ不安が残りますが、
それも含めて放送を見る楽しみにしています。
そうそう、堀田作兵衛や梅との絡みで、
当時の民たちの世情が分かりやすく説明されていたのも大変良かったです。
民にとっては田畑だけでなく山の木々も財産であると自然に認識できましたし、
武将が国取りの戦ばかりをしているのかと思いきや、
土豪あがりのような武将では、
こういう揉め事に巻き込まれる(今回、信繁は進んで参加しましたが)ことも
きっと珍しくないんだろうなと思えたのは、
作品の世界を深く理解することに繋がったと思います。
続きを早く見たいです!
【感想@大河ドラマ「真田丸」第4回:挑戦】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2016-02-01
タグ:テレビ ドラマ テレビドラマ 大河ドラマ 第3回 第三回 第3話 第三話 策略 真田丸 NHK 真田昌幸 草刈正雄 大泉洋 真田信幸 真田信繁 真田幸村 堺雅人 きり 長澤まさみ 感想 ネタバレ レビュー 三谷幸喜
2016-01-30 13:33
nice!(0)
共通テーマ:テレビ
共通テーマ:テレビ