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感想@ドラマ「お義父さんと呼ばせて」第1話 [テレビドラマ感想]

ドラマ「お義父さんと呼ばせて」第1話を観ましたので感想を記します。
以下の記述にはネタバレを含みます。


最初に、第1話のあらすじを転載します。
http://www.ktv.jp/otosan/index.html

大道寺保(遠藤憲一)は中堅の専門商社に勤める51歳。仕事熱心な営業マンで、その誠実さから“土下座の大道寺の異名を持つ。
ある日、取引先との交渉でホテルを訪れた保は、結婚式を挙げたばかりの幸せそうなカップルを見て一念発起、システムエンジニアで28歳年下の恋人・花澤美蘭(蓮佛美沙子)との結婚を決意し、プロポーズする。
その頃、大手総合商社に勤めるエリートビジネスマンの花澤紀一郎(渡部篤郎)は、妻の静香(和久井映見)から、娘の美蘭に恋人がいることを聞き、胸がザワついていた。しかも、近々その男が家に来るという。もちろん、娘の恋人が自分と同じ51歳だとは知る由もなく、美蘭のことを「相当なダメ男好き」「案外遊んでる」と話す次女の真理乃(新川優愛)や長男の葉理男(中村倫也)の言葉に、紀一郎の不安は募るばかり。さらに、本人たちがすでに結婚を決めていると知り、カッとなった紀一郎は思わず美蘭の頬を叩いてしまう。

険悪なムードが漂う中、迎えた顔合わせ当日、現れたのは老人ホームで暮らしていた紀一郎の父・昭栄(品川徹)だった。色恋沙汰を起こしてホームを追い出された昭栄は、しばらく花澤家に居候するという。
そこへ、美蘭が保を連れて帰ってきた。相手の男が26歳だと聞いていた紀一郎は、明らかに自分と同世代の保を見て愕然!一方の保も、以前雑誌で見かけた、いけ好かない男がまさか美蘭の父親だったとは……と驚きを隠せない。

そんな恋人と父親の反応をよそに、2人の馴れ初めを家族に聞かせる美蘭。しかし、同い年で同じ商社マンでありながら、生き方も考え方もまるで違う保と紀一郎が相容れるはずもなく、紀一郎は2人の結婚に猛反対。ついには、何とか理解してもらおうと頭を下げる保を「バカじゃないの」とあしらい、辛辣な言葉を浴びせる。
すると、日頃からちょいワル親父を気取る父親に嫌悪感を抱いていた美蘭も猛反発。激しい言い争いの末に家を飛び出すが、保に諭され、仕方なくその日は家に帰る。

花澤家では、娘の帰宅に内心ホッとする紀一郎に、静香から一通の手紙が渡される。「おとうさんへ」と書かれたその手紙には、これまでの楽しい家族の思い出と、美蘭から紀一郎に宛てた感謝の言葉が美しい文字で綴られていた。
美蘭の本音を知り、感動する紀一郎だったが、それも束の間、最後まで読むと、それが保の書いた手紙だと判明!怒りに震える紀一郎は、「この先、何があってもあの男との交際は認めん!」と宣言する。

結婚を予定している女性の夫と実の父親が同い年という設定が肝な、この作品。
放送前にたまたまCMか何かでちょっと見かけて気になっていたので、
初回を視聴しました。
期待通りに面白かったです。

内容については、上記に転載したあらすじで全てですので、説明は割愛します。
とにかく、主人公の二人(保と紀一郎)の対比が見事でした。
世間的には「一流の男」と認められ、褒められ、
常にそうであり続けようと家の外では努力している紀一郎が、
家の中(夫や父親としては)少々失格気味で、
自分の思い通りにならないと癇癪を起こすやっかいなタイプで……
という落差が面白かったでしたし、親近感を持ちました。
こうやって文字だけで表すと、紀一郎が嫌な男だと思えてしまいますが、
美蘭に手をあげたシーン以外は憎めなかったです。
(逆に言えば、そのシーンだけはドン引きしました)
浮気の虫を出したところなど愛嬌たっぷりで、
さすが、あのおじいさんの息子だなと実感できました。

保は保で、なさけないところは多々ありましたが、
美蘭に尻を叩かれて頑張る夫婦生活が今から自然に想像できましたので、
お似合いだなと思えました。
何より、紀一郎から酷いことを散々言われても、ああいう手紙を送ったあたり、
どうしても美蘭と結婚したいという強い意思を感じることができたので、
大変良かったです。


紀一郎の奥さん・静香さんが一番好きです。
お母さんとしても妻としても、非常に好感を持てました。
美蘭の妹と弟、そしておじいちゃんのツッコミも的確で、愉快で、
終始笑いっぱなしでした。


逆に、ちょっと「ん?」と引っかかったのが、保と紀一郎の間に入る美蘭。
保から父親の年齢や職業、肩書などを問われた時に
平然と嘘をついただけでなく、それがばれた時もしらを切る辺りは、
好ましく思えませんでした。
勿論、これらの嘘は、美蘭なりの保への気遣いだったとは想像できます。
割と神経質っぽい性格の保に心配の種を与えると、
それが原因で彼が迷い、躊躇い、事が全く進まなくなるんでしょう。
こう案じた美蘭は、それならいっそ、わざと嘘を吐いたり黙ったりして、
事だけは無理に運んでしまおうという算段を企てたんですよね。
確かに、そうでもしないと、「気にしぃ」な性格の保を動かせなかったかもしれませんが、
あの嘘の吐かれ方やすっとぼけ方は、される側としては嫌だなぁと思いました。
だって、心の準備が全くできないじゃないですか。
凄く大事なことだから聞いているのに、さらっと嘘を吐かれて、
それがそうだと判明した時に「そうだっけ?」と流されたら、私だったらキレますww
それに、この先に何度かあるであろう人生の岐路において、
似たように嘘を吐かれる+すっとぼけられるかと想像すると、
私は、こういう人とはあまり関わり合いたくないなと思いました。


とはいえ、それ以外は楽しく見られましたので、来週の放送も楽しみにしています!


2016-01-20 11:21  nice!(0) 
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