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感想@劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-*ネタバレあり [映画・舞台]

「劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-」をDVDで観ましたので感想を記します。

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- (初回限定版) [Blu-ray]

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising- (初回限定版) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2014/07/04
  • メディア: Blu-ray

以下の記述にはネタバレを含みます。



やっとやっとライジングをDVDで観ました。
劇場公開時はタイミングが合わなくて映画館に行けず、
こうして円盤化してからもなかなか借りられずで
暫く忘れていたのですが、
少し前にハリウッド実写化のニュースを見聞きしたのを機に思い返し、
再びレンタル屋さんに通う日々を過ごしました。
ようやく借りられて嬉しかったです。



さて、テレビシリーズや前作の映画(ビギニング)も観ていましたので
特に復習をしなくても大丈夫だと勝手に思い込んでいましたが、
タイバニ作品に数年振りに触れたとあって、
色々と忘れていたという現実を痛感させられました。
まずはオープニング。
主要キャラクター個別にスポンサーが付く
“ヒーローシステム”という作品の設定に乗じて、
この作品ではスポンサーのロゴが大々的に出る点からして、
私はすっかり忘れていました。
おじさんこと鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー)の能力の衰えや、
斎藤さんの小声ネタなど、基本設定が出る度に
「あぁ、そうだったそうだった」と納得しながら見ました。



タイバニの主題は、
ヒーローが悪人をやっつけるという“勧善懲悪”ですが、
敵の中には、下衆としか言い様がない腐った悪がいれば、
同情せざるを得ない悪や、もしかしたら正義かもしれない悪もおり、
バリエーションに富んでいて興味深いです。
これらは、
正義を主張するヒーロー側の信念もきちんと描かれていないと、
対比がちゃんと生まれないので、難しいと思いますが、
この作品では無理無く出来ていたと思います。
また、各ヒーローの大小様々な悩みに個性が出ていて面白かったです。



ライジングの目玉となった新キャラのライアン・ゴールドスミスは、
全体的に中途半端である感じが否めませんでした。
言動に癖はあるけれど、決して悪い人ではないという性格は、
中村悠一さんの声も含めて好感を持てますけれど、
他の作品でも出てくるような決して珍しくない設定で、
追加キャラであるにもかかわらず新鮮味に欠けていました。
とはいえ、それなりに良いキャラではありましたので、
今後、エピソードを重ねて掘り下げていけば、
他のヒーローたちと同様にもっと深みが出るはずなので、
ここでの退場は勿体無いなと思いました。
今回はバーナビーとの会話が多かったので、
他のヒーローたちとのやり取りももっと聞きたかったですし、
できれば、彼らと腹を割って会話するところまで行ってほしかったです。

ただ、ワイルドタイガーがヒーローとして復帰し、
バーナビーと再びコンビを組んでからは、見ていてホッとしたというか、
「あぁ、これがタイバニの真骨頂だ!」と自然に感じましたので、
無意識のうちに観客の心をざわつかせたという点では
ライアンの役回りにも充分な価値があったなと思うことができました。



主要登場人物が多いにもかかわらず、
それぞれの見せ場があったのも良かったです。
久し振りに、アニメシリーズを最初から見直したくなりました。


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2015-11-08 11:07  nice!(0) 
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