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ゲーム感想「FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13)」*ネタバレあり [FF13/FF13-2:プレイ日記]

ゲーム「FINAL FANTASY XIII(ファイナルファンタジー13)」を遊んで感じたことの、
簡単な総括です。
ストーリーはエンディングまで見ましたが、冥碑ミッションは未制覇です。

アルティメットヒッツ ファイナルファンタジーXIII

アルティメットヒッツ ファイナルファンタジーXIII

  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • メディア: Video Game


感想&プレイ日記のURLは一覧ページはこちら。
【FINAL FANTASY XIII】感想&プレイ日記 一覧
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/ff13


以下の記述にはネタバレを含みます。


————

本当は、クリスタリウムを極めるとか、
ミッションを一つでも多く終わらせるとかしてから、
プレイ日記のまとめであるこの総括記事を書こうと思ったのですが、
冥碑ミッション45のネオチュー(淘汰の断層)が強く、
三回挑戦しても駄目だったので、
もういいや……という気分になってしまいました。



FF13について、遊ぶ前から「一本道」だと聞いていたものの、
本当にシナリオもマップもそうなんだと実感した時は、
思わず笑ってしまいました。

私はFF12のガンビットがとても好きだったので、
FF13の戦闘の最大の特徴であるオプティマには
最初から全く抵抗がありませんでした。
メンバーを替えるとオプティマがリセットされる仕様には
さすがに「勘弁してよ」と思いましたが、
まるで自分が指揮官となって作戦を変えるように
オプティマを臨機応変に変えていくことは、
思うようにいかないもどかしさも含めて面白かったです。
ドラクエにおける“さくせん”をリアル化すると
こんな感じなのかなぁと思いました。
キャラクターの滑らかな動きも素晴らしかったです。

ただ、ボス戦なら非常に楽しいこの戦闘も、
雑魚相手だといちいち面倒というマイナス点もありました。
通常でも敵を倒すのに時間が掛かる→敵の数が少ない
というのは必然だったのでしょうが、
面倒臭いのに何故か物足りないという気分が常にありましたので、
基本的なところでもう少しの改善が欲しかったです。



街との関わりが無く、通行人との会話ができない点については、
何故ネットで評判が悪いのかが分からないぐらい、
私には気になりませんでした。
移動中、通りすがりに他人の声がちょっと聞こえてくる点は
とてもリアルだと好感を持てましたし、
街で誰かと話をして情報を集めなくてもいいのは、
RPGの醍醐味の一つが失われていると分かっていても、
新鮮だと思えたと同時に、楽だと感じました。

ただ、お話のほとんどがムービーで語られてしまい、
長いムービー→短い戦闘/もしくは移動
→長いムービー→短い戦闘/もしくは移動……の繰り返しには
辟易しました。
私はムービーを見たいんじゃない、ゲームを遊びたいんだと
何度も何度も叫びたくなりました。

また、マップの終点で必ず長いムービーが入り、
中盤まではコクーン内のどこかの地域に勝手に飛ばされるのが
何度も繰り返されましたので、
それぞれの地域が具体的にコクーンの中のどこにあり、
どことどこが続いているのかといった地理が全く分からなかったのも
まずかったと思います。
自分が今、コクーン内のどこにいるのかを
頭の中で具体的な地図で指し示せないことが、
こんなにも窮屈なのかと、
実感しました。



ストーリーについては……
私は設定厨なので、
こういう造語たっぷりの世界は割と好きな方だと思います。
でも、もう若くないせいか、
序盤はお話についていけませんでした。
片仮名の造語が二つ続くと、わけが分からなくなり、
頭が痛くなりそうでした
(パルスのルシとか、コクーンからパージとか)。
せめて「シ骸」や「聖府」のように
表意文字である漢字を上手く使って表現してもらえれば、
もっと分かりやすくなり、
プレイヤーの頭にも入りやすかったはずですが、
制作スタッフさんはそれを知った上で
敢えてこうしたようなので、
相容れない部分だったなと思います。



主要キャラクターが六名もいるのに、
最後まで誰一人にも感情移入できず、共感もできなかったのが
非常に残念です。
例外は、ムービーになると苛々させられていたホープが
そうでなくなったことぐらいでしょうか。
ラスボス戦における、
“全員が不確かな奇跡をあてにして戦う”という奇妙な言動は、
スノウの最大の欠点であり、私が彼を苦手とする理由の
“楽観的で危うい考え方”そのもので、
何故そうなってしまったのかが不思議でしたし、
「この人たちって、何なの……」と深く呆れました。



他のプレイ日記で散々書いてきましたように、
私はシド・レインズが特に好きです。
レインズについては、他の主要キャラクター以上に、
描かれていない部分が多かったのですが、
彼への愛を用いることで、妄想という名の補完が多々可能でした。
なので、ライトニングたちについても、
私がもっと好きになれれば、
妄想をあれこれ膨らませられたはずです。
でも、肝心の“好きになれる要素”が無かったので、無理でした。
本当に残念でなりません。
最初から最後まで彼らの言動には共感できず、
勝手に暴走する一行を苛立ちながら見守るだけで、
終わってしまいました。

作中で、とても哀れな役回りを担わされたレインズ。
心の中で燃やしていた夢(生き甲斐)を奪われた後、
それを再燃させて死んでいくというエピソードは、
悲しいけれど、とても好きです。
私は元々、不幸ネタ・死にネタが大好きなので、
美しいとさえ思ってしまいます。
でも……だからこそ、
レインズをプレイヤーキャラとして操作したかったです。
もしも「ミッションを全てクリアしたらレインズが復活する」という
隠しネタがあったなら、
今頃は必死になってそれを達成しようとしていたはずです。

ええ、私はレインズとの出会いがありましたので、
その点だけは、このゲームを遊んで良かったと思いました。
これからも彼を愛で続けます。
rains.jpg



ラストは、もうちょっと何とかならなかったんですかね。
究極の選択を強いられ、どちらを選んでも不幸という設定は
とても好みだったのですが、
終盤のあの展開はお世辞にも良かったとは言えません。
確かに奇跡は起こり、不可能が可能となりましたけれど、
あまりにもやっつけ過ぎ、いきあたりばったり過ぎます。
こんな終わり方を迎える為にここまで遊んだんじゃないんだと、
大声で言いたかったです。

今、調べたところ、総プレイ時間は67時間強でした。
ちなみに、「20時間を過ぎた頃から面白くなる」や、
「20時間ぐらいまではチュートリアル」というのは本当だと、
私も思いました。
前置きが長過ぎます……。



ただ、戦闘音楽は大変良かったと思います。
ボス戦の「ブレイズエッジ」にはむちゃくちゃ興奮しました。
あれは長時間聞いていても疲れませんし、滾ります!
通常の戦闘曲「閃光」も、ネットでの評判通り、質が高いと思います。
前奏が長いのも、途中で転調して明るくなるのも好みです。
この二つは本当に神曲!
素晴らしかったです。
一方で「サンレス水郷」は、絶賛されているわりには
私にはあまり……という感じでした。
あのメロディに飽きているせいかもしれません。



FFは以前からムービーを売りにしてきただけあって、
この13もさすがに映像美が半端なかったですが、
頑張るところが違うよね……と思わずにはいられなかったです。
但しレインズを除くww
以前にも書きました通り、
ここのレインズは神がかるほど美しくて眼福でした。
rains02.jpg
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-04-02-4
スタッフさんありがとう。

でも、FF15の体験版が遊べるようになっている今、
せめてシナリオに時間を一番割いてほしいと切に願います。

(追記)
続編のFF13-2を遊び始めました。
【感想&プレイ日記「FINAL FANTASY XIII-II」その1:ネオ・ボーダム AF003年*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-04-07-2



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2015-04-07 06:36  nice!(0) 
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