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感想@ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」第4話:彼女が恋愛を出来ない訳、彼が高等遊民になった理由。*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビの月9ドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」
第4話「彼女が恋愛を出来ない訳、彼が高等遊民になった理由。」の感想です。

主なキャストさんはこちら*敬称略
藪下依子:杏
谷口巧:長谷川博己
藪下俊雄:松重豊
藪下小夜子:和久井映見
鷲尾豊:中島裕翔
谷口留美:風吹ジュン
島田佳織:国仲涼子
島田宗太郎:松尾諭


前回の感想はこちら。
【第3話:初お見合いは未知との遭遇!? 恋愛不適合女を救出せよ!!*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-02-07-3

以下の記述にはネタバレを含みます。


————

今回のあらすじはこちら。

 藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)は、クリスマスイブにデートをすることになった。本来なら、「クリスマスにデート」など受け入れないふたりだが、依子は藪下俊雄(松重豊)と小夜子(和久井映見)の、巧は谷口留美(風吹ジュン)の過干渉に辟易として、イブの直前に約束をする。

 デート当日、なぜかサンタクロースの格好をした依子と普段着の巧は、カップルで賑わう商業施設にやってくる。ところが、巧が高熱を出してしまったためデートは中止となり、依子は巧を自宅まで送り届けることに。

 その頃、谷口家はクリスマス会の最中で、留美の美術教室の生徒や、島田佳織(国仲涼子)、宗太郎(松尾諭)らが盛り上がっていた。巧は自室に倒れ込んでしまったが、依子はクリスマス会に参加させられる。

 同じ頃、藪下家の俊雄を、鷲尾豊(中島裕翔)が訪ねてくる。一人でいるのが辛いという鷲尾に、俊雄は酒を付き合ってやる。やがて、酔いが回った俊雄は、押し入れからサンタクロースの衣装を引っ張り出す。それを着て幼い依子のサンタクロースになったのか、と聞く鷲尾に、俊雄は依子の幼少時代のエピソードを明かす。

 一方、谷口家では、留美が依子に、巧の子供時代の話をしていた。クリスマスが大好きで、サンタクロースの存在も信じ、両親にプレゼントも贈っていたという幼い巧の話を、依子は意外な思いで聞いていた。さらに、留美は、巧が「高等遊民」になったきっかけを話し始め…。


前回までがとても面白かったので、
初めてリアルタイムで見ましたヽ(o・ω・o)ノ
今回も凄く凄く面白かったです
脚本の練り方や構成が素晴らしくて、感服しました。
唯一引っ掛かったのは、
クリスマスイブの夜に藪下依子(杏さん)が
部屋のベランダの鍵を閉めなかった点ですが
(彼女のきっちりとした性格を思えば、まずあり得ない)、
お話をああいう展開にしたかったスタッフさんの気持ちは分かりますので、
まぁ仕方が無かったのかなぁと。



全部が全部、伏線となっていて、
過去か未来のどこかに繋がっているという展開は、
重いですし、しつこいです。
気が抜けないので、見ていて疲れます。
でも面白いんですよ……!

お母さん(留美:風吹ジュンさん)が
クリスマスプレゼントの中身を内緒ですり替えるくだりは、
「上手いなぁ」と思わず唸っちゃいました。
谷口巧(長谷川博己さん)が渡すプレゼントが、
ちゃんと“依子の欲しいもの”になったのは
勿論のこと、
肩たたきをする/されることがスキンシップになっていて、
二人の心の距離を縮める効果を生み出していたのが
最高だと思います。
その肩たたき券が、
かつての巧が母親に贈ったプレゼントだという事実も、
感動的でとても良かったです。

また、依子の勘違いとはいえ、
鷲尾豊(中島裕翔さん)が彼女の部屋の合鍵を入手できたのは、
今後の波乱が予測できる流れになっていて、
とても楽しみです。
お話が丁寧に作られているのが、
素人の私にもよく分かりました。



巧が依子に「あんたには心が無い」と言った件は……
母親に対する辛辣な言葉だけは許さないという気持ちは、
私にも深く共感できました。
依子も、留美が自嘲してそう言ったからこそ、
悪意が無い状態でそう指摘したのでしょうが、
思わず反論した巧の気持ちはよく分かっていたと思います。
だから、妄想である母・小夜子(和久井映見さん)に
「デリカシーが無い」と言われてしまったんですよね。
小夜子が常々言っている通り、
彼女の言葉は依子自身の思いですから。
「あぁ、私はデリカシーが無かったなぁ」という思いを、
小夜子の姿と声を借りて言わせているだけなので。

自分の欠点を直し、磨くことについて
日頃から努力を怠らない依子が、
未だにその欠点を悩ましく抱えているあたり、
問題は根深そうというか、
ちょっとやそっとの努力では無理なんだろうなと思えます。
(元々の性根がそうなので直しにくい)
でも、決して「心が無い」わけではないので、
彼女が放つ言葉の棘がもう少し丸くなるといいですね。
巧へのクリスマスプレゼントの件は、
私も大変素晴らしいと思いましたが、
一見、分かりにくいですし、
周りの人間だけに
「分かりにくい彼女を積極的に理解しろ」と強いるのは
ちょっと筋が違ってくると思います。
巧も依子の良さを実感したようなので、
二人が少しずつ歩み寄ることで、
人間的に成長してほしいですし、
面白可笑しくそうなっていくところを、
私も視聴者としてそっと見守りたいです。


続きの感想はこちら。
第5話:人生初のキスは波乱の幕開け!?*ネタバレあり
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-02-16-4

宜しければ、合わせてご覧ください。



2015-02-10 11:09  nice!(0) 
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