さくらもちモチ

感想@ドラマ「ゴーストライター」第4話：原稿をください…消えた天才作家の誇り*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「ゴーストライター」の感想です。
今回は第4話「原稿をください…消えた天才作家の誇り」についてです。

キャストさんはこちら（敬称略）。
遠野リサ（中谷美紀）
川原由樹（水川あさみ）
神崎雄司（田中哲司）
小田楓人（三浦翔平）
塚田真奈美（菜々緒）
田浦美鈴（キムラ緑子）
遠野大樹（高杉真宙）
遠野元子（江波杏子）


前回の感想はこちら。
【第3話：罠か、チャンスか、デビューの甘い誘惑*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-01-28

以下の記述にはネタバレを含みます。


————

第4話のあらすじはこちら。

　いまやリサ（中谷美紀）が抱えている連載小説３本は、すべて由樹（水川あさみ）が書くようになっていた。神崎（田中哲司）から映画の原作小説はどうするのかと問われたリサは、せめてそれだけは自分で書きたいと申し出る。

　由樹が自らの名前で出した小説「二番目のわたしへ」のほとんどが駿峰社へ返本されてきた。努めて明るく振る舞う由樹に、小田（三浦翔平）は、最初は誰でもこんなものだと励ましの言葉をかける。一方、真奈美（菜々緒）は、最近のリサの作風と、「二番目のわたし」が似ている、と言い出し、由樹の反応をうかがっていた。

　リサのサイン会で書店へ来た由樹は、本当は自分が書いた小説がベストセラーコーナーに積み上げられているのをじっと見つめる。リサは、そんな由樹に、私たちは共犯者だと告げた。

　常務室に呼び出された神崎は、鳥飼（石橋凌）から映画原作の遅れを指摘される。由樹ではなくリサに書かせようとしている神崎の意図に気付き苦笑いする鳥飼。神崎は、映画は必ず大ヒットさせる、とだけ鳥飼に返す。

　リサのもとを訪れた神崎は、映画原作の進行具合を尋ねる。まだタイトルだけしか決まっていないと知った神崎は、もうこれ以上待たせるわけにはいかない状況だと、リサに告げ…。

遠野リサ（中谷美紀さん）が完全に書けなくなったことで、
川原由樹（水川あさみさん）が小説の主導権を握るように
なっていました。

刀剣乱舞（とうらぶ）を遊びながら見ていたので
（http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/archive/c2305452782-1）
作中の時間経過を実感することができず、
前回からもう一年が過ぎていた点に驚きました。
画面（映像）が全然変わらないので
「え？　も、もう一年経ったの？」と戸惑いましたが、
ちゃんと見ていればそんなこともなかったのかもしれません。



今回は、前回の予告からしつこいほどCMで使われていた
リサの土下座シーンが登場しました。
正直なところ、もうCMだけで見飽きていて、
ドラマ本編で見た時は
意外性も何も無く、
本当にただの土下座シーンだったこともあり、
お腹いっぱいの状態になっていましたので、
とても残念でした。
むしろCMで使わず、
そうなることも全く匂わせていなかったなら、
「あのリサが由樹に土下座をするなんて……」と
驚くことができたかもしれません。



連載作家が長期休載に入ることは現実でも珍しくなく、
リサが各方面に迷惑を掛けるのを承知の上で
「もう書けない」「書けそうにない」と告白すれば
どうにかなると思ってしまうんですけれど、
これって結局、
私が「遠野リサの代わりはいる」と思っているからですよね。
そしてリサ自身は「自分の代わりはいない」とずっと信じていて、
一時期は本当にそうだったのでしょうが、
現実はもうとっくに「代わりはいる」状態になっているのが
哀れです。

いよいよ来週は
ゴーストライターの件が明るみに出そうですが、
リサがどこまで頑張るのか（抵抗するのか）を見るのが
楽しみであり怖くもあったりします。

十年ぐらい経って、リサが作家として再出発をする頃、
既に時代の寵児となっていた由樹がスランプに悩むようになり、
リサが「私が代わりに書きましょうか」なんて
さらりと言う展開なんかも
見てみたいです。



リサの息子の大樹（高杉真宙）が
彼女の本をちゃんと読んでいるっぽいのが、
私には救いに思えました。
大樹はまだまだ反抗期の真っ最中ですけれど、
リサがどん底まで落ちたら、
「いい気味だ」と皮肉を言いながらも
実はそれなりに心配するのではないでしょうか。
勿論、ゴーストを指摘するネットの書き込みの主は、
まだ明らかにされていませんので、
彼かもしれませんし、違うかもしれませんが、
今後リサが立ち直れるきっかけの一つが
彼であったら良いなと思っています。


続きが楽しみです！


続きはこちら。
第5話：舞台に上がったゴースト。逆襲の始まり*ネタバレあり
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2015-02-16-3

宜しければ合わせてご覧ください。