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感想@映画「DOCUMENTARY of AKB48 The time has come 少女たちは、今、その背中に何を想う?」*ネタバレあり [AKB48・SKE48・乃木坂46]

AKB48のドキュメンタリー映画の四作目
「DOCUMENTARY of AKB48 The time has come
少女たちは、今、その背中に何を想う?」のDVDを
レンタルで借りて観ましたので、
簡単な感想を記します。


以下の記述にはネタバレを含みます。

私はSKE48のあかりん(須田亜香里さん)推しです。
AKB48ではまゆゆ(渡辺麻友さん)が好きヽ(o・ω・o)ノ
先日のチームA公演を観て、
ちょり(中西智代梨さん)に落ちつつありますw
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2014-12-01


————

AKB48のドキュメンタリー映画は、
なんだかんだいって毎回観ています。
一番好きなのは、唯一、映画館で鑑賞した二作目。
ドラマチックな構成+内容なので、
観ていて全く飽きません。

AKB48をよく知らない人でも、
こちらは楽しめると思います。



でも第一作は、
テレビで観た頃が今ほど彼女らを好きになっておらず、
メンバーのインタビューがメインという作りでしたので、
「眠かった」という感想しか覚えていません。
メンバーの見分けが付く今なら
もっと楽しめる気がしますので、
そのうちレンタルで借りて観たいです。

第三作は……うーん……
決してつまらなくはないですし、
「センターとは?」とのテーマで
きちんとまとめられていましたが、
いかんせん前田敦子さん祭りになっていて
「またあっちゃん?」「まだあっちゃん?」と
食傷気味でした。



さて、今作。
ジャケットのゆうこ(大島優子さん)のアップといい、
“少女たちは、今、その背中に何を想う?”との題名といい、
卒業する彼女がメインで描かれてはいましたが、
前作のあっちゃんと比較すると、
予想していたよりもゆうこの尺が少なかったです。
また、今年(2014年)の選抜総選挙についても
割とあっさりしていますので、
ゆうこからAKB48の顔を引き継いだまゆゆについても
長々と描かれることはなかったです。
あくまで、ゆうこの卒業もまゆゆの第一位も、
コンテンツ(出来事)の一つとなっています。
AKB48の一年を語る上で、ゆうこが絡む出来事が多かったから、
ちょっとだけ彼女の描写が多かった——という感じです。



その出来事の中で、私が最も衝撃的だと感じたのは、
やはり大組閣のシーンです。

AKB48をよく知らない方に向けて、大雑把に説明しますと……
メンバーは必ず、いずれかのグループに所属しています。
(東京のAKB、名古屋のSKE、大阪のNMB、博多のHKTなど)。
同時に、一つまたは二つのチームにも所属しています。
AKBであれば、チームA、K、B、4、8といった具合です。
劇場公演や全国ツアーなどは、このチームで行なっています。
二つのチーム(グループ)を掛け持ちすることを“兼任”と言い、
それを命じられた人を“兼任メンバー”と呼びます。
また、組閣でチーム(グループ)が変わることを
“移籍”と呼びます。

48グループは大所帯である為、活性化を促す為なのか、
この組閣が度々行なわれています。
いわゆるクラス替えや転勤のようなものですが、
私たちが「クラス替え」との単語から連想するような、
気安いものでなく、
メンバーによっては運命そのものが変わるイベントです。
また、十代前半の幼いメンバーも珍しくない現状では、
仲良くしていた人と離れるだけで相当な不安に襲われるのは
無理もない話です。

組閣は何度も行なわれていることから、
在籍が長いメンバーはもう馴れているようでした。
また、同じグループ内でのチーム移籍でしたら、
新チームに馴れることで、
まず大きな問題にはならない思います。

でも今回は、前回の映画でいうところの
海外組への移籍発表のような爆弾がありました。
AKB48から姉妹グループ(地方)に
完全移籍する件を示唆されたメンバーが、数人いたからです。
きれいに並べられた椅子に座った状態で、
AKB48のチームAから順にメンバーの名前が呼ばれていく中、
ぽつんぽつんと取り残されていくメンバー。
いつまで経っても自分の名が呼ばれない点に不安を隠せず、
顔を強張らせて怯えています。
号泣が続き、スタッフに介抱される人もいました。
akbthc.jpg
*こちらの画像は、
チームAとKとBの呼び出しが終わっても
まだ名前を呼ばれないAKB48のメンバーが
自主的に集まったところです。
赤い服のメンバーが一様に顔を俯かせているのと、
まだ心に余裕がある後ろのSKE48のメンバーたち
(この時点でまだSKEは呼び出しが行なわれていない)とでは、
様子が全く違うのが、嫌でも分かります。


そして、AKB48のメンバー発表が終わり、
次のSKE48のメンバー発表が始まった後、
とうとう名前が呼ばれたのを受けて、
暗い表情だけれども覚悟を決めたような彼女ら。
ステージ上で倒れてしまう人、顔を覆って泣く人、
悲喜こもごもというより、悲哀こもごもです。

中には、姉妹グループからAKB48に移籍するという、
いわゆる栄転のメンバーもいるのですが、
こうした映画の素材として使われやすいのは、
やはり、言葉は悪いですが左遷組でしょう。
今や姉妹グループもAKB48と同列で語れることが
多くなりましたが、
一般人の認識がそうであるように、
メンバーやファンにとっても、
やはりAKB48は特別なグループであり、
そこに属せることは大きな意味を持っていると思えます。

今回は、以前の組閣と異なり、
移動に不満がある人は異議申し立てをすることが可能でした。
映画の中でも描かれている通り、
SKE48行きを打診されたかれんちゃん(岩田華怜さん)は、
家庭の事情を理由に断り、AKBに残留しました。
仕方がないとはいえ、
SKE48で頑張ると決めたすーめろ(佐藤すみれさん)と
どうしても比較してしまいます。
個人的に、AKB48にいた頃のすーめろには、
手を抜いていると思えるところが幾つかありましたので、
私は好きではなかったのですが、
SKE48に移り、先輩として皆を教えている様を見たことで、
彼女をちょっと見直しました。
ちなみに、チームEリーダーとして就任コメントを発しているのが、
私の推しのあかりんなのですが、
そのすぐ横で倒れてしまったのが、このすーめろです。
名前を呼ばれた時は気丈そうにしていましたが、
やはり凄くショックだったんだろうなと伺えます。

あやりん(菊地あやかさん)については……
ショックすぎて頭が真っ白だったんでしょうが、
表情がリアルすぎて、痛々しかったです。
受ける印象も悪かったです。
結局、あやりんは異議を申し立てた後で
AKB48そのものを辞めてしまいましたが、
この大組閣での移籍打診が理由であろうことは
言わずもがなですよね。

以前からSKE48大好きと公言していたにもかかわらず、
いざ移籍を告げられたら拒んだゆーりん(高島祐利奈さん)についても、
学業を理由にしたのはどうなのかなと思いました。
学校は大事ですが(彼女のところは入学が難しい所のようですし)
転校や転居をして頑張っているメンバーも普通にいる中では、
そんな覚悟も無かったんだ?と言われても仕方が無いかと思います。
*ゆーりんも今年末でAKB48を卒業します

私は、以前から谷(谷真理佳さん)のことが気になっていて、
推そうと決めたところなので、
彼女がHKT48からSKE48に移籍を告げられた瞬間を見られたのが
良かったです。
tani.jpg
私も、ネットで彼女の移籍を知った時はむちゃくちゃ驚きましたが、
本人が一番びっくりしますよね。
SKE48の新曲“12月のカンガルー”では、
初めてシングル選抜に選ばれ、
なんと一列目で歌えるという大抜擢もされましたので、
今後も頑張ってもらいたいです。

なんだかつらつらとメンバーのショックについてばかり
書いてしまいましたが、
メンバーを送る・迎えるファンの側にも、葛藤があります。
元SKE48の木崎ゆりあさんが最たる人でしょう。
手塩にかけて育てた次のエース候補が
AKBに奪われてしまったけれど、
本人にとってはチャンスを与えられる機会が増えたので
アイドルとしての彼女の未来を考えれば、
万々歳の栄転だという。
でも、SKEを箱推ししていたような人は
さぞ複雑な心境だったと思います。



映画では、今年の春にあったノコギリ事件も取り上げていました。
地方での全国握手会でメンバーが襲撃された事件です。
これについては、握手券商法でCDを売ってきたAKB48を
根本から揺るがす大きな出来事ですので、触れて当然ですが、
もっとさらっと流してしまっても良かったかなと思いました。

第三作と今作の間が空いてしまったからか、
その間にあった主要メンバーの卒業に触れてもらえなかったのが
とても残念です。
個人的には、好きなメンバーではなかったのですが、
(例のスキャンダルで好意的な気持ちが消えました)
秋元才加さんの卒業について、映像でちゃんと残してほしかったです。

あと、みぃちゃん(峰岸みなみさん)のスキャンダル!!
前作の映画公開時に発覚したんですから、
是非取り上げてほしかったです。



こちらのシリーズの映画は、
タイトルの通り、“DOCUMENTARY”と銘打っていますので、
ドキュメンタリーというジャンルの作品であることに
間違いないのですが、
その大部分において、
メンバーが“カメラに撮られている私”を意識しているので、
真のドキュメントというわけではないんだよなぁと、
乃木坂46の新作映画のプロモーションを見て思いました。
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  • 作者: 乃木坂46
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/12/05
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

一番面白いのは、やはり、
自分が撮られている、カメラを向けられているという現実を
被写体である彼女らがつい忘れてしまっている姿です。
大組閣のシーンは、それが少し伺えたのが良かったです。



さて、感想をだらだらと書いているうちに、
総監督ことたかみな(高橋みなみさん)が
来年卒業することを発表されました。
安易に推測すれば、次の映画のテーマは
「キャプテンとは」や「48グループが進む道とは」
といったことになるかと思います。
今作の映画でも、たかみなの頑張りは凄く伺えましたので、
48グループの柱だった彼女が
もうすぐいなくなると分かったメンバーたちの今後の言動が
とても楽しみです。


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2014-12-11 21:36  nice!(0) 
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