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レポート&感想@舞台「戦国BASARA4」12/5名古屋公演初日+トークショー*ネタバレあり [舞台 戦国BASARA]

2014年12月5日、中日劇場。
舞台「戦国BASARA4」名古屋初日公演を観てきました!
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主なキャストさんはこちら(敬称略)
石田三成:中村誠治郎
徳川家康:広瀬友祐
島左近:加藤慶祐
柴田勝家:藤田玲
伊達政宗:山口大地
真田幸村:松村龍之介
片倉小十郎:吉田友一
猿飛佐助:村田洋二郎
大谷吉継:新田健太
風魔小太郎:高橋光
織田信長:窪寺昭
明智光秀:谷口賢志
浅井長政:桜田航成
お市:玉置成実
足利義輝:天野浩成

戦国BASARA4 スペシャルパッケージ

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  • 出版社/メーカー: カプコン
  • メディア: Video Game

以下の記述にはネタバレを含みます。

私は豊臣軍推しです。最愛は半兵衛。
関ヶ原ヽ(o・ω・o)ノラブ


これまでの感想はこちら。
【感想@舞台「戦国BASARA4」東京公演初日*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2014-11-02
【感想@舞台「戦国BASARA4」東京公演11/2昼夜*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2014-11-03
【感想@舞台「戦国BASARA4」11/9東京公演千秋楽*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2014-11-10-1

————

上記の東京千秋楽公演の記事にも書きました通り、
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2014-11-10-1
私の生での観劇は東京で終えるつもりで、
地方への遠征は全く考えていませんでした。
しかし、友達の友達が行けなくなったそうで、
声を掛けてもらったのがきっかけで、
こうして名古屋に行ってくることになりました。
しかも最前列!!
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実を言うと、私はこのお誘いを一度は断ったのですが、
東京千秋楽公演を涙、涙で観ていたら、
「こんなチャンスを自ら逃したら絶対に後悔する」と思い、
終演直後、慌ててその友達を捕まえて、
「やっぱり名古屋に行きたいです!」と伝えたのでしたww

席は、センターブロック上手側の最前列。
ステージとの距離が非常に近く、
また、ステージそのものも高さが低めでしたので、
他公演の会場よりも臨場感を強く味わえました。
また、キャストさんが客席下りする階段が
すぐ近くだったことから、
その勢いも(空気の流れとか匂いも)
肌で感じることができました。

公演中、徳川家康役の広瀬友祐さんの汗が顔に飛んできて、
めちゃくちゃびっくりしました。
それぐらい近かったんです。
「え? 何この冷たいの?」と驚いた反射で
つい手で拭ってしまいましたが、
今思えば、舐めておけば良かったです…… orz



今回は、私が特に大好きで、
また、舞バサにハマったきっかけでもあった
関ヶ原コンビの両キャストさんがご卒業ということで、
中村誠治郎さん(石田三成役)と広瀬さんを
ひたすら観ていました。
東京公演の時は……特にその千秋楽の時は、
「これで終わり。二人の殺陣はもう見納め」という想いが
あまりにも強すぎて、感極まってしまい、
終盤はずっと涙がこぼれてしまいました。
でもこの名古屋公演では、
最初のOP殺陣でこそ、うっと泣きそうになったものの、
間近で観られたキャストさんの演技や殺陣に圧倒されてしまい、
泣くどころではありませんでした。
心の中で「凄いなー」と感嘆してばかりいました。

中村さんの動きは相変わらずきれっきれで、美しかったです。
いつも同じ感想ですみませんが、
本当、お見事としか言い様がないです。
広瀬さんの動きには常に躍動感があり、
いきいきとしていました。
BSR家康のテーマでもあると思うのですが、
“生命の強さ”みたいなものを強く感じます。
私は、広瀬さんが飛びながら回る動きがとても好きなので、
今回の殺陣ではそれがたくさん見られて幸せでした。

お気に入りの左近ちゃん(加藤慶祐さん)がかっこかわいいのも、
相変わらずでした。
喉を痛めてしまったのか、声が少し枯れていたのは残念でしたが、
トークショーで「体は大丈夫」と言っていた通り、
元気そうな動きで安心しました。
加藤さん曰く、左近の声(音域)は高いそうで、
そのせいで出すのが辛いんだろうなと感じました。
東京公演の初日のOP殺陣を見て
「た……体操みたい」と思ったのが、まるで嘘のよう。
今回も単発の回し蹴りがきれいに決まっていて、見愡れました。
大好きです。



でも、この公演において、私の中で一番株を上げたのは、
伊達政宗役の山口大地さんです。

以前の感想記事でも触れました通り、
私は彼の声があまり好きではなく、
しかも、音がこもっているので
台詞が聞き取りにくいことから、
殺陣や演技に対して高い評価を付けた反面、
「私の中にある筆頭とは違うな」と思っていたのですが……。
何度も聞いてその声に馴れてきたこともあるのか、
今回は特に気になりませんでした。
また、間近で観られた彼の殺陣は本当に凄かったです!!!
途中で、ふと、先々代の久保田筆頭を思い出しました。

なんというか、気迫が凄いですよね。山口さん。
“伊達政宗としてここ(舞台)に立つんだ”という意気込みが
終始、ひしひしと伝わってきましたし、
実際、なにげないちょっとした仕種や表情も筆頭そのものでした。
おそらく、以前(東京公演)からそうだったのでしょうが、
私、上記の通り、彼に対して苦手意識を持っていましたので、
「殺陣が凄いなー」とは思っていたものの、
あまり注目していなかったんですよ……。

この公演では、最初のOP殺陣で
「あれ……ちょっと待って。山口さん、本当に凄いよ!」と思ってから、
集中して山口さんを観るようになり、
また、このBSR4の舞台での彼は
私が座っていた上手に立つ場面が割と多かったこともあって、
特に興味があるキャラ(関ヶ原コンビや左近ちゃん)が出ない時は、
ひたすら彼に注目していました。
本当、何度も書きますが、
山口さんについては声だけが苦手でしたので、
私の中でそれが問題でなくなった途端、
平気になったばかりか、絶賛したくなりました。

あと、立ち位置+顔を向ける方向の関係で、
目線を非常に多く頂くことができて
「わーまた目が合っちゃったよ!」ということが何度もあったので、
(こっちを向いているというレベルでなく、ばしっと目が合った)
更に彼を見ちゃう……という感じになりました。
いや、でも、贔屓目なく、山口さんは凄かったです。
苦手だと思っていた反動で、
彼を良いと思えるようになったことが、とっても嬉しいです。

……ですので、
第二幕の後半で、関ヶ原コンビが蒼紅と戦うシーンでは、
「私は一体どこを見ればいいんだ」状態になり、
嬉しい悲鳴を心の中であげてしまいました。
とりあえず、優先すべきはもう観られなくなる卒業組ですので、
目の前にきた中村さんや広瀬さんをメインに見ていたのですが、
つい山口さんのこともちらちら見てしまったのは
言うまでもないです。



本編は特に変わってはいませんでしたが
足利義輝役の天野浩成さんが、
第二幕の終盤で関ヶ原コンビと対峙した時に
武器をくるくると回す動きが加わっていたのには
気付きました!
これ、東京公演では無かったと思います。
もっと欲を言えば、
戦闘中に帝がよくやる手をパンパンと打ち鳴らす挑発も
殺陣に加えてほしかったです。
これ、ゲームを遊んでいると結構ムカつくので、
もし取り入れてくれれば、より帝らしくなるのになと
思えてならなかったです。



第二幕の宴会芸は、
東京公演からちょこちょこ変わっていました。

まず豊臣軍。
豊臣の舞×二回は変わらず。
「右腕!」「左腕!」のやり取りは、
ご当地ネタとして「金のしゃちほこ!」が加わっていました。
三成と家康が向かい合って上体を前傾させて、
両腕を後ろにまっすぐ伸ばすポーズを取ったのですが、
ついやってしまった事にショックを受けた三成が、
家康が止めた後も、
一人でずっとそのポーズを取ったまま体を強張らせていたのが
とても可愛かったです。
ぎょぶチャレは、なんと、逆立ち歩行!!
舞台上手袖から登場して、中央まで移動していました。

次の伊達軍は、刀の検分ネタがなくなり、
以前の宴会芸の“俺から始まる片倉小十郎ゲーム”の
“タケノコにょっきっき”ネタが復活。
替え歌も替わっていましたが……
すみません、私、やっぱり何が面白いのか全然分からず、
伊達軍については今回もあまり楽しめませんでした。

真田軍は特に変更が無かったのですが、
猿飛佐助(村田洋二郎さん)が読む卒業生代表の答辞において、
東京・福岡・大阪、そしてこの名古屋公演までの偶然が
延々と語られました。
舞バサ初演のGロッソの時に、
すぐ近くの東京ドームで東方神起のコンサートがあった件は
共通の説明でしたが、
今回の東京千秋楽公演でのKis-My-Ft2(東京ドーム)、
福岡公演ではヤフードームでのSMAP、
大阪公演とこの名古屋公演では嵐……と、
ジャニーズ系の大型コンサートと丸かぶりだったそうです。
実際、この日の終演後は
嵐のコンサートから帰るお客さんと駅でバッティングしてしまい、
地下鉄の駅は相当な混みようで大変なことになっていました。
また、この一連の公演は、
矢沢栄吉さんのツアーと一緒だったそうです。



東京千秋楽公演では「もう終わっちゃう」現実に圧倒されてしまい、
終わった後は悲しくてたまらなかったのですが、
この名古屋公演では、自分でもびっくりするくらい、
すっきりと晴れやかな気分になれました。
本当に思い残すことなく、明るい気持ちで
終盤の殺陣も観られました。
大したことではないのですが、
名古屋に遠征したことで、
自分なりに「よくやった」と思えるようにもなっており、
深い充実感で胸がいっぱいでした。



でも終演直後の挨拶で、
中村さんがちょっと泣きそうになっていたり、
(この時の挨拶の担当が柴田勝家役の藤田玲さんで、
彼が笑いを取っていたことから、
涙はすぐに引っ込んだみたいですが)
その後に行なわれたトークショーの最後の挨拶で
ちょっとしんみりとしたり……と、
現実のせつなさにも相変わらず襲われています。



そのトークショー。
今回は五人のキャストさんが登場しました。
舞台下手(向かって左)から、
天野さん、加藤さん、中村さん、広瀬さん、藤田さんという並び。
最初の挨拶は藤田さんからだったのですが、
彼がいきなりとちってしまったことから、
「広瀬友祐役の徳川家康です」
→「石田誠治郎役の中村三成です」ときて、
次の加藤さんが「そりゃないっすよ、先輩〜」と困り顔。
結局「加藤左近役の加藤慶祐です……あれ、これ変ですよね」と
素でボケてしまい、
さぁ最後はどうなるかしらと思ったら、
天野さんが「足利義輝役の天野です」と普通に締めました。

でもこの直後の着席で、
いきなり藤田さんが椅子に座り損ねるというアクシデントがあり、
また、私は間近でそれを目撃したので、
客席や他のキャストさんたちは笑って湧いていましたが、
私は「だ、大丈夫?」と心配してしまいました。

トークのお題は、
広瀬さんがお腹から出したメモ用紙によると
「小林プロデューサーが新メンバーに言いたいこと」
だったのですが、
実際には彼らに対する質問でした。
「演じているキャラクターと自分が似ているところは」
との質問では、
藤田さん
「暗いところ? フィギュアとか好きなので、オタク入ったり……」
中村さん
「家で明るい奴っていなくない? 『ただいま、フォー!』とかさ」
という流れがあって会場大爆笑。
しかも、次に答えた天野さんが
「自分は(帝と)逆なので。家に帰ったら『ただいま、フォー!』ですし」と
落ち着いた声でさらりと言ってくれたので、
またまた会場は爆笑。

加藤さんは「喋ること」を挙げていました。
それに対して他のキャストさんがうんうんと頷きながら
「人懐っこいよねー」と同意を見せました。
藤田さんによると、お稽古前の初顔合わせの時に、
加藤さんがいきなり「タメ(同い年)だよね、ウィー!」と
やってきたので、
「この人、いきなり(心の)垣根を超えてきた!」と
非常にびっくりしたそう。
加藤さん曰く、中村さんのライブを観に行った際に
藤田さんも出演者として出られていたそうで、
そこで顔を知っていたからそういう態度を取ったとのこと。
その直後、中村さんがぼそっと
「お前、観たことある奴は全部知り合いかよ」みたいな
ツッコミを入れていたのも
面白かったです。

また、加藤さんは、出番の度に靴が弛んでしまうそうで、
自分で直すのが大変なことから、
衣裳さんに頼んでいるそうですが、
それが「甘えたがり」だと言われているらしいです。
加藤さんが「俺、そんなに甘えてますかね」と
ちょっと不思議がる感じで言ったところ、
彼と以前から顔見知りで仲も良いらしい中村さんが
「俺からしたら、お前、充分かわいいよ」と
鼻息荒く熱弁していたのが、印象的でした。

そうそう、「日本一、天下一を誇れることは」という質問で、
天野さんが非常に苦しそうな感じで「剣道」と挙げていました。
なんでも、以前、二年ほど剣道をたしなんでいたそうで、
最近になってまたお稽古をして、有段者になったとのこと。
でも新田健太さん(大谷吉継役)も
剣道の大会で上位に入るほどの腕前で、
天野さんが彼と戦っていたところ、
中村さんともお遊びで戦うことになり、
結果、彼に小手を決められてしまったそうです。
それと、今回は出演されていませんが、
武田信玄役の中村憲刀さんも、
大会で優勝したことのある腕前だそうです。
皆で感心した後、ふいに話を向けられた中村さんが
「俺は野球部だもん」と
ちょっとふて腐れた感じで言い返していましたww
かわいかったです。

このような感じで、トークショーは、
キャストさんの人柄がよく見える
和気あいあいとした雰囲気で行なわれたのですが、
最後のご挨拶での広瀬さんと中村さんの言葉で、
しんみりとしてしまいました。

広瀬さんは、この名古屋でようやく
卒業の実感が湧いてきたそうです。
中村さんも同様だったそうで、
この日、名古屋への移動で新幹線に乗っている時に
行きたいんだけど行きたくないという気持ちになったり、
武器や衣裳を身につける際に
「あと三回」と思ったりしたそうです。
そうそう、中村さんは、
この日の公演で150回の出演だったそうです。
7日の大千秋楽をもって計153回で終わることから、
「中途半端だよね」というツッコミを藤田さんが入れた後、
彼が「どうせならキリがいいところまで続けちゃえば」
みたいなことを言いだしたので、
思わず私も頷いてしまいました。
中村さんは苦笑しながら
「俺が大御所だったらキリよくしてもらえるんだろうけど」と
返していましたけれど、
関ヶ原コンビの卒業を嫌でも実感してしまう今は、
本当に、藤田さんの冗談が胸に熱く沁みます。

続けて中村さんは、
「大千秋楽では泣かないように」という発言に対する
客席からの笑いを受けて
「絶対に泣かんと!」と博多弁で強く反論していましたが、
絶対に泣きますよね、彼。
当日は私も大泣きするんだろうなと思っています……。



上記でも書きましたが、
終演後は「私、やりきった! もう未練は無い!」との
充実感でいっぱいになり、
とても幸せな気持ちで帰京できたのですが、
こうして公演の感想記事をまとめてみたら、
明日(12/7)が本当にラストステージだという辛さに
改めて襲われています。

東京公演が“終わりの始まり”だったなら、
明日の名古屋大千秋楽公演は“終わりの終わり”です。
卒業組の四人に心からの感謝を唱えながら、
彼らの素晴らしい勇姿を目に焼きつけるつもりで観劇してきます。



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2014-12-07 00:00  nice!(0) 
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