プレイ感想:ゲーム「無双OROCHI2 Ultimate」*ネタバレあり [無双OROCHI]
PS3ゲーム“無双OROCHI2 Ultimate(アルティメット)”の
トロコンを果たしましたので、
全体的な感想(総括)を記します。
以下の記述にはネタバレを含みます。
「無双OROCHI2 Ultimate」の感想&プレイ日記のURLは
こちらのインデックスページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/OROCHI2U
————
私はPS3版の無双OROCHI2を既に遊んでいましたので、
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-01-05)
このアルティメット版は
セーブデータの引き継ぎをしてからプレイしました。
まず、アクションゲームとしての戦闘システムは、
相変わらず非常に秀でているなと思いました。
普段、他のアクションゲームをまず遊ばない私でも、
すんなり慣れることができましたし、
スイッチコンボや真・合体技といったOROCHI独自のシステムは、
真・三國無双や戦国無双以上に楽しかったです。
アルティメット版の追加要素として
トリプルラッシュという特別な攻撃方法が加わりましたが、
トロフィー獲得に挑戦しない限り、
別にそれを行なわなくても良いという自由度も有難かったです。
(ただ、特別なトリプルラッシュはとても格好良いので、
見ていないユーザーは損をすると思います。
余裕がありましたら、是非、挑戦して頂きたいです)
次はストーリーモードについて。
今回は、OROCHI2の後日譚+前日譚が
追加シナリオとして新規に登場しました。
OROCHI2がきれいに終わっていましたので、
「もしや蛇足になるのでは?」という不安も
事前に無かったわけではないのですが、
私はとても楽しく遊べました。
特に、過去(七章)で判明する遠呂智誕生秘話が
面白かったです。
ただ、コラボを含む新規キャラクターが優遇された反面、
既存のキャラクターの扱いが寂しく、
一度も推奨として挙げられないキャラクターがいるのは
いかがなものかと思いました。
OPのムービーで何故か大喬が目立っていましたので、
もしや彼女の活躍があるのかしらと思っていたら、
全くそうでなかったので、拍子抜けしました。
そんなことを言ったら、OROCHI2の感想でも書きました通り、
パッケージを飾っている真田幸村も趙雲も
目立った活躍をしていないので、
それと同じなのですが……。
(三國・戦国の顔だから二人がパッケージにいるということは
私もよく分かっているのですが、
だったらせめて、
二人が活躍するシナリオを一つぐらい入れても良いのではないかと
思えてならないんです)
次は、アンリミテッドモードについて。
アルティメット版の目玉とされていただけあって、
大変面白かったです。
私の場合、最初のプレイでの印象が悪かったのを
後々までずっと引きずってしまい、
(出口を見つけられず、怖い思いをした)
これを「楽しい!」と実感するまでに時間が掛かりましたが、
そうだと感じられるようになってからは、
本当に楽しかったです。
敵を無理に倒さなくてもいい、
誰か一人倒されても、全滅していなければ大丈夫という自由度も、
遊んでいて大変有難かったですし、
面白さに繋がっていたと思います。
“異界の強者”を倒すと武器を得られることから、
アンリミに慣れてからは、積極的に瘴気レベルを上げて、
強い武器を求めるようになりました。
トロコンの為に、
特定の兵科の敵が出るまで延々とプレイすることも珍しくなく、
テレビ画面を二分割にして、
好きなテレビ番組を視聴しながら瘴気レベル100で遊び、
その兵科の敵や異界の強者の登場をひたすら待つことも
頻繁にありました。
当初、こわごわと遊び、
瘴気レベル40程度でひーひー言っていたのが
嘘みたいですww
ただ、異界の強者から得られる武器が強いせいで、
外見が第四武器と全く同じ
第五武器の錬金武器(“真・〜”の武器)の存在価値が
全く無くなってしまったのが、
とても残念でした。
武器が弱いという点では、仙界武器も同じなのですが、
こちらは外見が全然違うので、まだ救いがありました。
仙女からの依頼も、なかなかシビアなものでした。
まず、兵科によって出現する/しないの差が激しい!!
今は公式からのキャンペーンのお陰で
少し楽になっていますが、
それでも全く苦労しないわけではないです。
また、現在の撃破数が分からないので、
五百という依頼数が途方も無く遠く感じます。
これがせめて百だったら、
あるいは、現在の撃破数が分かる仕様だったら、
気分的に楽だったのになと思います。
アンリミの音楽は凄く良かったと思います。
ゲームの仕様上、嫌でも長時間聞く羽目になる音楽ですが、
私は全く飽きなかったです。
ゲームを遊んでいない時も、
つい無意識でメロディを口ずさむほど気に入っていました。
次は、デュエルモードについて。
私はカードゲームというものを全く遊びません。
なので、他のカードゲームと比較して評価することは
できないのですが、
カードゲームをやらない人間が遊ぶものとしては
楽しかったです。
ただ、このモードに非常に適したキャラクターがいる為、
(例:簡単に無敵状態を作れる九尾の狐)
それを念頭に置いてデッキを作ることが
インターネット上では主流となったように思えます。
私がデュエルモードに挑戦した頃は、
プレイヤーのほとんどが似たり寄ったりな面子で
キャラクターを選んだり、カードを組んだりしており
面白味に欠けている気がしました。
逆に言えば、
九尾の狐や真・遠呂智といった強キャラを敢えて使わないで
彼らのパーティーを倒すことが
醍醐味になるのかもしれませんが、
ひねくれた考えがあるのは否めない気がします。
もうちょっと、
キャラクターやカードの選択に幅が出るような作りだったら、
良かったです。
次は、無双の戦場について。
初期のバグが酷かったです。
発売前に開かれた体験会&トークショーの時に
野田ディレクターが、
開発の時間がとにかく足りなかったと仰っていましたが、
(http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-09-14)
ストーリーモードやアンリミテッドモードと比べて
優先度が絶対に低いであろうここに、
その皺寄せがあったんだろうなと邪推してしまうぐらい、
酷いバグでした。
あまりに酷かったので、
写真つきで公式サポートさんに報告しました。
今はもう直っているようですが、
フリーズを伴うバグの恐怖が未だに心に強く残っており、
もうこれには手を付けないつもりです。
シナリオをDLして下さった方々、
実際に遊んで下さった方々、ありがとうございます!
OROCHI2の無双の戦場では、
ユーザーが改変できる部分がとても少なく、
やりがいのないモードになっていましたが、
このアルティメット版での真・無双の戦場は、
自由度がかなり上がりましたので、
オリジナルシナリオを作りやすくなっています。
しかし、独自の台詞や戦況メッセージを入力する場合、
文字を一つ一つ加えていかなければならないので大変です。
特に、漢字の入力が非常に面倒臭いです!!!
せめて、無双武将の名前だけでも、
別枠で用意してほしかったです。
(三國勢の名前の入力が特に大変でした)
最後に、全体的なことを書いて締めます。
ストーリーモードの追加シナリオだけでも
そこそこのボリュームでしたが、
アンリミテッドモードにデュエルモードと、
ハマればいくらでも遊べる要素が追加されましたので、
以前の無双OROCHI2を買っていないのなら、
無双OROCHI2 Ultimateは値段以上に大変お買い得だと思います。
三國や戦国のシリーズを未体験ですと、
キャラクターや元ネタが分からない時もあるでしょうが、
それらに興味を持つ入口としては優れていると思います。
(実際、私は、戦国→おろち→三國の順でした。
もしOROCHIシリーズを遊ばなかったなら、
多分、三國に興味を持つのはまだ先だったはずです)
ただ、このアルティメット版は、文字通り完全版です。
既に無双OROCHI2を買っていたユーザーは
どうしても不満を持ってしまうと思います。
これは、アルティメット版がどんなに面白くても、
ユーザーの中では決して消えない感情です。
こういうことがメーカーに対する不信感になり、
最終的には「どうせ完全版が出るだろうから待つ」という
一時的な不買に繋がる可能性もあると思いますので、
公式さんにはご一考頂きたいです。
上記でリンクを貼りました体験会にて、
鈴木Pと野田Dが
「アンリミテッドモードだけでゲーム一本分」と仰っていた通り、
新要素のアンリミは本当に楽しかったです。
買おうかどうか迷っている方には、私が背中を押します。
お勧めできる良作です!
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2013-11-11 20:21
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