日帰り旅行レポート&感想:日光2013 [日常生活]
去年に引き続き、
紅葉シーズンの日光を日帰りで旅行してきました。
またしても雨! 大雨!!
私鉄・東武日光線の快速電車で往復してきましたので、
今回も非常にリーズナブルな旅になりました。
以下、約半日の小旅行のレポート&感想を記します。
去年の日帰り旅行:日光のレポート&感想はこちらです。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-10-28
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私と連れのゆうささんが日光に行ってきたのは、
2013年10月25日です。
まだ覚えている方もいらっしゃるでしょうか……。
週末(26〜27日)に
二つの台風が日本に直撃するかもしれないと言われていた
直前の日です。
幸いなことに、台風の直撃は免れたものの、
その影響で天気が大きく崩れてしまい、
この日の日光は、朝から晩まで一日中雨でした。
傘を差さずに済む時もあった去年より、状況は悪かったです。
上記の通り、東武日光線の快速電車に乗り、
午前八時半過ぎに東武日光駅に到着しました。
駅前の標高は543メートル!!
ちなみに、日光東照宮の手前は、
東京スカイツリーの高さと同じで634メートルです。
今回も東武バスに乗って山の上に移動しました。
JR日光駅・東武日光駅から中禅寺温泉までのフリーパスを
2000円で買いました。
(他の場所までのフリーパスもあります)
前回は駅併設の観光案内所で買いましたが、
今回はまだ開いてなかった為、
すぐ隣にある駅の窓口
(特急券などが売られている所)で買いました。
大雨なのに、紅葉シーズンに突入しているからか、
バス乗り場には大勢の乗客が並んでいて、実際、満席でした。
座れない場合は、通常のバス同様、お客さんは立って乗ります。
中禅寺温泉までは山道を通る為、カーブが多いので、
できれば座って乗りたいところですが、
観光シーズンですと難しいかもしれません。
今回の日帰り日光旅行は、
前回(去年)のリベンジも兼ねています。
今回の主な目的はこちら。
・明智平のレストハウスに立ち寄り、ロープウェーに乗る
・中禅寺湖で遊覧船に乗る
・神橋に寄る
まず、バスでいろは坂をぐんぐん上っていき、
明智平(あけちだいら)の停留所で途中下車をしました。
いろは坂は、上りと下りが一方通行で、
それぞれ道が異なります。
明智平は、上りの時のみに寄れる場所です。
ここは、漫画“頭文字D”の聖地の一つです。
私も車で何度か来たことがあるのですが
今回は濃霧のせいで何も見えませんでした oz
ここまで見えなかったのは初めてで、
思わず笑っちゃうぐらい、ガスってます。
ロープウェーも営業していないみたいでした。
紅葉の具合は、去年と比べると、
ほんのちょっと遅かったみたいです。
晴れていると、こんな感じで見えます。
http://sakura99.fc2web.com/tour_d04/06iroha_c.html
(管理人の「頭文字D」ゆかりの地巡りの一ページです)
仕方が無いので、次のバスが来る時間まで
明智平パノラマレストハウス内で時間を潰しました。
店内にあった明智平の説明文にびっくり……!!
明智平の「明智」は、明智光秀の「明智」なんですね。
【日光観光協会オフィシャルサイト(中禅寺・男体山 明智平)】
http://www.nikko-jp.org/perfect/chuzenji/akechidaira.html
第2いろは坂をほぼ上りきった、眺望に優れたポイントが明智平だ。名づけたのは天海大僧正-てんかいだいそうじょう-といわれている。天海大僧正とは、織田信長に謀反を起こし山崎の合戦で敗れた、あの明智光秀-あけちみつひで-という説がある。合戦後なんとか比叡山-ひえいざん-に逃れ、その後も生きのびて家康公の黒幕になったとされるのだ。日光に赴いたあと、自分のもとの名を残したいと、日光でいちばん眺めのよいこの地を「明智平」と命名したと伝えられている。
戦国武将好きとしては見のがせませんでした。
明智平レストハウス前では、
“海老の湯葉巻”なるものを食べました。
同行のゆうささんは、鳥串(焼き鳥)を注文。
かんぱーい!
その後、再びバスに乗って中禅寺温泉に移動しました。
雨は凄いし、空は暗い!
「どんより」という表現がぴったりです。
標高は1277メートル!!
さすが山の上!!
濃霧のせいで、去年以上に対岸が見えません。
でも、湖水は相変わらずきれいでした。
とりあえず遊覧船乗り場に行ってみようと思い、
中禅寺湖沿いをぷらぷらと歩きました……が、
丁度、船が出たばかりで、
これから約一時間も待たなければならないと判明。
でも、船に乗れたところで何も見えないことは明らかなので、
かなり心が挫けていました。
中禅寺湖前にある交番。
景観を損ねない外見で、
まるで古民家のような作りがかわいかったです。
散策で時間を潰そうにも、雨が酷いので、
途方に暮れそうになりました。
でも、日帰り温泉ののぼりを立てている小さな旅館を
すぐ近くに発見!
試しにそこに行き、お風呂の営業時間を尋ねてみたところ、
もう入れるということなので、即決。
お風呂は小さく、古かったのですが、
他のお客さんがほとんどいなかったので、
一時間強もの間、温泉をたっぷりと満喫できました!!
(途中で若い女性二人組が入ってきただけで、
それまでは貸しきり状態でした)
旅館から出たら正午過ぎでした。
海老巻や焼き鳥を食べたとはいえ、お腹が空きましたので、
そろそろお昼にしようと思い、
再び中禅寺湖沿いを歩きました。
途中、すごく可愛い外装のレストランを見つけたのですが、
残念ながら満席の看板が出ていました。
でも、明智平からバスに乗った際に、
私たちが「お昼ご飯をどうしようか」と話していたら、
すぐ近くの席に座っていたおばさまから
「じゃあ、うちに来て!」と声を掛けられていたんです。
これといったお店も見つからず、せっかくなので、
そこに行くことにしました。
お蕎麦屋さんの“新月”さんです。
そうしたら、そのおばさまは従業員さんのお一人だったと判明。
「本当に来てくれたー!!!!」と、
熱烈な歓迎を受けました。
連れのゆうささんは鴨南蛮そばを、私は天そばを頼みました。
「せっかく来てくれたから……」と、
お店のおかみさんのご厚意で、
小鉢二つを特別にサービスして頂きました。
ありがとうございます。
そのおばさまのお話によると、
10/12〜14の連休は、
まだ紅葉前だというのにいろは坂が凄く混んでしまい、
ふもとからここまでの車の渋滞が激しく、
片道で四時間半も掛かったそうです。
(通常は三十分強ぐらい/この日は大雨でしたのでスムーズでした)
観光客が大変な思いをするのは仕方ないですが、
この方たちにとっていろは坂は、生活道路なので、
本当に大変ですよね。
(ふもとから中禅寺湖に行くには、
いろは坂を上るしかないので、渋滞を回避する手立てが無い)
その後、再び遊覧船に乗ろうとしたのですが、
私の気が乗らず、やはり止めました。
ただ、この時は雨足が少し弱くなったので、湖畔沿いを散策。
すると、すぐ近くに絶景ポイントを発見しました。
高台から中禅寺湖を臨む。
紅葉の赤さが目に痛いほど鮮やかでした。
場所は“湖畔展望テラス”でした。
近くに駐車場があるみたいです。
ここは無料で歩けますので、お勧めです!!
それからバスの停留所がある方に戻り、
その先にある華厳ノ滝を目指して移動しました。
「ただいま濃霧中」という言葉に苦笑いしました。
この時の心境は「言われなくても分かってるよー」でした。
でも、大雨+酷い濃霧なのに、
華厳ノ滝に着いた途端、観光客で混み混みになりました!
「あなたたち、今までどこにいたの?」と問いたくなるほど
凄く混雑していました。
皆、ここだけ観光して、中禅寺湖には行かないんですね。
(尤も、雨で対岸が見えない湖を見ても面白くないので、
行かない気持ちもよく分かります)
大雨だけあって、華厳ノ滝の水量は多く、迫力満点でした。
今回は有料のエレベーターには乗らず、
無料ゾーンのみの見学でしたが、それでも凄かったです。
ドドドド……という滝の音が大きい!
でも、聞いていて心地良かったです。
音が大きいのに、何故か心が落ち着きます。
せっかくなので、記念写真も撮りました。
この日の日光は最高気温が20度ということでしたが、
午後から風も出てきて、体感としてはもう少し低かったです。
(上記の温度も、駅周辺といった山のふもとでの計測だと思います)
下着(ヒートテック)+綿ブラウス+コール天のジャンスカ
+ファーブルゾン+八分丈レギンス+毛糸の靴下
+ファーティペット……という組み合わせ。
完全に冬の格好です。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-11-13-6
ストーブ付きのバス乗り場で暖をしっかりと取った後、
(ゆうささんが濡れた服を乾かしていましたww)
今度はいろは坂を下りました。
頭文字Dで言うダウンヒルです!!
山のふもと付近の橋は作中で出てくる名所ですので、
車窓から見える風景に対し、イニDファンの私は大興奮!
とても懐かしかったです。
単行本の日光編を読み返したくなりました。
バスに乗り続ければ、
その先にある東武日光駅やJR日光駅に着きます。
でも今回は、“神橋(しんきょう)”で途中下車。
目当ては勿論、二荒山神橋です。
(http://www.shinkyo.net/)
前回はバスの車窓越しにちらりと見ただけだったので、
私がどうしても行きたくてたまらず、
ゆうささんにお願いをして付き合ってもらいました。
バス停で降り、すぐ近くの神橋に向かおうとしましたが、
バス停前の交差点沿いにあの金谷ホテルがあると判明。
【金谷ホテル(かなやほてる)】
http://www.kanayahotel.co.jp/
日光で一番格式の高いホテルです。
ここのパンやクッキーはとても美味しいので、
少々お高いですが、超お勧めです!!
私の中での金谷ホテルは
山の上にあるイメージがあったのですが、
ふもとにもあるんですね……。
上記公式サイトを見てみたところ、
金谷ホテルは二件あって、山の上にもあると分かりました。
一度は泊まってみたい、憧れのホテルです!
交差点沿いにある金谷ホテルのベーカリー。
ここの建物も歴史があるらしく、
文化財だとの看板がありました。
そのすぐ傍に、誰かの銅像を発見。
誰だろうと思い、前に回ってみると、
板垣退助のものだと分かりました。
「何故、ここに板垣退助が?」と思ったら、
戊辰戦争の時に東照宮に立て籠った旧幕府軍の兵を
彼が説得して退避させ、
戦火から守ったとの説明がありました。
【ウィキペディア:板垣退助】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BF%E5%9E%A3%E9%80%80%E5%8A%A9
他に、ネットで調べても分からなかったのですが、
山県有朋の名が記された碑もありました。
確か、山県有朋の記念館が矢板市にあるんですよね。
(彼が晩年を過ごした地らしいです)
また、この交差点には天海僧正の銅像もありました。
今もお山(東照宮)を見守っているように建っています。
さて、神橋。
国の重要文化財で、日本三大奇橋の一つです。
【ウィキペディア:神橋(日光二荒山神社)】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%85%89%E4%BA%8C%E8%8D%92%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE#.E7.A5.9E.E6.A9.8B
東照宮ができた後は、
将軍様と修験者の一部しか通れなかったそうですが、
現在は二百円で通行できます。
上から順に、「鳥居」「橋の説明」「なで石」。
“なで石”は、文字通り、
願いごとを思いながらこの石を撫でると良いそうで、
私もしっかり撫でてきました。
(*`ω´)つ
鳥居をくぐって階段を下りると、朱塗りの橋に出ます!
これが神橋です。
この日は、橋の下を流れる大谷川(だいやがわ)の水量も、勢いも、
本当に凄かったです。
神橋の上から鳥居を臨む。
こちらは、すぐ隣の橋から撮影しました。
(無料の普通の橋です)
風情たっぷりで凄く良い景色です!
濃霧も良いアクセントになったと思います。
そして、神橋から東武日光駅まで
様々なお土産屋さん、ご飯屋さんを見ながら、
二十分弱の道をてくてく歩きました。
(下りの一本道なので迷わないです)
東武日光駅に到着したのは午後四時半前。
帰りも、東武日光の快速電車を使用しました。
次こそは遊覧船に乗るぞ!と、ゆうささんと誓いました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
紅葉シーズンのいろは坂は、休日+晴天ですと、
洒落にならないほど極端に混みますので、
覚悟して行かれて下さい。
2013-11-02 00:54
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