さくらもちモチ

感想＆プレイ日記「戦国無双2 with 猛将伝 HD」その4（明智光秀の章）*ネタバレあり　[戦国無双2with猛将伝HD：プレイ日記] [編集]

「戦国無双2 with 猛将伝 HD Version」の感想＆プレイ日記を綴っています。
今回は、無双演武の明智光秀の章についてです。
（金ヶ崎撤退戦/小谷城攻略戦/雑賀攻め/本能寺の変/山崎の戦い/外伝・光秀天下統一戦）

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回はこちら。
【その3（織田信長の章）*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-10-26-1

「戦国無双2 with 猛将伝 HD」の感想＆プレイ日記のURLは
こちらのインデックスページでまとめています。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/sengoku2


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【金ヶ崎撤退戦】
冒頭のムービーで聞けた光秀のモノローグの力強さに、
びっくりしました。
最初に織田信長を愚かだと否定した上で、
彼の強さ（先を見通していること）を実感し、
どんどん惹かれていく様が
よく描かれていたと思います。

豊臣秀吉の「死地で死ぬなんて馬鹿でもできる」という台詞が
印象的でした。
絶望的な状況で正論を吐いているのに、
どこかユーモアの響きがある秀吉からは
人としての器の大きさを感じられる反面、
生真面目のみの光秀には余裕が無いように思えて、
限界みたいなものを感じてしまいました。



【小谷城攻略戦】
戦闘後のムービーでの浅井長政の最期には
全く覚えが無かったので、
思わず「うわぁ」と呟きました。
びっくりしたー……！！！
これ、トラウマになってもおかしくないですよね……。



【雑賀攻め】
私の中では「織田と雑賀は敵」というイメージが強かったので、
むしろ、最初の“金ヶ崎”で共闘していたのが
意外だったんです。
織田信長が天下取りを進めたせいで、
雑賀衆が敵となったんですね。

戦国無双3での木津川口シナリオでも思ったのですが、
ここで豊臣秀吉みたいに逃げることができたら、
光秀の未来も大きく変わっていたと思います。
でも、決して逃げず、己の運命と正面からぶつかるからこそ、
彼なりの優しい天下が築けるのかなと思いました。



【本能寺の変】
織田信長の考えについていけず、
うじうじ悩んでいた時よりも、
彼を討つと決めて腹を括ったこの時の明智光秀の方が
ずっといきいきとしていて、好ましかったのですが、
戦闘後のムービーで全てを持っていかれました。
信長の考えを全否定しても、彼を倒すと決めても、
まるで業のように彼に惹かれてしまうんですね。

戦闘後のムービーで、
あんなふうに信長から未来を託されたら、
光秀はもう一生、彼から逃れられないなと思いました。
でも、光秀にとってこれは、
とても幸せなことのようだと感じられました。



【山崎の戦い】
織田信長を殺せないことを明智光秀が実感した直後、
彼が目の前で撃ち殺されてしまったのは、残念でしたが、
これはこれで、
光秀は気持ちが楽になったのではないかと思いました。
あのままでしたら、光秀は前にも進めないし、
後退することもできなかったでしょう。
でも、信長が亡くなったことで、
ある意味、光秀の中で彼が神格化し、
光秀は「信長様に恥じない世を作れば良い」となったので、
生きることが凄く楽になったように思えました。

一方で、ここで敵となった豊臣秀吉たちには
大義名分があるわけですが、
信長の生も死も背負ってしまった光秀の前だと、
まだまだだなぁと感じられました。



これまで（真田幸村・前田慶次・織田信長）以上に、
ムービーが重要なシナリオでした。
織田信長の人生は修羅の道ですが、
実感としては、当の彼より、
彼に従う家臣たち（明智光秀）の方がずっと大変なんだと
改めて思いました。
信長は、自分の考え通りに物事を進められるから良いですが、
家臣たちは、信長の考えに強い矛盾を感じる度に、
どこで折り合いを付けるか（どこまで我慢できるか）を
考えさせられて……。
いつも信長に試されているようなものですよね。
これは、並大抵の人間なら、
身だけでなく心が磨り減るなぁと思いました。



【外伝・光秀天下統一戦】
最後の外伝は、信長の時と同様、
徳川家康が敵となるシナリオでした。
天下への野心を剥き出しにする家康は、
戦国無双3の彼よりずっと好きです。

ですが、直江兼続や真田幸村が
家康側について敵として出てくるのは、
強い違和感を覚えました。



続きます！
【その5（上杉謙信の章）*ネタバレあり】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-10-30-3