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プレイ感想:ゲーム「戦国無双3Z」*ネタバレあり [戦国無双]

ゲーム「戦国無双3Z」のやり込みを終えましたので、
全体的な感想(総括)を記します。

戦国無双3 Z PS3 the Best

戦国無双3 Z PS3 the Best

  • 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
  • メディア: Video Game

以下の記述にはネタバレを含みます。

感想の詳細をご覧になるには、こちらの一覧ページから飛んで下さい。
【感想&プレイ日記 記事一覧「戦国無双3Z」】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/sengoku3


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戦国無双3Zの最初の感想&プレイ日記を始め、
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-06-05
拙ブログでは何度か書いてきましたが、
私はWii版の戦国無双3を先に遊んでいます。
しかしその時は、
低難易度でシナリオ(無双演武)を楽しんだだけでしたので
やり込みなどとは無縁でした。

また、私は、アクションゲームを苦手としています。
無双シリーズは、
真・三國無双7→無双OROCHI Z→無双OROCHI2
→真・三國無双6→真・三國無双6猛将伝と
何本かのソフトでトロコンを達成しましたので、
操作に大分馴れてきたと言えると思いますが、
まだまだ下手くそなレベルです。

トロフィー獲得関連のことをネットで調べてみますと、
戦国無双3Zは割と難しい方に入るようで
(難易度が高い+面倒臭い)
今回ばかりは絶対に無理だろうと思っていました。

そんな私の転機は……
やはり、真田幸村でレア武器を獲得できたことでしょう。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-08-20-1
レア武器獲得については、全員は無理だとしても
好きなキャラクター(石田三成・島左近・真田幸村)だけでも
頑張るつもりでしたので、
この時は本当に嬉しかったです。
むちゃくちゃ興奮しました。
飛び上がってキャーキャー言ったほど嬉しかったですww
また、その後も、
真田幸村→前田慶次→織田信長……と順に取得できたことで、
戦国無双3Zでは初めて、
アクションゲームとしての楽しさを味わうことができました。
「あぁ、戦国無双って面白いな!」と心から思いました。



実を言いますと、以前は、
戦国無双シリーズと真・三國無双シリーズの違いを
あまり感じていませんでした。
しかし、今年になって両方をちゃんと遊んだことにより、
戦国無双は真・三國無双よりややテクニカル系なんだと
強く感じました。
同じお使いゲー(ミッションをこなす)でも
戦国無双の方が頭を使いますね……!!
敵の雑魚のわらわら感も全然違いますので、
一騎当千の爽快感を楽しみたいなら真・三國無双、
難しいことを達成した時の充実感や達成感を味わいたいなら
戦国無双だと思いました。



戦国無双3および戦国無双3Zにおけるネットでの評判は、
失礼なながら、あまり宜しくないです。
評価を落としている最大の原因は、
“味方の武将(NPC)が敗走しやすい”ことだと思います。
私も、低難易度でしか遊んでいなかったWii版の戦国無双3では
これに泣かされました。
くのいちの最後の話が特に難しくて、
(大坂の陣/敗北条件に真田幸村と甲斐姫の敗走が含まれる)
PS3のやり込みでも散々苦労させられました。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-08-25

確かに、低難易度ですと
味方武将が敗走する確立は高くなります。
でも、ここで文句を言うのでなく、
「味方武将を敗走させない為に、自分はどう動けば良いか」を
じっくり考えるようになると、
一転して、その辛さが面白さに変わると思います。
また、こうやって考えることを楽めたかどうかで
ゲームに対する感想や評価も異なってくるはずです。

事実、私がWii版のくのいちの章で詰まっていた時は
「何これ! クリアできないじゃん! 
やっぱり悪い評判通りのソフトだなぁ」と思っていました。
でもPS3版の時は、
「きついよー」や「難しいよー」と文句を言いながらも
その対策を積極的に考えられるようになりました。
味方を敗走させない為には、
その周辺の敵を優先的に排除したり、
自分が迅速に動いたりする必要があります。
その為に、自分(操作キャラクター)のレベルを上げた他、
武器や防具を見直し、
不十分だと思ったなら別のものを新たに用意した……など、
前向きに頑張りました。
そうして各キャラクターをちゃんと鍛えると、
低難易度でも味方が敗走しにくくなるんですよね。
また、嬉しいことに、
難易度を上げても楽に遊べるようになりました。
ですので、これは、
ソフトをたっぷりと遊べる時間の余裕があり、
そういう苦労も楽しみに変えられる人なら、
割と楽に解決できる問題だと思います。

私にとっては、
低難易度では味方が敗走しやすいというマイナスポイントが、
試しに難易度を上げてみることへのきっかけとなり、
それで「あ、私でもできる。大丈夫だ」と思えたことが、
その後の高難易度でのプレイに繋がりました。
PS3版のやり込みを終えた今は、
「ネットで言われているほど悪くないと思う」との感想に
変わっています。

とはいえ、ライトプレイが主流の今、
一つのソフトに対して時間も手間も掛けられず、
そこまでちゃんと遊べない/遊びたくないというプレイヤーが
ほとんどであるのを思うと、
低難易度における味方の敗走率の高さは
事前に調整されるべきものだったとも思います。



次に、シナリオについて。
全四十人×各五話ということで、非常にボリューミーでした!
マップの使い回しがやや気になりましたが、
これぐらいは仕方が無いかなと思います。
私はせつない話がとても好きなので、
誰かの死が絡む暗い話が多かったのも、嬉しかったです。
各武将とも、結末はどうであれ、
戦国の世の無情さや悲哀がしっかりと描かれつつ、
そんな中でも確かに存在する忠義や愛、友情が
見事に開花している様を
楽しむことができました。

特に、くのいちの第五話の大坂の陣と、
福島正則の第五話の大坂の陣は、
何度遊んでも泣きそうになります。
(前者はくのいちの必死すぎる想いに感動して。
後者は正則の熱い友情に感動して)
豊臣方の大坂の陣で、左近が増援として現れるところも、
いつ遊んでもぐっときます……。

ただ、撃破効果を達成する為の条件については
幾つかの内容において、首を傾げてしまいました。
わざわざ体力ゲージを極限まで減らしたり、
コンボ数を極端に抑えたりすることに何の意味があるのかと、
制作スタッフさんに伺いたいぐらい、
わけが分かりませんでした。



エンディングのムービーで好きなのは、
なんといっても真田幸村です!!!
これは本当に、ずば抜けて秀逸です。
せつないし悲しいけれど、とても美しくて、
幸村の生き様と死に様の両方を一瞬で体感できました。
戦国無双3全体の世界観を感じられるムービーだと思います。

他、特に大好きだったのは、
子飼い大団円EDの左近と
(子飼いの内の誰かでなく、左近で大団円というところがミソ)、
阿国、服部半蔵、徳川家康、北条氏康です。
浅井長政や黒田官兵衛といった
最後に「あぁ……」と思えたのもかなり好きです。



次に、創史演武モードについて。
これは本当に苦行でした。
完全に“作業”と化したのが辛かったです。
全てのレア武器と乗り物(松風/熊)を得るには
七周も遊ばなければならず、
プレイ中は何度も気が遠くなりました。
七回もやるということもそうでしたが、
敵の出現やミッションの内容などが完全にランダムで、
リアルラックが深く絡んでくるのが大変でした。
言葉がきつくてすみませんが、
このモードだけは二度と遊びたくないです。

でも、苦労した甲斐はあって、
ここで得られたレア防具や松風(馬)のお陰で
無双演武モードでの撃破効果達成&レア武器取得を
無事に達成することができました。
特に松風は、乗った瞬間に世界が変わりましたので、
もし七周も遊べないという人は
松風だけでも入手すると良いと思います。



腕試しモードは、トロコンの為の作業でしかなかったです。
私には面白さを見い出すことができませんでした。

戦国史モードは
戦国無双Chronicleを遊んだ後である今ですと、
内容において少々物足りない気もしますが、
遊んだ時の感想&プレイ日記にも書きました通り、
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-07-18-1
これがそのChronicleに繋がったんだと思うと感無量です。
Wii版では有料コンテンツですので、
3DSをお持ちの方は、これを遊ばずに、
戦国無双Chronicle 2ndを遊ぶことを強くお勧めします。
戦国無双 Chronicle 2nd

戦国無双 Chronicle 2nd

  • 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
  • メディア: Video Game

*「戦国無双Chronicle 2nd」は
「戦国無双Chronicle」の続編でなく、完全版です。



というわけで……
無双演武モードの各武将のシナリオを
低難易度でちょっと遊ぶだけでも楽しいのですが、
じっくりとやり込むと、
その分、新たな面白味も感じることができますので、
非常に奥が深いソフトです。
どのキャラクターも魅力的に描かれており、
また、史実をベースに作られたシナリオも多く、
日本史への興味の入口にもなると思えました。
アクションゲームを苦手とする私には
手強いと思えた時が何度かありましたが、
三ヶ月強の間、とても楽しくて幸せでした。
Wii版でちょろっと触っただけで終わらせなくて
本当に良かったです。

Wiiをお持ちの方なら、戦国無双3と戦国無双3猛将伝で。
PS3をお持ちの方なら、戦国無双3Zで。
両方の本体をお持ちの方なら、
二枚のディスクの読み込みを必要としない
PS3版の戦国無双3Zをお勧めします。



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2013-09-24 11:39  nice!(0) 
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