さくらもちモチ

プレイ感想：ゲーム「真・三國無双6 猛将伝」*ネタバレあり　[真・三國無双] [編集]

ゲーム「真・三國無双6 猛将伝」のやり込みを終えましたので、
全体的な感想（総括）を改めて記します。

以下の記述にはネタバレを含みます。

トロコンの詳細やプレイ日記などは、こちらをご覧下さい。
【感想＆プレイ日記 記事一覧「真・三國無双6/猛将伝」】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/smusou6


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この時から、まだ二ヶ月弱しか経っていないと思うと、
変にしみじみとしてしまいました。
記事【「真・三國無双6 猛将伝」を買いました】
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2013-04-11-2



まず、真・三國無双6（無印）で存在しなかった他軍シナリオと、
新キャラクター三人のメインシナリオが、
レジェンドモードの中にちゃんと用意されていたことで、
6無印の補完＋新要素という意味では大変良かったです。
「さらに激闘シネマティック」というコピー通り、
三国志の物語性がドラマチックに強調されていて、
どのシナリオも面白かったです。
特に、“皇帝支援戦”の途中で見られる
蔡文姫が貂蝉によって助け舟を出されるイベントが、
とても印象的でした。
また、“東興防衛戦”の丁奉がせつなくて良かったなぁ……。
戦闘終了後に見られるイベントムービーで、
丁奉が花見の幻を見ますが、
あそこに出てくる人々（陸遜や呂蒙たち）は、もう、
あの時点で全員、鬼籍に入っているんですよね？？
雪が溶けて春が来たら、また花見を開くことができるけれど、
それを一緒に楽しみたい人々はもういないというのが
せつなくてせつなくて、
このイベントを見る度に「丁奉……」と呟きたくなりました。

それと、いきいきとした郭嘉ちゃんを見られたのも
嬉しかったです。
あっさりと亡くなっちゃったのは残念ですが、
これは三國7のIFで叶いましたので、まぁいいかと。



ただ、新キャラはともかく、
他軍のシナリオは、やはり6無印に入れて頂きたかったです。
不完全だったところを、
後日、追加・拡張ディスクを別に販売することで補おうとする姿勢は、
ファンとしては大変有難いですけれど、
そもそも不完全な状態で製品を出してほしくないです。

また、プレイヤーの大半が、
このソフトの前に既に6無印を遊んでいると思うのですが、
レジェンドモードのシナリオを全てクリアすると、
人によってはする事がなくなってしまうという内容の薄さも
問題だと思います。
私は、武器コンプ、将軍位コンプ、親愛台詞コンプ……と、
フルにやり込みましたので、
充分に楽しめましたが、
それらに挑戦しない人は、「え？　もう終わり？」と、
その呆気無さに驚いたのではないでしょうか。
私の総プレイ時間は約91時間だったのですが、
もしシナリオクリアだけでしたら
20時間も掛かったかな？という印象があります。

今は、廉価版（PS3 the Best）が販売され、
中古市場もかなり値を落としていますので、
この内容でも「損をした」とは思わないでしょうが、
通常版の正規の値段ですと
「価格が高い」と感じるのは否めません。



それと、トロフィー達成の為の一部の条件が厳しいです。
たとえば、シナリオを1000回もクリアしなければならないのに、
今が何回目であるかが全く分からないという仕様は
ユーザーに対して優しくないと思います。
この問題については、
もし分かっていて敢えてそうしなかったのだとしたら、
ゲームを難しくする方向をスタッフさんが間違えたとしか思えません。
逆に、分からなかった（気付かなかった）のだとしたら、
発売前のテストプレイで何をやっていたんですかと伺いたいです。
もしかしたら、スタッフさんの中には
変なこだわりがあったのかもしれませんが、
遊ぶユーザーがストレスを感じてしまうような要素は
なるべく排除して頂きたかったです。
不親切で終わらず、意地悪をされている気分になります。



6無印を遊んだプレイヤーが、トロコンを目指さずに、
追加シナリオをただ楽しみたい……と望むのであれば、
今の価格なら充分に元を取れると思います。
各シナリオは面白いので、
「楽しんで進めている内に全部クリアしちゃった！」という状態に
なると思います。
また、難易度・究極は本当に手強いので、
ゲームをやり込みたい人は、
将軍位制覇や秘蔵武器集めで深く楽しめるはずです。
でも、それらを全制覇・全収集するとなると、非常に大変です。
時間も手間も掛かります。
また、回数が分からない状態でシナリオクリア千回に臨むのは、
人によっては心が折れる作業になると思います。
私は負けないぞ！という覚悟が必要です。