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石田三成ゆかりの地めぐり(3日目:関ヶ原古戦場) [日常生活]

5/23〜25にかけて、拠点とした彦根の他、
安土・長浜・関ヶ原への旅行をしてきました。

今回は、関ヶ原古戦場を歩いた三日目の記事です。


過去の記事はこちら。
「石田三成ゆかりの地めぐり(1日目:安土・長浜)」
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-05-29
「石田三成ゆかりの地めぐり(2日目:佐和山城跡・彦根城)」
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-07-13


私はゲーム「戦国BASARA」をきっかけに
史実の石田三成さんにも本格的に興味を持つようになりました。
戦国無双の殿も大好きです。
クロニクル2nd、超絶おもしろいのでお勧め!!

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  • メディア: Video Game


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最終日の三日目です。
以前の記事にも書きました通り、
当初、この関ヶ原に行く予定は全く無かったのですが、
旅行中に二人の気分が盛り上がってしまい、
行く時間をわざわざ作った(他のゆかりの地をスピーディーに回った)
……という次第です。


前夜の調べで、関ヶ原古戦場の最寄り駅であるJR関ヶ原駅には
コインロッカーが無い事が判明しました。
駅の外にも荷物を預ってくれる場所が無さそうなので、
途中の駅であり、新幹線にも乗れる
(帰りの起点にできる)JR米原駅にて途中下車し、
そこにあるコインロッカーを利用することにしました。

しかしここで問題が二つ発生しました。
事前の調べて分かってはいたのですが、
このコインロッカー、改札の外にあるんです。
しかも、電車で彦根→関ヶ原に行くには
その米原で必ず乗換をしなければいけないんです。
次の電車が反対側のホームで待っていてくれるのは大変有難いんですが、
改札の外に出てコインロッカーに荷物を預けるとなると、
走ってもまず間に合わないわけで。
実際、間に合わず……その電車に乗れず、
米原駅のホームで20分ほど待たされる羽目になりました。
ここまで、時間を一切無駄にしない・効率の良い旅でしたが
初めて躓きましたww
でも逆に言えば、これまでも&この先も上手い具合にいったので
ここだけで済んだのはやはり凄いと思います。

電車に乗っていくと、どんどん緑が豊かになっていきます。
同じ「自然いっぱいの、のどかな風景」でも、
田んぼや畑ばかり→山や森の中に変わったという感じです。



そしてとうとう、憧れの関ヶ原に到着!
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電車に乗っていた時から、窓ガラスに雨粒がついていたので
「あぁ、これは降ってるなー」と思った通り
晴天に恵まれた一日目、二日目と違い、
この三日目は小雨が降りました。
といっても、一日中ずっと雨だったわけではなく、
曇り時々雨程度で済みました。

ただ、関ヶ原は、
ご存知の通り、史跡があるだけで他に何も無い
(日よけや休憩場所が無い)ので、
日射しの強いこの時期の関ヶ原でこの天気だったことは
逆に良かったのかもしれません。

駅前の案内所で地図やパンフレットを頂き、
関連武将のハンコも押させてもらいました。
ここに詰めていた女性の方がとても親切で、
気さくにあれこれ教えて頂きました。
ありがとうございます。



まずは、JR関ヶ原駅から近い“歴史民俗資料館”へ。
入ってまずびっくりしたんですが、
この辺は竹中家の所領だったからか、
隣の垂井町にある竹中半兵衛の像の複製が
資料室の入口にででーんと飾られていました。
BSRではんべζ・×・ζが一番好きな私は
これにびっくり&大喜び!!
勿論、館内は写真撮影ができませんので
記念撮影などはしなかったのですが、
いっぱい眺めてきました。

資料館は、関ヶ原の戦いに特化した展示ですので、
小さいながらも見応えがありました。

そこから数分も歩かない場所に、東軍ゆかりの地が三つあります。
“徳川家康 最後の陣跡”と“田中吉政陣跡”、“東首塚”です。
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家康さんの最初の陣跡(桃配山)は結構遠いので、
当時は本陣がここまで攻め込んできたんだーと思うと
感慨深かったです。



同行者のゆうささんのリクエストで、
その近くにある“ヤギ工房 may! may!”さんにて
ヤギ乳アイスを食べました。
(ヤギのミルクでない、普通のアイスもあります)
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これはゆうささんの。
私はチョコを食べました。
店内には関ヶ原東西武将隊さんのサインが飾られていました。



私は三成&左近の佐和山主従が好きなので、
ここからいよいよ本格的に関ヶ原の古戦場巡りが始まる!という気分で
てくてくと歩いていきました。

町の中を抜けて、見通しの良い場所に出ると、
ここが古戦場跡だという目印になっている白いのぼり(旗)が
見えてきます。
この時点で、遠くの山の中腹辺りにのぼりが見えたので
「もしかして、あれが三成の陣跡? 笹尾山?」と、私は大興奮ww



その前に、まずは“決戦地”。
戦いの終盤、左近が黒田隊に突撃して激戦が繰り広げられたという場所です。
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この日は風もあって、のぼりが変に翻ってしまうので
シャッターチャンスをひたすら待ちました。
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そして、笹尾山のふもとにある“島左近・蒲生郷舎 陣跡”です。
笹尾山(石田三成の陣跡)を正面にして、
向かって左が蒲生郷舎(がもうさといえ)の陣跡、
右が島左近の陣跡です。
私は左近ラブなので、感激しっぱなしでした。
心の中で「さこーん!!」と何度も叫びました!
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馬防柵!
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そして短い階段を少し登り、
笹尾山にある“石田三成 陣跡”に行きました。
*・゜゚・*:.。.(*´ω`).。.:*・゜゚・*:
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この時の気持ちは……未だに言葉では言い表せそうにありません。
とにかく嬉しくて幸せで、
でも史実の三成さんを思うとちょっとせつなくて、哀しくて。
「とうとう来たんだ! ここに来たよ、私!!」と
泣きそうになりました。

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何故か小銭がはめられていました。
つい勢いで私もはめてきちゃいました……。
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記念撮影もしっかりしてきました。
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三成の陣跡から見える前方の景色。
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ここに立っていると
大軍の指揮を取りたくなる気持ちが自然に高まるというか、
眼前の平地を見ているだけで、士気がもりもり上がります。
でも、ここで「絶対に負けられない戦」に臨んだだなんて
史実の三成さんが味わった緊張感はいかほどだったんでしょうね。
私だったら逃げ出してますww

名残惜しくて、いつまでもここにいたかったのですが
そうはいかないので、次の場所へ。



北国街道を横断して住宅街の路地に入ると
“島津義弘 陣跡”に着きます。
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そこからそう遠くない場所にある“開戦地”。
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実際の開戦地はここではない
(少しずらして碑を作った)らしいですね……。
布陣図を見ると、宇喜多隊と井伊隊がぶつかったなら
確かにもう少し南であるだろうと推測できます。



奮戦した小西行長の陣跡。北天満山にあります。
布陣図を見ると、西軍部隊の中央にあったと分かります。
主力部隊だったんですねー。
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こちらは南天満山のふもとにある“宇喜多秀家 陣跡”です。
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最近の私が注目している武将・宇喜多秀家の陣跡です!
豊臣秀吉の養子という点で
宇喜多秀家は小早川秀秋と同じ立場ですが、
前者は本当に秀吉から寵愛されていたようで。
この戦で西軍についた宇喜多秀家に対し、
ご存知のように、小早川秀秋は裏切って東軍につくわけですが、
たった数年後に小早川秀秋が死去した反面、
宇喜多秀家が流罪を受けながらも長く生きたのを考えると、
「人生って……」と思わずにはいられません。
(とはいえ、小早川秀秋が秀吉の後に養子になった小早川隆景も
大変凄い人なので
彼も恵まれていたと思います)



宇喜多秀家の陣跡から山中をひたすら歩いていきます。
舗装されてない軽度な登山なので行かれる方はご注意を。
この日は小雨がちだったこともあり、
何度か足元が滑りそうになりました。

途中で越える藤古川ダム。
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ウォーキングルートでダム越えって凄いですww
橋はコンクリートで作られたしっかりとしたものですが、
高さはあるので、下を見ると怖いです。



広い道路沿いにある“平塚為広の碑”。
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子孫の方が建てられたそうです。



道路を渡った後も、再び山に入ります。
目指すのは大谷吉継の陣跡とお墓です。
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刑部……!
湯浅五助のお墓もあるのが泣けます。
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刑部のお墓は山の中にあって……
晴れていたら、きっと頭上から木漏れ日が多々漏れていて
相当きれいだったはずなので、
刑部は大事に悼まれたんだなーと思いました。



山を下り、若宮八幡宮を通って川を渡り、住宅地へ。
ここからは再び東軍のゆかりの地を回る事になります。

まずは“福島正則 陣跡”へ。
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写真には写ってませんが
樹齢七〜八百年だという立派な杉の木が凄かったです。



関ヶ原中学校内にある“藤堂高虎・京極高知 陣跡”。
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実はここに来るまでに少し迷いまして、
通りすがりの保育園(幼稚園?)の方に
「藤堂高虎の陣跡はどこですか」と聞いても
分かりませんでした……。
関ヶ原中学校の名前を出せば良かったと気付いても後の祭りでした。
ヽ(;`ω´)ノ

陣跡は、中学校の校門を入って右にあります。
行けばすぐに分かります。
お昼過ぎという時間帯でしたが、校門は普通に開いていました。
誰に咎められることもなく、侵入禁止の看板なども無かったので、
見学でちょっとお邪魔する分には大丈夫だと思います。



最後は“西首塚”。
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この前後に、やっとやっとコンビニを見つけることができたので
(決戦地の近くにあるローソンに寄るのを忘れていました)
軽食と缶ビールを買いました!!
凄く疲れていたので、めためた美味しかったです……!


朝九時頃に駅を出発して、また駅に戻ってきたのは
午後二時半頃でした。
ずっと歩き通しでしたので、さすがに疲れました!



その後、JR米原駅まで戻り、新幹線で東京駅に戻りました。
この三日間は本当に濃密な時間を過ごせたので、
もうこれで終わりかと残念に思いつつも、
身体はくったくたでした。
(私の場合、東京を出てからも
自宅最寄りの駅までに1時間半ほど掛かるので……)

同行のゆうささんにも大変お世話になりました。
この三日目の写真も
半分ほどは彼女から貰った画像データを使用しています。



この三日間で買ったお土産!
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普段、私はお土産をあまり買わないのですが、
この旅行は別で、欲しいという気持ちのままに買いました!
ストラップとか、一体いくつあるんだよ!と
自分で自分にツッコミを入れたいです。



今回の旅では、ゆうささんが持ってきてくれた本が役立ちました。
よくある“戦国武将ゆかりの史跡案内”の他、
女性が史跡巡りをする際の注意点なども
分かりやすく挙げられています。
ガイドブックとしても読み物としても面白かったので、お勧めです!
史跡女子の旅 (学研ムック)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研パブリッシング
  • 発売日: 2012/03/22
  • メディア: ムック

旅行が終わったら買おうと思っていたら、
関ヶ原の民俗資料館に併設されたお土産屋さんの書籍コーナーで
偶然この本を発見したので、即座に買いました。



また機会があれば関ヶ原に行きたいなーと思っていたら、
10/20〜21にあるお祭りにも出かけることになりました!
そのレポートも書く予定ですので
もし宜しければまたご覧下さいませ。

ここまでお読み下さりありがとうございました!
戦国武将、万歳ヽ(o゚ω゚o)ノ
石田三成、万歳ヽ(o゚ω゚o)ノ


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2012-10-12 18:44  nice!(0) 
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