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石田三成ゆかりの地めぐり(2日目:佐和山城跡・彦根城) [日常生活]

5/23〜25にかけて、拠点とした彦根の他、
安土・長浜・関ヶ原への旅行をしてきました。

今回は、佐和山登山と彦根城観光を主とした二日目の記事です。

るるぶ滋賀 びわ湖'12〜'13 (国内シリーズ)

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一日目の記事はこちら。
「石田三成ゆかりの地めぐり(1日目:安土・長浜)」
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-05-29


私は史実の石田三成が好きですが、
彼に興味を持つようになったきっかけはゲーム(戦国BASARA)で、
割と不純な動機で観光しています。
戦国無双も大好きヽ(o゚ω゚o)ノ
佐和山主従ラブです。


────

旅行の二日目です!
体力・時間的に一番余裕を持てるこの日に、
一番辛いであろう佐和山登山を持ってくることは
旅行に行く前からうっすらと思っていました。
(勿論、天気次第では前後にずらすつもりでした)


三成を好きな私にとって、佐和山という名は特別です。
なので今回の旅では
彦根に着いてからの電車(JR線)での移動の際に
佐和山そのものは勿論のこと
「佐和山城跡」と掲げられた看板を
車窓から目にする度に
胸をドキドキと高鳴らせていました。
そして、この日(5/24)とうとう
憧れの佐和山に登ることができました!

彦根城に行きたかった連れのゆうささんはともかく、
私はこの佐和山登山が最たる目的でした。
ただ、彦根城が平城
(平地に建てられたお城)であるのに対し、
佐和山は完全な山城です。
事前に調べたところ
佐和山には三つほど登山ルートがあるらしいのですが、
うち二つはかなり危険で、
断崖絶壁を登らなければならない場合もあるとのこと。
当然、私たちは残りの一番楽なルートを選択しました。
それでも、かなり大変そうだというのが
事前の予習での印象でした。
(で、前回の記事でも書きましたように、
安土城跡の山道を実際に登り、
「これよりも大変そう」だと分かったのを受けて、
ワンピースで登る予定だった私は
慌てて、通りすがりに見つけた店でパンツを買いました)

結果から言いますと、
確かに細い山道で、滑りやすい箇所も多かったのですが、
「これだったらパンツを買わなくても大丈夫だったな」と
思えました。
勿論、私が当初に予定していた格好は
そもそも山道歩きに全く適していませんので、
パンツを履くに越したことはないです。
ただ、靴はスニーカーで大正解だと思いました。
平たいぺたんこ靴でも、登れなくもないでしょうが、
足の疲れが全然違うと思いますし、
紐で足をしっかり固定できることで、
滑りにくくなる&もし滑っても安全だと思います。

それと、私は日常的に日傘を使用しているので
この佐和山を登る最中も日傘を差していましたが、
山の中に入ると、
よく晴れていたのに日差しが眩しくないので
(それぐらい緑が茂っていました)
必要無かったです。
岩や草を掴む為に手を使うことは皆無でしたし、
大きな岩を越えるようなこともありませんでしたので、
日傘を持っていても支障はありませんでしたが、
これなら帽子をかぶっていた方が楽だったなと思いました。



さて、時間を戻します。

佐和山を管理されている龍潭寺(りょうたんじ)の門
(佐和山の入り口)が開くのが午前九時ということで、
それに合わせて八時半前にホテルを出発しました。
そのお寺はお庭がとても有名らしく、
るるぶといった観光ガイドでも紹介されていたので、
もし迷っても通りすがりの人に聞けば分かるだろうとは
思っていたのですが……
そのるるぶ等ガイドブックに載っていた地図の道が
一見、大まかで、頼りない感じがする上に、
どうやら駅から徒歩で二十分も掛かるとのことで、
無事に着けるのかといささか不安でした。

今回、私たちは彦根城側のホテルに宿泊しており、
佐和山に登るには、駅の反対側
(彦根城がある方とは逆)に出る必要がありました。
それまで気付かなかったんですが
JR彦根駅の改札を出ると、
正面にこんな表示を見ることができるんです……!
2_01hikoneeki.jpg

これが改札正面の壁にでかでかとあったのに、
前日の私は、もう彦根(佐和山)に来た!という興奮で
周囲がちゃんと見えてなかったらしく、
「え? こんなのあったんだ」と
この日の朝に通りがかってようやく気付く始末でした。
なさけない……。

改札を背にして右に曲がると、佐和山方面に出ます。
その通路の窓辺には、
「ここから佐和山が見えます」的なものもありました。
2_02sawayamaview.jpg

そのまま駅構内の通路をてくてくと歩いていくと、
突き当たりの窓に、三成を紹介するパネルもありました。
2_03mitsunari.jpg


三成が関ヶ原で敗北した後、この佐和山城も落ち、
井伊直政の子孫である井伊直継が
彦根城を建てるわけですが、
佐和山城の徹底的な壊されっぷりからも分かるように
(そのせいで、城趾にはほとんど残っていない)
当時は三成の名を出すだけでも憚れる状況だったと伺えます。
で、それからずっとこの地は
井伊家が治めていくわけですが
(ひこにゃんは井伊直孝が飼っていた猫が元だそうです)
ここ五年〜十年ほどの戦国武将ブーム(笑)で
世間が三成に注目するようになったのに合わせる形で、
ようやく彦根も三成を推すようになったのかなと実感しました。

というのも、彦根で見かける案内・説明文において
井伊家関係のものと比べると、
三成関係のものは、どう見ても新しいのが多いんです。
唯一の例外が佐和山城跡と言っても良いぐらい。
井伊家ゆかりのものの案内は、どれも年季が入っているのに、
三成のものはここ数年の内に作られた・建てられた感じがしました。
(一年以内と言われても違和感が無いほど新しい)

それは、駅の反対側に移動して、
実際に龍潭寺に向かう時に、最も強く実感しました。

駅前の道路を佐和山に向かっててくてくと歩いた後、
大きな道路とぶつかったので、
念のため、手元の地図で確認しようとしたら、
こんな案内表示が建てられていました。
2_04annai.jpg

この表示がですね、道の要所に必ず建てられているので、
これ以後、龍潭寺には地図を一度も見ずに着けました。
交差点や道の曲がり角といった、
「どっちに行くんだろう」と思うような場所には
必ずこの案内がありますので、まず迷いません。
ウォークラリーよろしく
住宅街をだらだら歩きながらこの案内を見つけて
「お! またあった!」言いながら
それに従って進んでいくうちに
いつの間にか龍潭寺に着いた……という感じです。
この案内は目に付きやすいので、
連れと喋りながら歩いても見落としませんでした。
この、痒い背中に手が届く感じの親切さには本気で脱帽しました。
(地図があっても、それを片手に
「こっちでいいのかな?」と考えながら歩くのは、
実感している以上に疲れるものですので、
それが無いだけでも、とても楽でした)

なので、もし佐和山や龍潭寺、清涼寺を目当てとされる方が
ガイドブックに載っている地図を見て
「細い道っぽいけど大丈夫かな」と心配されたなら、
「大丈夫です!」と、私が保証します。



龍潭寺に向かう道をてくてくと歩いていくと、
山際を進むようになり、
いつの間にかもう佐和山に入っていたようなのですが、
その途中の平らな場所で
ここが三成の屋敷跡である旨を示す石碑を見つけました。
2_05myashiki.jpg

当然、天守閣があった山頂よりは
標高がかなり下の場所にあったのですけれども、
「三成はここで生活していたのね」としみじみしました。
彼が佐和山に蟄居させられていた頃などを
あれこれ想像しましたww


また、そこから少し進むと坂道を下りることになり、
三成の第一の家臣と言われた
名将・島左近の屋敷跡に建てられたという清涼寺が
見えてきます。
2_06seiryouji.jpg

……はい、ゲーム「戦国無双」において
この佐和山主従が好きな私は、
左近がここから三成の屋敷を訪ねたり、
その逆もあったりしたんじゃないかと妄想をしまくりでした。
彦根駅からの道ですと、三成の屋敷の方が手前にありますが、
佐和山そのもので考えると、
山の入口(ふもと)に左近のお屋敷があって、
そこから右斜め上に殿のお屋敷があり、
そのずっとずっと上にお城の天守閣があった……ことになります。
お山の要の位置を預けられた左近と、
そこから遠くない場所に三成のお屋敷があったという点に
私は朝から悶えました。
これで萌えるなって言う方が無理!!!!!!

それと、これは実際に佐和山に登ってから
何度も何度も思ったのですが……。
この佐和山は、当時のものはほとんど残ってないばかりか、
道さえもよく分かっていない部分も多いようなのですが、
当時がどうであれ、これ、
佐和山の麓から天守閣まで移動するのは大変だよねと
実感してしまいました。
前日の安土城跡も同様で、偉い人は勿論ですが、
彼らに仕えている人も山道がきつかったのではないかと
その苦労を推測せずにはいられませんでした。
左近に限らず、麓のお屋敷にいる人が
いきなり天守閣に呼びつけられたら、
それこそ罰ゲームになるんじゃないかとも
思ってしまいましたww
現代ですと、
“嫌な呼び出し”の定番は校舎裏か屋上でしょうが、
戦国時代は間違いなく、山城の天守閣だと思います。


清涼寺は、門からお庭の中には入れるものの、
観光用の公開は特に無いということで、
(でも七不思議と呼ばれるものがあり、
その内の幾つかが左近に関係があるらしいです。
お庭に生えている大きな木など、普通に見られます)
早々にそのすぐ先にあるお隣の龍潭寺へ移動しました。
2_07ryoutanji.jpg

手前に佐和山ハイキングコースの入口があり、
観音様や三成の銅像を見ることができました。
2_08iriguchi.jpg

三成の像です。
2_09mitsunari.jpg
ここで、三成そして観音様に、
これからの山登りに対する無事の祈願をしました。
そして、お寺の横(でもお寺の敷地内)の細い道を歩き、
古い門を抜けると、
いよいよ佐和山登山が始まります!



序盤は、古くて小さなお墓が
無造作に多数並んでいるのを左右に見ながら
歩いていきました。
石段を上がっていくと、
お墓は朽ちているものも多く見られました。
特に怖くはないですが、
門を抜ける前から、圧倒されるほど周辺の緑が濃いので、
「あぁ、これからいよいよ山道を登るんだ」との覚悟が
嫌でも強まりました。

お墓が無くなると、いよいよ山道です。
途中、少しだけ平らに開けていたり、
脇道に行けるようになっていたりもしますが、
山頂までは一本道で、迷うことはありません。
ずっと上り道ではあるものの、
手を使わなければならないような
極端な傾斜があるところもありませんでした。

たまに人の手が加えられていて
階段になっている部分もありますが、
基本的には、
人々が歩くことによって自然に作られた細い道に従って、
自分もひたすら進む……という具合です。
それはまるで、佐和山に興味を持った人々によって作られた
“歴史”の道のようでした。


前々日はおそらく夜まで雨だったらしいものの、
前日も当日も快晴だったのに、
地面は湿っていたように思います。
山道には濡れた落ち葉がかなりありましたので
気を抜かずに一歩ずつしっかりと登っていきました。


この季節は仕方がないですが、小さな虫が多いです。
また、ガイドブックや佐和山に実際にあった警告として
「猿・熊出没注意」というのを見ました。
幸いなことに、熊とは出会いませんでしたが、
竹藪のあたりでパキパキという不穏な音が聞こえた時は
「え……? さ、猿……?」とびびりました。
(結局、その音が何だったのかは分かりませんでした)


息を切らし、汗もたっぷりとかきながら、
たまに途中で立ち止まって休むこともして、
三十分ほどで山頂に到着しました。
2_10sawayama.jpg

山頂にある看板や石碑、案内板は、
ガイドブックやネットなどでよく見かけていましたので、
着いた瞬間は「ここかー!」と感動しました。
2_11sawayama.jpg

小さな仏様にお賽銭をあげて拝んだ後、
彦根の町を見下ろせる場所にあるベンチに座り、
連れのゆうささんとあれこれ語りながら暫く休みました。
2_12sawayama.jpg
このベンチに座ると、
頭上にもみじの葉が掛かって見えるので、
紅葉の時期はきっと凄いんだろうなと思いました。
次にここに来る時は絶対に秋!と決めました。

2_13sakura.jpg
「ズボンちゃんと履いたよ!」の写真。
向かって左に見えるベンチに座ると
彦根市内がよく見えますです。


前日の安土城跡散策の時は、
スーツ姿の中年サラリーマンの集団を始め、
そこそこの数の観光客とすれ違ったのですが、
(といっても十人前後)
この佐和山では、行く途中で、既に登り終えた方と一人、
山頂で一人……としか会えませんでした。
平日の昼間ということを差し引いても、
世間的には、佐和山はまだまだマイナーなんだなぁと
ちょっと残念に思いました。
(尤も、細い山道がずっと続く状態で、
人同士がすれ違うのも大変な場所もあり、
混雑すると逆に大変になりそうなのを考えると
このぐらいで丁度良いのかもしれません)


地図によると、山頂からは
別ルートの道を進むことができそうだったのですが、
私たちは無難に、来た道を素直に引き返すことにしました。
登るより下りの方が、体力的には楽ですが、
足下がとにかく滑りやすいので
登り以上に慎重になって下りました。
麓に近い、朽ちたお墓の群れを再び目にした時は、
もう山道が終わったことにホッとしつつも、
これで本当にふもとに戻ってきてしまったんだと思い、
なんだか淋しい気持ちにもなりました。
帰りは、休まずに一気に下りましたので、
二十分強ぐらいの所用時間だったと思います。


これは個人的な見解ですが、
やはり雨の日は、雨量がどうであれ、
この佐和山には登れないと思います。
晴れた状態でも、足下が滑りそうで怖かったので……。
登っている最中に雨が降ってくるのは不可抗力ですが、
天気予報などでそれが事前に分かっている際は
避けるべきだと思います。
幸い、私は今回、
滑ったり怪我をしたりすることはありませんでしたが、
雨天でしたらそうなっていたかもしれません。



今回の旅の最たる目的を果たした私は、
ほくほくしながらホテルに戻ることにしました。
途中、近隣の幼稚園生らしき集団に会ったのですが、
彼らは特に気にすることなく、
井伊家や三成の存在を刷り込まれているのかしら……と
思いました。

来る途中に散々世話になった案内標識をまた見つつ、
彦根駅に戻ってみたら、佐和山側の駅の建物は、
お山をモチーフとした外観になっていたことに気付き、
またまたびっくり。
ちなみに、彦根城側はごく普通でした。



私がパンツで観光したくなかったという身勝手な理由で
ホテルに戻ってからは、すぐに着替え、
いよいよ彦根城に向かいました。
この時点で、確か午前十一時過ぎだったと思います。

彦根城のマスコットキャラ……というより
もはや城主なのではないかと思えるひこにゃんは、
決まった時間に彦根城に現れるということで(一日三度)
まずは、お城から程近い観光客向けの通り
“夢京橋キャッスルロード”に行きました。

それは、ガイドブックを見たゆうささんが
特に行きたがったご飯屋さんがそこにあったからなのですが、
その途中で“MITSUNARI 11(三成イレブン)”のポスターを発見!
ゆうささんの許可を貰って、私だけ二階の展示会場に入りました。

三成イレブンについては、
既に記事を当ブログにアップしていますので、
そちらをご覧下さい。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-06-01
もふもふの無い戦国無双3の殿(三成)は、本当に新鮮でした。

これは、もふもふのある通常の“殿”。
2_14musomitsu.jpg
中では、戦国無双のキャラクターパネルのみ撮影が可能です。
(背後に展示物が映っちゃってますが……/展示はこんな感じでした)



それからお昼ご飯。
予定通り、比内地鶏を使っているお店に入り、
親子丼を食べました!
メニューにラーメンもあったので、
私はこのミニラーメンのセットを注文しました。
2_15hinaijidori.jpg

前日の近江牛もそうでしたが、
お肉の味がとにかく強く、濃いことにびっくりしました!
個人的には、私は親子丼やカツ丼は
出汁の味が強い方が好きなので(卵の匂いがやや苦手)
ラーメンの方が好みでしたが、
この親子丼についても最後の一口まで美味しく食べられました。

ラーメンは、比内地鶏から取った出汁を使っているので、
塩ラーメンとはまた違った味の汁で
むちゃくちゃ美味しかったです。
ただ、親子丼でも卵がたっぷりと使われていて、
このラーメンにも半分のゆで卵が入っていたので、
「卵、食べ過ぎちゃうなー」と思いました。



その後、他のお土産さんには立ち寄らずに、
彦根城に戻ることにしました。
目当ては勿論、ひこにゃんです。
(お土産は、お城を見た後に買おうと思っていました)

この時間のひこにゃんは、天守閣前の広場に出てくるそうで、
十分前には、ひこにゃんを見ようというお客さんで
そこそこの人だかりができていました。
そこから、約三十分間、
ひこにゃんがパフォーマンス(笑)を披露してくれました。
そのレベルは、私も今、文章を書いていて
つい「(笑)」を付けずにはいられないほど緩く、
マイクを持った進行役のお兄さんも
「ひこにゃんにはあまり期待しないでください」や
「こんな感じ(結構だめだめな感じ)で、今後も続きます」と
自虐的に紹介するほどでした。
まさに、ゆるキャラ!でした。
2_16hikonyan.jpg

途中から小道具を使ったパフォーマンスを披露。
2_17hikonyan.jpg
とにかくかわいいです。
見ているだけで和みます。

進行役のお兄さんが、
「そろそろ、ひこにゃんがおやつを食べる時間なので、
この辺で……」と言って
切り上げようとしたのですが、
この声がひこにゃん自身に届いてなかったらしく、
「ひこにゃん、ひこにゃん、聞いてる?
そろそろおやつの時間だよー。帰るよー」と
お兄さんが話しかけていました。

そうしてひこにゃんが帰った後は、いよいよ天守閣へ。
2_18tensyu.jpg
確かこの彦根城は、現存している天守閣の中で、
とても小さい作りなんですよね。
そして、周辺のお城の資材を流用して作ったという
“リサイクル”城ということで、
佐和山城や長浜城から持ってきたものもあるらしいので、
ちょっとドキドキしながら見物しました。

ガイドさんみたいに
片手で後方の天守閣を指した写真を撮ってもらっていたら
カメラのシャッターを押してくれたゆうささんから
「サザエでございま〜す」と冷やかされました。
確かに、サザエさんのOPだかEDだかの
全国名所紹介映像っぽいww



その後は、併設されている楽々庭と玄宮園を歩きました。
2_20en.jpg
玄宮園(有料)は、時代劇でたまに使われているので
変な感じで懐かしかったです。
園中では、結婚されるらしい着物姿の男女が
前乗りの撮影していました。

湖面に映る天守閣。
2_19en.jpg



庭を出て少し歩くと、すぐ目の前が、
お堀を回ってもらえる屋形船の乗り場で、
しかも、この日最後の午後三時出発の便に
待たずに乗れるということで
即決で船に乗ることにしました。

お客さんは少なくて、
私たちの他は、若いカップルさんが一組、
ご年輩のご夫婦が一組だけでした。
なので、船の前方の窓際にがっつり陣取り、
船頭さんの案内(城の説明)を聞きながら
のんびりとした時間を楽しみました&足を休めました。

お堀の水は、すぐ近くの琵琶湖から
定期的に入れ替えをしているそうで、
私も船頭さんに言われて初めて気付いたのですが、
嫌な感じの匂いは全くしなかったです。
また、お堀沿いには桜の木が多々植わっているらしく、
春の光景はそれはぞれは素晴らしいそう。
私が行った時は、上記の通り、五月の下旬でしたので、
若々しい新緑であふれていました。

お堀には、亀や白鳥・黒鳥が住んでいました。
2_21kame.jpg

餌の時間が近かったからか、
白鳥は餌が貰えると思っているらしく、
船が近付くとすいーっと寄ってきます。
2_22hakutyo.jpg

お城の後ろ半分には行けないとのことで、
途中のUターンを挟みつつ、約一時間の行程を楽しみました。
それまで、お昼ご飯の休憩以外、
ずっと歩き通しでしたので
いい足休めになったのは勿論ですが、
のんびりと過ごす時間を得られたのが気分的にも好くて、
とても楽しかったです。
時間が合った際には是非お勧めします。



それを終えた後は、城に併設の博物館を見ました。
個人的に、非常に興味を持って注目したのは、
お城の“奥”──お殿様の私的な空間を再現した建物です。
私は同人活動で二次創作の小説を書いていますので、
知識として、そういったことは頭にあったのですが、
それを実物大のものとして見られる事は少ないので、
実際に見られたのは大変有難かったです。

閉館時間ぎりぎりまで楽しんだ後は、
お土産ものを買う為に、再び「夢京橋」に戻りました。
しかし、ここで一つ誤算があることが発覚しました!!
もしや……と、薄々思ってはいたのですが、
お城の閉館時間に併せて閉店するお店が多かったんです。
お客さんが来ないから店を閉める
→店が閉まっているからお客さんが来ないという
負のスパイラルに陥っているのか、
実際、その通りは、
昼間とは打って変わったようにひっそりとしていて
観光客はほとんどいませんでした……。

実は私、しまさこにゃん・いしだみつにゃん・
おおたににゃんぶのグッズが欲しくて、
それらが売られている「戦國丸」に行きたかったのですが、
この日は残念ながら定休日だったんです(木曜日)。
なので、ひこにゃんグッズを始め、
ご当地グッズ専門ショップみたいな場所がないかと、
ここで探すつもりだったのですが……
閑散とした通り&とっくに閉まっているお店を前にして
途方に暮れそうになりました。

しかしそこで、ゆうささんが
店頭に飾られていたしまさこにゃんのポスターだか記事だかを
見つけてくれまして、
まだ開いているお店でしたことから、中に入ってみたら、
戦國丸のグッズも多数置いている酒屋さんでした。
ここで、念願のしまさこにゃん等のグッズをたんまりと買いました!!

また、こちらは酒屋さんということで、
三成や左近のお酒も扱っていました。
(戦國丸での扱いは無いとのこと)

三成のお酒は二種類あるのですが、
片方は、前日の長浜にて買ったものと同一でしたので、
もう一つ(大一大万大吉)を買おうかと思ったのですが、
左近のお酒も捨てがたく……
いっそ両方とも買えたら良かったんですけれども、
金銭的にも手荷物的にも無理でしたので、
それぞれ試飲させてもらった上で、
飲みにくかった左近のお酒に決めましたww。
結局、ラベル(お酒の名前)で選びました。
2_23sake.jpg
*実際には紙の箱に入っています。撮影用に外しました。

お店の方には、あれこれお話しをさせて頂き、
大変お世話になりました。
ありがとうございました。


その後、ひこにゃんを始めとするキャラクターショップも
見つけることができまして、
そこでたんまりと買い物をした後は、
彦根城まで戻り、お堀沿いに歩いて、
その奥にある琵琶湖を見に行くことにしました。
琵琶湖については、
前日、長浜城の天守閣から眺めたのですが、
間近で見てみたいという意見がゆうささんと合ったので……。


しかし、後でホテルに帰ってから気付いたのですが、
ここで石田三成好きとして痛恨のミスを犯しています。
ガイドブックにも乗っている三成ゆかりの宗安寺の“門”を
ちゃんと見てこなかった
(そこにあるのをすっかり忘れていた)んです。
佐和山城の門が移築されたとのことで、
絶対に外せない場所だったのに、
「あぁここになんか門があるなぁ」としか思わず、
ろくに見ずに(特に注目することなく)素通りしたのでした。
ホテルは彦根駅前でしたので、
見に行く気があれば行けたのですが、
翌日は早朝から関ヶ原に行く予定がありましたので、
泣く泣く諦めました。


彦根城からそれなりの距離を歩くと、琵琶湖にぶち当たります。
そこと平行して走っている道路を下りると
琵琶湖のほとり(水際)まで近付けるので、
そこで足を止め、夕日を見ながら暫しぼんやりとしました。
2_24biwako.jpg

水の匂いはするんですが、
海とは違う(匂いに潮っぽさが無い)のが本当に新鮮でした。


そこから琵琶湖沿いに道路を歩いていくと、港があり、
そこから観光クルーズ船などにも乗れるのですが、
私たちが行った時間では、当然ながら既に終わっていて、
人もほとんどいませんでした。

釣りをしていたらしい地元の人が帰る中、
私たちは防波堤みたいな所をてくてくと歩き、
徒歩で行ける範囲でぎりぎりまで進みました。
とにかく小さな虫が多くて、ちょっと泣きそうになりました。
それと、カラスとなんだか分からない白い鳥
(白鳥やガチョウを細くした感じ)がいました。



これをもちまして、この日の観光は終了。
全て予定通りに見られました。
予定にきちんと組んでなかった屋形船にも乗れたので大成功です。

そして、晩ご飯を食べる為に、駅方面に戻ったのですが……
琵琶湖沿いに結構歩いたからか、
城に戻るまでにも結構距離があり、
もうくたくたのへとへとになっていて、辛かったです。
途中でやっと見つけたコンビニが、天国に思えました!!
これからご飯を食べる予定だというのに
空腹に耐えかねて、私はカツサンドを食べちゃったぐらいww


本当は、ひこにゃんグッズを買った
キャラクターショップの上にあった
洋食屋さんでの夕食を予定していたのですが、
カツサンドを食べたことで、とりあえず空腹は解消されたものの、
そのお店まで歩く気力も体力も既に無く、
小洒落たカフェを通り沿いにたまたま見つけたことから、
そこでハンバーグセットを食べました。

ここで、前菜として出されたサラダにゆで卵があった上に、
ハンバーグの上にスクランブルエッグもどきが乗っていたので、
昼食を踏まえて「今日はたまご食べ過ぎ!!」となったのですが。
(でも美味しくいただきました)
既にカツサンドをぺろりと食べていたのに、
ライスを大盛りにしてもらっても普通に食べられちゃったので
(食べ終わった後は、さすがに胃が凄く膨れてましたが)
どんなにお腹が空いてたの……wwと自分でも呆れました。
ちなみに、連れのゆうささんは
女性としてごく普通の量を普通に食べてました。

このお店が外看板として出していたメニューに
“夜のランチ”という表記がありまして、
それが気になって(代金が手頃だったこともあり)入ったのですが、
この“夜のランチ”という言葉、
彦根駅前では割とメジャーなようで、
帰り道、お城から駅にまっすぐ伸びる通り沿いのお店で
何度か見かけました。
居酒屋ばっかりなのかな?というイメージだったのに
よくよく探せば、
夜ご飯を美味しく食べられそうなお店はありそうなので
次回行った際には挑戦したいです。



ホテルに戻った後は、いよいよ、関ヶ原史跡巡りの下調べ。
無料で使えるパソコンがロビーにあったので
それをお借りして、関ヶ原を回るルートや、
明朝は何時に出れば良いのかを調べていたのですが……
ここで、関ヶ原駅にはコインロッカーが無いらしいと判明し、
二人で頭を抱える羽目になりました。
とりあえず、帰りの新幹線は米原から乗る予定でしたので、
そこのコインロッカーに預けることに決め、就寝しました。


この日、佐和山から帰って着替えを済ませてからは、
“すれ違い通信”目当てで、私は3DSを持ち歩いていました。
3DSは、電源をオンにしたままですと、
スリープ状態でも万歩計機能が働くんです。
それをすっかり忘れてて、
3DSの電源を切ろうと思った時にたまたま数値を見たら
3万歩を軽く超えていて、笑ってしまいました。
佐和山への往復+佐和山登山の歩数は含めてませんので、
これらを足したら、4万歩は確実に達していたでしょうし、
もしかしたら5万歩近かったかもしれません。


三日目の関ヶ原観光に続く!
(10/12追記)
三日目(最終日)の記事もアップしました。関ヶ原です!
「石田三成ゆかりの地めぐり(3日目:関ヶ原古戦場)」
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-10-12


*今回の写真の一部(玄宮園の二枚目/彦根城の亀・白鳥/琵琶湖)は
ゆうささんから画像を貸してもらいました。
ありがとう!




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