感想@劇場版 SPEC〜天〜*ネタバレあり [映画・舞台]
劇場版 SPEC〜天〜の感想です。
SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 Blu-ray BOX
- 出版社/メーカー: キングレコード
- メディア: Blu-ray
以下の記述にはネタバレを含みます。
公開直前に放送されたスペシャルドラマ版の感想はこちら。
http://himezakura.blog.so-net.ne.jp/2012-04-02
待ちに待ったSPEC劇場版!!
都合で、公開直後には見に行けなかったので、
ネットでネタバレを見ないようにするのが
なかなか大変でした。
そうして、すごく楽しみにして臨んだ映画は、
テレビドラマ版(連ドラ・スペシャルドラマ)よりも
更に安っぽくなっちゃったなぁと思ったのが
最初の感想でした。
上手く言えないんですが、
伊藤淳史さんのCG(長く伸びる指先)が
いかにも作りもの〜という感じで、
安っぽいSF映画を見ている気分になったんです。
作中でも触れられていましたが、
SPEC能力が変わってきている
(進化している?)ようなので、
この先、こういう描写が増えるとなると、
チープ感は一層強まるのかなと思っています。
伊藤さんについては、
彼がご出演されることも、
彼自身の役でスペックホルダーだとも知らなかったので、
見ていてびっくりしました。
ご本人から感じられる“人の好さ”が役からも出ていて、
本当はかなり残忍な役回りなのに、
彼自身が苦悩しているっぽい描写があるからか、
寧ろ、ニノマエの命令でそうせざるを得ない状況に
同情しそうになりました。
お話は、まさにスペシャルドラマの続き──後日談でした。
主要人物の何人かが死んだような描写がありましたが、
きっと彼らは全員生きているんでしょうね。
当麻紗綾(戸田恵梨香さん)が自ら封印した左腕については
やはり意味が無いことになっていましたが、
それでも、彼女自身の意思でSPECを使わなかったのが凄いです。
そして、状況を考えれば
当麻をあそこで殺しておいても間違いではないはずなのに、
彼女を撃たなかった瀬文焚流(加瀬亮さん)がいいです。
屋上での二人の対峙には泣きました。
私はグロが苦手なので、
マダムヤン・インとの戦いで
瀬文の足の皮がずるりと剥けるシーンでは
思わず目を瞑ってしまいました。
その後、真っ赤になった足で
必死そうに移動している瀬文を見ていたら
なんだかおかしくなってしまって
時には笑いそうになったのですが、
思い返してみても、やはりあのシーンは苦手です。
逆に、ニノマエの偽物との戦いで瀬文が傷つくところは
平気でした。
死んだはずのニノマエが生きていた?という謎については、
今回は、彼らはニノマエの死体から作られたクローンだった
(しかも複数)というオチで、
彼らが“世界”に消されたことでとりあえず落ち着きましたが、
続きでまだ関わってくるような気がします。
いえ、関わっていてほしいです!!
冒頭や最後で見られる、荒廃した日本(?)は、
この一連の戦いの結末なんでしょうか。
個人的には、やはり当麻と瀬文が好きなので、
二人が死力を尽くして頑張った結果、
あの未来を幸福なものに変えていった……という最後を
望みます。
とにかく、続きが楽しみです!!
2012-05-08 19:30
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