感想:ドラマ「相棒 Season9」第12話:招かざる客*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
テレビドラマ「相棒 Season9」の感想です。
今回は第12話「招かざる客」です。
下記にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第11話:死に過ぎた男】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
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まずはあらすじです。テレビ朝日の公式サイトより転載します。
会社の金を横領して逮捕、2週間前に出所したばかりの市田の遺体が発見された。事故死という捜査一課の判断に疑問を抱いた右京(水谷豊)は、市田が持っていた観光ガイドに印があったオーベルジュへ向かう。
客を装った右京の前には税務コンサルタントの赤堀と君代夫妻、桑原と修子夫妻、そして桑原の弟・副島という先客が。さらにもう一人予約客がいるが、到着していないという。
一方、右京の後を追った尊(及川光博)は、市田が勤務していた会社で市田がリゾート開発王・武本の親戚であることをつかむ。武本は7年前に死亡、市田も莫大な遺産を手にしたはずだが…。さらに武本の孫・麻美から遺産について意外な事実を聞かされる。 そのころ右京は武本がオーベルジュの常連客だったことを知る。武本と市田、オーベルジュの間に何が?やがて尊が右京と合流、すべての謎が明らかに!?
お屋敷のかつての使用人たちが、
秘かに、亡き主人の娘(孫)の為に
一丸となって秘密を守る/何かを起こす……というのは
古き良きミステリの定番ネタの一つです。
その使用人たちの暴走具合によって
お話が色々と変わりますが、
土台(根っこ)は同じなので、一つにまとめられると思います。
で、今回のお話はまさにそうなのですが……
本来、孫娘が貰うはずの莫大な遺産を
金に汚い他の親族に渡らないようにする為に、
そのほとんどを裏金に替えて隠すという筋は
とりあえず通っているかと思います。
でも、もしかしたら私が見落としたのかもしれませんが、
使用人たちの動機というか、
孫娘の為に犯罪を冒す理由
(動機の動機)がなかったようなのに
首を傾げてしまいました。
そもそも、自分が自分の為に犯罪を冒すのは
とても容易な事ですが、
他人の為にそうするのは、相応の理由が必要です。
しかも、使用人たちにはメリットが無いわけですし。
なので、これは非常に古典的ですが、
使用人が、亡き主人もしくは孫娘、または両方から
かつて強い恩義を受けていて
それをこうした形で返すという動機の動機がないと
お話の説得力が薄いと思いました。
とはいえ今回は、メインが
主人公・杉下右京のなりきり&逮捕という演技ですので、
ミステリ部分を脇に回さざるを得ないのを考えると、
視聴者を、あれこれあまり考えさせずに
右京さんの滑稽な演技を楽しむのに集中させるのには
この程度のお話が最適なのかなと思いました。
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続きの感想も書きました。
【第13話:通報者】
宜しければ合わせてどうぞ。
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2011-01-24 21:56
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