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感想@ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」第7話:元妻の復讐*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の感想です。
今回は第7話「元妻の復讐」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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私は本放送でこちらの作品を最後まで見ています。
先の事に触れる可能性がありますので
未視聴の方はご注意下さい。


前回の感想はこちら。
第6話:娘との旅

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
 井上部長(小日向文世)が飛び下り自殺を図った。一命はとりとめたが、意識が戻らない。遺書はなかったが、常務になれなかったことが原因なのは間違いない。徹朗(草なぎ剛)は自分を責めた。昨夜義朗(大杉漣)の面会時間を気にするあまり、いつもと違う井上の様子を見逃してしまった。「親父のせいだからな。どうしてくれるんだよ!」。徹朗はいき場のない怒りと悲しみを義朗にぶつけた。
 ゆら(小雪)も心配してくれた。そんな彼女がいれてくれた温かいココア。「おいしい」。徹朗の表情が少し和らいだ。翌朝から徹朗は野菜や果物の特製ジュースを作りはじめた。凛(美山加恋)がうれしそうに見ている。「乾杯!」。徹朗は誰かのためにしてあげることの喜びを感じた。
 井上が意識を取り戻した。「お会いすると言ってます」。断られるのを覚悟していたが、付き添っていた井上の妻は病室に入れてくれた。ベッドの上で井上はぼんやり窓の外を見ていた。「ホントにいい天気だ」。井上は別人のように穏やかな表情をしていた。「すべてのことが遠い昔のことに思えるよ」。井上には職場に戻るつもりはなかった。「奥さんに怒られちゃったよ。息子と娘にも」。井上はつかの間泣いたが、徹朗に向き直ったときには笑みを浮かべていた。「新しい仕事も子供のこともうまくいくといいな。おまえならきっとうまくいく」「はい」。会社人間だった井上はようやく家族との絆に気づいた。徹朗は安心して病室をあとにした。
 「井上部長、もう大丈夫です」。ふと立ち寄ったスーパーでゆらに出会った。「よかった」。ゆらは結婚パーティーの帰りとあってドレスアップしていた。ゆらと立ち話していると呼びかけられた。美奈子(長山藍子)だった。「失礼します」。ゆらが立ち去ると、美奈子は徹朗の顔色をうかがうように言った。「これからどなたかとおつきあいすることがあっても、凛ちゃんのことだけはちゃんと考えてあげてね」。美奈子がゆらをどんなふうに見ているかが分かった。「そういうことは全然考えてませんから」。徹朗は即座にこたえた。
 「お世話になりました」。徹朗にも職場を去る日がきた。居酒屋での送別会にきてくれたのはマミ(山口紗弥加)だけ。徹朗の携帯電話が鳴った。義朗からだった。知りあいの融資話を聞いてもらいたいという。「俺、きょう銀行を辞めたんだよ」。義朗は激怒した。「どうして俺に断りもなしに辞めたりするんだ。誰がおまえを立派に育てたと思ってる。なんとか言ったらどうなんだ!」。なにも言う気になれない徹朗は電話をきった。
 徹朗は珍しく酔いつぶれた。そこへ亜希(田村たがめ)と映画を見てきたゆらが出くわした。「私、知り合いのものです」。いっこうに起きる気配がない。「せっかくのデートなのに」。マミに任せておけばいい。「じゃあ、失礼します」。ゆらは気になりつつも店を出た。
 結局マミが徹朗を自宅まで送り届けた。「お父さん、寝てるんですか?」。初めて目にする父親の姿に凛は驚いたようだ。「お酒をちょっと飲みすぎちゃったの」。マミは徹朗をベッドに寝かすと帰っていった。同じころ、ゆらはベッドの上で眠れない一夜をむかえていた。自分でもなにが原因なのか、分からなかった。
 「一緒にベッドまで運んでくれたのか。ゴメンな」。翌朝Yシャツ姿で目覚めた徹朗が凛とジュースを作っていると、新しい職場となる信用金庫から電話がかかってきた。「では、うかがいますから」。呼び出された徹朗に人事担当者から、思いもかけない事実が伝えられた—。


井上部長の投身自殺と死が描かれた回でした。
小柳が見舞った翌日には容態が急変したので、
彼が呆然としながら
「俺、昨日、会ったんだけど……」云々と
何度も言っていたのが印象的でした。
私が小柳でも、ああ言ったかもしれません。


そして、小柳に与えられた試練。
定年を迎えた時の父親と小柳は少し違いますが、
これまで仕事を頑張ってきて、
“仕事のために生きてきた”部分もあったのに、
会社を去る人間には用が無いとでも言われたような
淋しい最後の日でした。
しかも、追い討ちをかけるような父親からの電話。
前回も書きましたが、
会社を辞めた父親にしてみれば、
自分の息子がみどり銀行に勤めているという事実は、
他人に無条件でできる大きな自慢です。
だから、必要もないのに他人にそれを言ったり、
時には積極的に
「じゃあ、息子に話を聞かせましょう」と言って
余計な橋渡しを買って出たりするかもしれません。
父親としてみれば、何もしていないのに、
人の役にたつ事をした!という事実を得られるので
達成感を味わえますし、
息子を役立たせる事で、その人に恩を売れる
=自分が気持ちの良い思いをできるわけです。
しかし、息子の退職を聞かされて、全てが崩れてしまった……。
意味がないと思える息子の退職には、
そりゃ驚くのが普通でしょう。
でも小柳父の頭には、
彼の誇りや面子が汚されたという思いも強かったはずです。
自業自得とはいえ、融資話の知り合いには
彼自身が何とかしなければいけません。
もう、“息子がみどり銀行に勤めている”自慢が
できなくなっただけでなく、
逆に、恥となったんですから、
いきり立つのも自然と言えるんでしょうね。

また、給料は半分になるものの
九時五時で働けるという条件がなくなり、
転職しなければならない小柳は、窮地に立たされました。
……そして、元妻からの電話!!
凛ちゃんにしてみれば、
小柳の父としての頑張りは、
日常的にひしひしと強く感じているでしょう。
でも母親からの久し振りの電話は、
そうしたものを一気に超えちゃうほど
インパクトが強いですよね。

今後、小柳は更に辛くなるわけですけれども
彼の頑張りと愛情をしっかりと見守るつもりでいます。


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続きの感想も書きました。
第8話:凛を返せ!

宜しければ合わせてご覧下さい。


2011-01-19 19:42  nice!(0) 
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