さくらもちモチ

感想@アニメ「君に届け 2ND SEASON」episode.2：2年生*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

アニメ「君に届け 2ND SEASON」の感想です。
今回は第2話（episode.2）「2年生」についてです。
以下の記述にはネタバレを含みます。

第一期の感想はこちら。
【アニメ感想記事 一覧：2009年10月〜2010年3月放送】
【アニメ感想記事 一覧：2010年10月 開始作品（再放送）】


前回の感想記事はこちら。
【2ND SEASON　episode.1：バレンタイン】

各回の感想記事のURLは、他作品と合わせて
こちらのインデックスページでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：2011年1月 開始作品】

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サブタイトルの通り、
爽子たちが二年生に進級したお話でした。
まずは、前回ちょろりと登場していた三浦健人くん！！
明るい＆軽い感じが好きだなぁ。
この明るさは素みたいですが、
風早くんとはちょっと違っているようで、面白いです。
つか、爽子を意識しまくっている風早くんは、
彼女が絡むと、
もはや爽やかだけではいられなくなっているからなぁ……。


その風早くん。
爽子に対して悶々としているあたりがかわいいです。
今日の「黒沼を待ってた」からのくだりは
普通なら、もう告白と言ってもいいんじゃないかな。

以前にも似たような事がありましたが、
もうこれ告白じゃん！というシチュエーションになっても
二人の気持ちが通じないのが
この“きみとど”の特色です。
このバレンタイン以降は、
爽子が彼を好きだと思う気持ちが
変に空回りしているだけなのですが
今回のすれ違いも、
“本気で好きだから安易にチョコを渡せない”との理由も、
爽子は説明しなさ過ぎですよね。
この辺の爽子の自己完結っぷりは、
トラブルを起こしてお話を盛り上げたい
作り手側の意図を感じてしまって、
ちょっともどかしいです。

爽子の学園生活は順調になりつつあるので、
以前の噂騒動みたいなものは起こせない、
爽子に対する牽制役だったくるみちゃんも
落ち着いたばかりなので、
彼女を使ってお話を引っかき回すのは最低限しかできない、
新キャラの健人くんをくるみちゃん二号にはできない
……という事から、
爽子と健人くんが普通に仲良くしているのを見て
風早くんが勝手に焼きもちをやく流れにしたり、
爽子がひとこと言えば消える勘違いを、
肝心の彼女がいつまでも言えなくて問題が残っている
というようにしたんだろうなと
思えてなりません。

“もどかしい”“せつない”のがきみとどのウリで、
原作も、作品が大ヒットとなった事から
お話そのものを長く続けなければならない事情があり、
新キャラと新しい誤解で
お話を引っ張っていきたかったのでしょうが、
たまに、“頑張ってお話を作ってます”感が透けて見えるのが
ちょっと残念です。
最近は違いますが、
その前は、本誌でのだらだら連載は目も当てられなかったですし、
さらに言えば、噂騒動の「友達じゃない」の誤解も
強引と言える部分がなかったわけではないので、
原作者さんは、お話を無理に生もうとすると
それが作品に滲み出ちゃうのかな？と思えました。


──と、失礼なことも書いてしまいましたが、
お話を毎週楽しんで見ているあたり、
私もすっかりその“きみとど”ワールドに
ハマっているわけで。
健人くんの登場で安穏としていられなくなった
風早くんの動揺っぷりを
次週も楽しみにしています。



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