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感想@ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」第6話:娘との旅*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の感想です。
今回は第6話「娘との旅」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

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  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
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私は本放送でこちらの作品を最後まで見ています。
先の事に触れる可能性がありますので
未視聴の方はご注意下さい。


前回の感想はこちら。
第5話:娘のために

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
 徹朗(草なぎ剛)は来月いっぱいで退職したいと井上部長(小日向文世)に伝えた。「家の近くの信用金庫でお世話になるつもりです」。残業はないが、給料は半分になる。「おまえがその程度のヤツだと見抜けなかった自分にムカつく」。今度の社内人事で井上は常務への昇進がウワサされている。子飼いの部下の突然の退職は影響をおよぼすかもしれない。しかし井上の口から慰留の言葉はでなかった。
 凛(美山加恋)の不登校は続いていた。ある夜、担任の石田(浅野和之)が突然たずねてきた。「先生が来てくださったぞ」。しかし凛は逃げるように、勉強を教えてくれていたゆら(小雪)と自分の部屋にひきこもった。石田はなくなった凛のクツと下敷きを差しだした。凛を困らせたくて同級生の女の子が隠していたという。「申し訳ありませんでした」。そして石田は授業でつかったプリントの束を徹朗に手渡した。「教師になりたての頃は、こんなにためなかったのに」。それまで事務口調だった石田が、その瞬間だけは本音をのぞかせたように徹朗には感じられた。これで明日から登校してくれるはず。そんな徹朗の期待はあっさり裏切られた。「行きたくないです」。凛ははっきりと言った。石田に対する不信感は消えてなかった。
 「本気かよ」。宮林(東幹久)はマンションにまで押しかけてくると、徹朗に退職の真意を問いつめた。「なんでそんなにさっぱりしてるんだよ」。宮林には徹朗の平静ぶりが信じられなかった。かたや徹朗には他人のことなど関心ないと思ってきた宮林が、まるで自分のことのように興奮しているのが不思議に見えた。
 義朗(大杉漣)が足を骨折して入院した。「かえってよかったかも」。美奈子(長山藍子)が思わずそうもらしたのには理由があった。義朗は趣味がなく、近所づきあいもない。定年退職したのに、自由な時間をもてあましていたからだ。入院していれば暇つぶしにはなる。
 「遅くまでは無理ですから」。宮林から声をかけられて、徹朗は気のりしないまま合コンに参加した。退職を間近にひかえた徹朗に関心をしめす女の子はいなかったが、徹朗にはむしろ好都合だった。「俺、急ぐんで」。凛の待つ自宅へ急いだ。
 その夜、子供部屋から泣き声がもれてきた。「お母さん」。寝ぼけた凛は泣きながら徹朗にしがみついた。「大丈夫だから」。いまの徹朗はしっかりと抱きしめることしかできない。数日後、徹朗はゆらに銀行を辞めることを伝えた。「驚いた?」「はい。でも間違ってないと思います」。徹朗はその一言が聞きたかったのだ。「よかった」。徹朗はホッとしたように微笑んだ。
 日曜日、徹朗は凛と遠出した。凛の気分転換になればとゆらが勧めてくれたのだ。一面の雪景色のなか、2人は大きな雪だるまを作った。「学校、どうするんだ? お父さん、銀行辞めることにしたんだ。今までとは違う生きかたをしたいんだ」。凛は何も言わない。徹朗はきっぱりと言った。「凛ともっと一緒にいたいんだ」。2人は歓声をあげて雪合戦をした。「ヤッター!」「やったなあ」。徹朗は願った。凛は母親のいない寂しさをずっと抱えていく。だからこそ父親には愛されていると感じてほしいと。
 「学校、行くのか?」。やっと凛がその気になってくれた。しかし校門の前に石田がいるのに気づいた途端、凛は動けなくなってしまった—。


今回の放送を見ていたら、
“人と肩書き”という言葉が出てきました。
凛ちゃんとの旅行は、確かに大事だけれど、
お話の中ではあまりパッとしない
(尺もないエピソード)ので
そっちをタイトルで考えた方が良かったのでは?と
思いました。

さて、その肩書き。
娘の為に、忙しい今のみどり銀行を退社する事が
皆に発表されました。
合コンの席でのあれこれを聞いていたら、
昔の小柳だったらどうしていたかなぁと
つい想像せずにはいられませんでした。
そもそも、昔の小柳なら、
みどり銀行に務めている事は一つのステイタスなので、
あり得ない仮定なのですが、
それを無理に考えてみると、
実力もあり、プライドも高かった彼なら
怖い顔をして反論をマシンガンのように
勢いよく発していたかなと思います。

また、小柳の父親の入院についても興味深かったです。
今の、誰も見舞いに来ない、花一つない病室というのは
もう仕方ないですね。
今までの描写では、
小柳父には同性の友達すらいないみたいですし、
また、あの年齢ですと、よほど親しくない限り、
骨折程度ではお見舞いに来なくても普通だと思います。
だからこそ、伴侶なり他の家族なりが
重要になってくるのでしょうが……
まぁ、指摘されてようやく花を持っていったあたりは
人として少し成長をした小柳に繋がっていました。
(ただ、毎日の世話は面倒なので、
家族なら敢えて花を持っていかない場合もあるので
この辺は気になるか否かによると思いますが)

小柳が盗み聞きした、
父親が、みどり銀行に勤めている自分を自慢しているくだりは
色んな意味でせつなかったなぁ。
どうして親というものは、
子供を自分の付属品のように自慢して、悦に入っちゃうのか……。
結局、以前の離婚の報告時にも繋がりますが、
小柳父の言動の基本は、
息子の恥は自分の恥で、
息子の誉れは自分の誉れという考え方ですよね。
今回の自慢は、
小柳に盗み聞きされたのがたまたまそういう話題だったという
可能性もありますが、
あのお父さんなら、自慢する要素がもう自分にないから
(自慢の種だった仕事も定年退職しているので)
そこしか話すことがなかったんじゃないかと
つい邪推してしまいます。
しかも、銀行を辞める事を決意している小柳にとっては、
父親から、“他人に自慢できる”要素を奪う事になるわけで。

そして、その後に小柳がゆら先生に話した
お中元・お歳暮の話も面白かったです。
子供や親を通して、自分の生活や人生を振り返ってみて、
ずっと忘れていた子供の頃を思い出して
人間らしい生き方を改めて学んでいくのが素敵です。


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続きの感想も書きました。
第7話:元妻の復讐

宜しければ合わせてご覧下さい。


2011-01-18 23:41  nice!(0) 
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