感想@ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」第1話:離婚の朝*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の感想です。
今回は初回の第1話「離婚の朝」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は本放送でこちらの作品を最後まで見ています。
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめていきます。
【テレビドラマ感想一覧:再放送 視聴(2)】
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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
ある日の朝、銀行に勤める小柳徹朗(草なぎ剛)は、妻の可奈子(りょう)から「離婚したい」と告げられた。徹朗はわけがわからない。銀行での勤務は、朝早く夜も遅い毎日だが家族のために働いてきたつもりだ。悪い冗談だと思った。ところがその夜、可奈子は家を出てしまった…。しかし、小学生の一人娘の凛(美山加恋)は、徹朗のもとに残されていったのだ。凛と二人だけの空間。そこには、ぎこちない空気が漂った。 徹朗は、凛を育てる自信はない。慣れない家事や、凛の面倒を仕方なくしているうちに、徹朗は苛立ちを募らせストレスとなった。凛が心の中で何を抱えているのかも知らずに…。ただ唯一、凛を理解していたのは、凛の家庭教師の北島ゆら(小雪)だった。
懐かしかったです。
この作品と言えば、
凛ちゃんの受け答えの「はい!」がやたら印象的ですが、
私は、草なぎ君演じる小柳が、最後、洋食屋さんになって
彼女の為にオムライス(オムレツ?)を作るシーンが
記憶に強く残っています。
最初の、妻を家政婦のようにしか見ていない小柳と、
その妻に去られて激しく動揺している姿が
大変興味深かったです。
できちゃった結婚で若くして家庭を持ったものの、
この時点での小柳の心の中には、彼自身しかいないですよね。
小柳は、一応、そうは思ってなくて
「自分は妻(子)の為に××してやっている/やっていたのに」と
全然とんちんかんな感じで偉ぶっていたのが面白いです。
また、最初に妻に離婚を切り出された直後、
出勤する際に、
おそらく今までゴミ出しなんかしてなかったでしょうに、
唐突に「ゴミを出してこようか」なんて言って
無意識のうちに妻の機嫌を取ろうとしているのも、
小柳の夫としての駄目さ加減をよく表わしていると思いました。
(しかも、その日はゴミ収集の日ではなかったというオチつき)
健気な凛ちゃんについては、
ゆら先生が指摘していた通りですよね。
幸いにも私は、こういう点で親から冷たくされた事がないので
せいぜい、迷子になった時に味わった恐怖を思い出す事でしか
本当に共感する事はできないのですが、
この年で親に見捨てられる事は絶望だと思います。
おそらく凛ちゃんは、母親とくらべれば、
父親の事はそんなに好きではなかったでしょうに
(接点がほとんど無さそうだったので)、
たまたま会話を盗み聞きした事で
自分がその大好きな母親に捨てられた事を知り、
もう自分が頼れる人はこの父親しかいないんだ……と思ったら、
そりゃ、必死に食らいつくでしょう。
父親の機嫌を損ねないように、
自分が捨てられる(祖母の家に預けられる)事がないようにと
精一杯頑張って、良い子を演じると思います。
でもこれって、親からの虐待を受ける子供と
同じ考え方ですよね……。
両親に酷い事をされても、その親に捨てられる事が一番怖いから、
健気に耐えてしまうという。
終盤、小柳に向かっていちいち反論するゆら先生の言葉が
聞いていて本当に辛かったです。
でも、仕事人間の小柳の言動は大袈裟ですが、
この日本では全然珍しくないですし、
私にも彼の気持ちが分からないでもないので
複雑な気分になります。
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続きの感想も書きました。
【第2話:別れの理由】
宜しければ合わせてご覧下さい。
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2011-01-11 23:41
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