さくらもちモチ

感想@韓国ドラマ「雪の女王」第16話（最終回）：永遠のラップランド*ネタバレあり　[韓国ドラマ感想] [編集]

TBSの韓流セレクトで放送中の
韓国ドラマ「雪の女王」の感想です。
今回は第16話「永遠のラップランド」です。
最終回です。

以下の記述にはネタバレを含みます。

前回の感想はこちら。
【第15話：テウンの願い】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ（２）】

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まずはあらすじです。TBSの公式サイトより転載します。

ボラは抗がん剤の副作用に必死に耐えながら、自分のせいでテウンが人生を台無しにするのではないかと葛藤していた。しかし、何よりもボラが大切なテウンは、ずっとそばに付き添うことを決意していた。一時容態が急変し、昏睡状態に陥ってしまうボラ。テウンは落ち込む会長を励まし、回復を信じて待つのだった。そして、ようやく目を覚ましたボラを、テウンは旅行に誘う。ボラの体を気遣いながら、映画を見たり、散歩をしたり、のんびり過ごす二人。そんなある晩、静かに眠っていたボラは、怖い夢を見て目を覚ます。テウンがひとり、ラップランドの絶壁から滑落する夢だった。私が死んだらテウンはどうするんだろう、ボラはそのことが気になり始めていた---。

最終回でした。
奇跡は起きず
やっぱりキム・ボラ（ソン・ユリさん）は
亡くなってしまいました orz

個人的な事で恐縮ですが、
私の父が、三週間前に癌で死んだんです。
で、今回の放送の終盤で、
最後のデートにボラが連れ出された時に、
顔が紙みたいに真っ白だったのですが、
死ぬ前の父も、こんなふうに血の気が引いてたなぁと
思い出してしまって
かなり辛かったです。
ボラが亡くなって
ハン・ドック（ハン・テウン/ヒョンビンさん）が
静かに泣くところでは、
無意識のうちに父の死も重ねてしまったせいで
私も泣きました。

それともう一つ、
最後にボラから届いたポケベルのシーンでも
泣きました。
パスワードを素数である１１１１に替えたというエピソードが
ここで生かされていましたね。
もしドックがこれを忘れていたら洒落にならないので、
そんな事はまず起こらないと分かりつつも
彼が無事にメッセージを聞けた事にホッとしました。


結局、ハッピーエンドにはならず、
むしろバッドエンドと呼ぶべきなのかもしれませんが、
ドッグもボラも、お互いに相手を本気で愛していて
大事に思っているのがよく伝わってきたので、
悲しいけれど素敵な最後だったと思います。
また、ボラを亡くしたドッグが、昔とは違い、
その悲しみや辛さをちゃんと受け止めた上で
前に進んでいるのが良かったです。
ボラの魂は
きっとラップランドで静かに眠ると同時に、
誇り高い素数に宿って、
数学に魅入られたドッグを優しく見守っている気がします。


今回、このドラマについては
途中からリアルタイムで見られず、
放送終了から約一ヶ月経った今になって
録画しておいたものをまとめて見たのですが、
凄く素敵なお話だったので
最後までリアルタイムで見たかったなぁと後悔しました。
また、この放送枠（TBSの平日10：0５〜）は、
こう言っては失礼ですが、
あまり面白くない韓国ドラマが立て続けに流れていた事から、
いまいちだなぁと思う事が多かったのですけれど、
良い意味で裏切られて良かったです。




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