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感想@月9ドラマ「流れ星」第10話(最終回):二人の決断*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビの月9ドラマ「流れ星」の感想です。
今回は第10話(最終回)「二人の決断」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第9話:引き裂かれた絆

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品

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派手なシーンなどなく、
徐々にひかれ合っていった健吾と梨沙の愛が
淡々と描かれた最終回だったと思います。
私は、この二人の愛が
まるで海の静けさみたいに感じられるのが好きだったので、
最後までそれが損なわれなかったのがとても嬉しかったです。
また、それまで頑として動かなかった梨沙が、
健吾の来訪(ニアミス)を知って遂に心を乱し、
彼を探してしまう
→彼からの「帰っておいで」との誘いに素直に頷くあたりは、
彼女の淋しさや一途な気持ちがよく表れていて
このドラマ随一の名シーンだったと思います。
とても素敵でした。


で、この二人の再会&ハッピーエンドのきっかけを作った
修一にはGJと言いたいですが、
以前の回を振り返ってみると、
彼は制作側に都合良く振り回されてしまったなぁと思いました。
修一は本当に梨沙を大事に思っていて愛している……けれど、
それが上手く伝わらない、
やればやるだけ空回りし、逆に嫌われてしまう
──という設定は、私には分かりますが、
結局、お話を引っ掻き回す役として
制作側に都合良く使われただけで終わってしまった感があるのは
決して否めません。
まぁ、登場人物が限られており、悪役は彼ぐらいしかいないので、
修一がそういう役回りを一手に引き受けざるを得なかった事情は
理解できましたけれど、
もう少し、彼の言動を破綻させずに
もっとまともに描いてあげる事もできたのでは?と
思えてなりません。
また、ちょっとだらだらした部分もありましたので、
全8回ぐらいの連続ドラマとしてまとめられたら
もっとすっきり上手くいったのではないかと思えています。
(尤も、日本のドラマはまず放送枠ありきで作られますので
お話の内容に合わせて放送回数を変える事はまず無理なのですが)


あ、それと、健吾と美奈子の今の関係も好きです。
愛情がなくなってしまった以上、
もう恋人や婚約者の関係には戻れないけれど、
単なる友達とは違った深い友情で(辛い痛みを共有した仲間として)
二人が結ばれているのが良かったです。
もし、まりあが病気じゃなくて
二人が普通に結婚していても、確実に幸せだったでしょうが、
そうでない人生においては最良の結果に終わったと思います。


こちらは、月9ドラマとしては異色だと思うのですが、
前作(夏虹)前々作(月の恋人)が
月9ドラマとしてあまりにも悲惨な出来だったので、
逆に「久しぶりに月9らしいドラマを見た」という気になる
不思議なドラマだったと思います。
正直、前作や前々作があそこまで悪くなければ
このドラマもこんなに高評価を受けていたかは分からないので
(逆に、地味なところがマイナスに出た可能性はあったと思います)
そういう後押しもあった上での事でしょうが、
フジテレビのドラマ部もなかなかやるじゃん!と
生意気な事を思った作品でした。
毎週、見ていて楽しかったです。


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2011-01-06 20:35  nice!(0) 
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