さくらもちモチ

感想@NHKアニメ「バクマン。」第12話：御馳走と卒業*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

NHKアニメ「バクマン。」の感想です。
今回は第12話「御馳走と卒業」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んだことがありません。


前回の感想はこちら。
【第11話：チョコとNEXT！】

各回の感想記事のURLは、他の作品と合わせて
こちらのページでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧：2010年10月 開始作品】

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まずはあらすじから。公式サイトより転載します。

「NEXT！」への掲載が決まった最高と秋人は、編集部慣例のお祝いとして、服部に焼肉を食べに連れて行ってもらう。その帰り道、服部の厚情に報いるべく益々エイジへのライバル心をたぎらせる二人。
卒業式を間近に控える中、最高は秋人と見吉から、亜豆が八王子に引っ越すことを告げられる。「会うのは夢が叶ってから」と頑なな態度をとるが、最高も動揺を隠せない・・・。卒業式当日、意を決した最高は帰り道、亜豆の家へと走る!!

「連載」「連載」と
サイコーが、がっつき過ぎだと思いました。
そりゃ、漫画家デビュー＆連載はあくまで通過点で、
最終的な目標がアニメ化である以上、
まずは連載を貪欲に目指したいサイコーの気持ちは
私にもよく理解できます。
でも、服部さんが言う通り
そんなに焦らなくても良いのにと思います。
これが、期間限定の学校の部活動みたいなものだったら、
サイコーたちがガツガツするのも無理はないと思えるので
私も「悔いのないように頑張って」と言って背中を押しますが、
漫画家になる事を一生の職業として考えてみると、
もっと地に足がついた状態で地道に頑張った方が良いのでは？として、
「ちょっと落ち着いて」と言いたくなります。
サイコーは（彼に協力しているシュージンもそうですが）
自分たちの漫画が連載→アニメ化→好きな女の子と結婚！という事しか
目に入っていないので、
今はがむしゃらにただ突き進む事ができていますが、
それが、漫画力の向上に繋がっているから良いものの、
いつかどこかで頭打ちになる気がします。


結局、漫画家に限らず、小説家など、物を書く人全般がそうですが、
想像だけで物を書くとどうしても限界があるんですよね。
本を読んだり、色んな人と会って色んな経験をするという
作者自身の内面も豊かにする事も
こういう思春期には特に大事なのではないかと思います。
それに、面白くて人気のある漫画を書く事も大事だけれど、
連載される事ばかりを念頭に置いていて、
自分は何を書きたいか/この話で人に何を伝えたいかを
疎かにしているのは、
私はやっぱり好ましいとは思えません。




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続きの感想はこちら。
【第13話：速報と本ちゃん】

宜しければ、合わせてどうぞ。