さくらもちモチ

感想＠アニメ「屍鬼」第悼と柩話（第19話）：屍鬼狩り*ネタバレあり　[アニメ感想] [編集]

フジテレビ・ノイタミナ枠のアニメ「屍鬼（しき）」の感想です。
今回は第悼と柩話（第19話）「屍鬼狩り」です。

私は原作（小野不由美先生の小説）の大ファンです。
藤崎竜先生の漫画も、月刊ジャンプスクエアで一応読んでいます。
以下の記述には、先の展開も含めたネタバレがあります。
このアニメ版で初めて作品に触れる方は、閲覧にご注意下さい。


前回の感想はこちら。
【第悼と夜話（第18話）：惨劇前の祭囃子】

各回の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらの一覧記事でまとめています。
【2010年7月 開始作品】

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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。

千鶴の正体が衆目のもとに曝されついに村人たちが屍鬼狩りに立ち上がる。狩りの陣頭指揮をとる敏夫、対して一気に作戦を完遂させようとする沙子。そのとき静信は何を思うのか？

桐敷千鶴を殺し、
いよいよ、村民による屍鬼狩りが始まりました。
狩る側と狩られる側の逆転です。

原作（漫画/小説）と同様に、
夜に生きる屍鬼が、日中は身体が全く機能しない
（どうしようもない眠気に襲われてしまう）のが
ポイントでした。
今回は、本拠地と思わしき桐敷の屋敷を破壊したぐらいなので、
本格的な屍鬼狩りは、この先で描かれるのでしょうが
（民家の掘りごたつを暴いたり、田畑用の水路を探索したり）
とうとうここまで来たんだなぁと
物語が終焉を迎えつつあるのを実感しました。
また、省かれたかと思っていた二組の親子の物語も、
今回、ちょっとだけ描かれていたので
良かったです。
どちらの親子もせつないので……。


そのドライブインの話。
訪ねてきた村の女たちの顔が
明かりが下から当たっているせいで
総じて無気味なものになっていたのが
興味深かったです。
女たちは屍鬼狩りには直接参加しないですし、
あの時も、別段おかしな事は言ってないのですが、
「これからやってやるんだ！」という
強者が醸し出す怖さの演出がなされているなと思いました。


さて、田中かおり。
あの状況は物凄く怖いですよね……。
弟がそばにいれば、精神的にもう少し落ち着けたでしょうが、
あれでバットを振りかざせたのは本当に凄いと思います。
漫画と同じであれば、
次回で彼女は夏野と再会できるはずなので
気持ちが楽になれます。
でも同時に、自分が殴った人物を見る羽目になるので、
決して幸せではないのがみそです。




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続きの感想も書きました。
【第腐汰悼話（第20話）】

宜しければ、合わせてご覧下さい。