感想@月9ドラマ「流れ星」第8話:最後の夜*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
フジテレビの月9ドラマ「流れ星」の感想です。
今回は第8話「最後の夜」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第7話:二人きりの夜】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
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今回も、沁みる台詞が多かったです。
派手なシーンはなく
これといった告白もなかったけれど、
主役二人の気持ちが徐々に近付いていて
今回の放送のラストに自然に繋がっていたのも良かったなぁ。
地味だけれど、“フジの月9ドラマ”らしいとも思えました。
まりあへの肝移植手術が成功したのを機に、
これまで岡田家で居候をしていた槇原梨沙(上戸彩さん)が
とうとう出ていく事になりました。
岡田健吾(竹野内豊さん)とも、母親とも
関係は非常に良好で、
特に母親は、
「梨沙さんさえ良かったら、ここにいてもいいのよ」との
引き止めが、
お世辞でなく本心からの言葉だとよく伝わってきました。
食事のシーンも、相変わらず梨沙のマナーは酷いけれど、
ダイニングでの雰囲気は和やかで良いですよね。
梨沙の「ヤベ−(ヤバいと思えるぐらい美味しい)」の言葉に
お母さんが嬉しそうに「そう?」と答えるのが
岡田家の日常の一つになっているとさえ思えましたし。
でもその梨沙は、岡田家からちょっとでも出ちゃうと
やっぱり荒む部分があるんだなぁとも思いました。
特に、兄・槇原修一(稲垣吾郎さん)と会った時に
がらりと変わる雰囲気には、
彼女に哀れさを感じてしまいます。
その修一も、自分がネタを売った新聞記事が
意図した方向でないと分かって
非常に焦ってましたね。
次回予告によれば、その記事は、
岡田家への糾弾でなく、
梨沙を悲劇のヒロインとして過剰に煽ったものらしいですが、
あんな兄でも、妹だけがクローズアップされて書かれたら
慌てるんだ……と
ちょっと意外に思えました。
この修一は、
借金返済用のお金を得る為に妹を利用する事に対して
抵抗を全く感じてないらしいのと同時に、
それでも一応は妹を大事に思っている部分があるっぽいので
(自分が妹の心を傷つけるのは気にならないけれど、
他人にそうされるのは嫌)複雑そうですね……。
どこまで本気なのかが、いまいち読み切れません。
それと、今回だけではないのですが、
サブタイトルがありきたりなのが勿体ないです。
対比でもお約束でもないのに、
前回も「〜の夜」、今回も「〜の夜」なんて……。
作品の内容がとても良いので、
サブタイトルももっと凝ってほしかったです。
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続きの感想も書きました。
【第9話:引き裂かれた絆】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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