さくらもちモチ

感想@ドラマ「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-」第7話：セレブ外交官に喝！*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「黄金の豚-会計検査庁 特別調査課-」の感想です。
今回は第7話「セレブ外交官に喝！」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第6話：美人教授の虚飾に喝！】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年秋 放送開始作品】

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まずはあらすじです。フジテレビの公式サイトより転載します。

芯子（篠原涼子）の今回の調査対象は、前アブラビ大使・緒方広務（升毅）の絵画横領疑惑。現地の大使館で所蔵されているはずの日本画が、なぜか銀座の高級クラブに飾られているというのだ。絵の推定額はおよそ1千万円。ほかにも2千万円以上の絵画が行方不明になっていた。
さっそく芯子たちは銀座の高級クラブへ調査に行くが、絵画はすでになかった。クラブのママは「あれは修復に出す間だけお預かりしただけで、もう大使に返した」と言う。ならば、と芯子たちは緒方に直接２千万の絵画の行方を聞くが、「現地で盗まれた。途上国では残念ながらよくあることだ」とさらりとかわされてしまう。
怪しんだ角松（大泉洋）・金田（桐谷健太）たちが調べはじめると、緒方の在任中の無駄遣いと贅沢三昧の記録がぞろぞろと出てきた。大使館を20億円かけて改装、毎年１千万かけての模様替え——。さらに調査のため現地アブラビに飛んだ優（岡田将生）が、驚くべき事実を伝えてきた。緒方の帰国と同時に大使館所蔵の高級ワイン3千本のうち2500本が行方不明になっているというのだ。やはり緒方は怪しい…。
が、そんなときアブラビで、絵画を盗んだ犯人として日本人留学生が逮捕された。優が留置場に面会に行くと、留学生は絵のことなど何も知らず、事情のわからぬままいきなり捕まったという。緒方に罪をなすりつけられたのはあきらかだが、しかし当の緒方はなかなか尻尾を出さない。
ついに芯子は緒方のウソを暴く作戦を立て、大使館に潜り込む。が、芯子の正体が緒方にばれてしまった！大使館は治外法権。捕まった芯子はそのままアブラビに送られるかもしれない…。そのとき優が、ある行動を取った——！

今回は、芯子たちが外交官の不正を暴いた本筋よりも、
前回の放送で総理大臣との繋がりができた工藤の言動の方が
大変興味深かったです。
彼が、総理大臣に裏書きをしてもらった名刺を出した時は、
まさに水戸黄門さまの印篭だと思いましたww


そんな工藤に対して、芯子は呆れていたようでしたし、
角松たちも彼を見兼ねて諭していましたが、
じゃあ、その手を使わなかったら
どうやって芯子を救出するんだという事になっちゃいますよね。
ぶっちゃけ、あの手は、
あの場で考えられる最善の策だったと
私も思います。
ただ、ここで問題になるのが工藤の考え方なわけで。
その行動（と結果）に対しては、
皆が「仕方ない」と思っているかもしれませんが、
彼が喜々として「権力には権力を！」とか言っているのを聞いたら、
部外者である私も「ちょ……おいおいおいおいww」と
ツッコミを入れずにはいられませんでした。

前回もそうでしたが、
工藤は、良くも悪くも青くてまっすぐだなぁ。
それが真っ当な正義感と直結する時は、
無謀とも言える思いきった行動で
問題の壁を打破できる力を発揮できるけれど、
前回の尻込みや、今回の軽はずみな言動を見聞きしていると、
今後は、これが危うい方により向かいそうで
危なっかしいです。


それにしても、今回、外交官夫妻の描写で出てきた、
ワインとゆで卵の破棄については
私も憤慨しそうになりました。
私は、芯子ほど食べ物を大事にはしていないけれど、
さすがにあれはかちんときました。
勿体ない！！





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続きの感想も書きました。
【第8話：裏切りの最終決戦へ】

宜しければ、合わせてどうぞ。