ドラマ感想@NHK連続テレビ小説「てっぱん」第9週:これが私(うち)の作る味*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]
NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「てっぱん」の感想です。
今回は第9週「これが私(うち)の作る味」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前週の感想はこちら。
【第8週:二代目はおのみっちゃん】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
────
こちらはドラマですので、
村上あかり(瀧本美織さん)が開いた尾道焼き屋さんは
すぐに軌道に乗りましたが……
実際問題、大阪で粉もののお店を新たに繁昌させるのは
かなり大変だと思います。
まず第一に、既存店が既に多々ある点。
全国にチェーン店を持っていたり
ガイドブックの常連だったりといった有名どころを始め、
ライバル店が近くにごろごろあるのは問題です。
次に、それを家で作って食べる文化が根付いている点。
よく「自分で作るお好み焼きが一番美味しい」との話を聞きますが、
子供の頃からよく作って食べる習慣がある街で、
お客さんからお金を貰ってそれを商品として提供するのは
並み大抵の味では駄目だと思います。
作中でも出ていましたが、
“お金を取れる味”でないと駄目ですよね。
なので、普通のお好み焼きではなく、
尾道焼きをウリにしたあかりの気持ちは
商品に独自性があるので良いのですが、
食文化を大事にしている土地柄で、
その対象の一つがお好み焼きである分、
地元のお客さんから
「なんで尾道焼き?」とされてしまう事も多いわけで。
今週の放送では、
まさにこれが問題となりました。
村上家の味である尾道焼きと、
初音さんの味である大阪のお好み焼き
──二つの家族を結びつけたあかりだからこそ、
これら二つをお店で出す意味があると思いました。
また、大阪のお好み焼きの修行で、
初音さんから基本的なことを教えてもらえたのも
良かったです。
ただ、こうしたトラブルは
もっと深く描いても良かったと思うので
(じっくり取り組む価値があるように思えたので)
早々に解決してしまい、
最後の土曜日の放送では
民男の両親の問題に移っていたのが勿体なかったです。
先週の、開店に当たっての住民との意見のすれ違い
(騒音を懸念する下宿人との対立)もそうでしたが、
「え? ここを省くの?」と
いつの間にか問題を解決させてしまう事が
決して少なくないのも
なんとなく気になっています。
────
ランキングに参加中です。記事がお気に召しましたらクリックしてやって下さい。
*別窓でランキングサイトが開きます
上記でエラーが出る方はこちら【にほんブログ村】からお願いします。
続きの感想も書きました。
【第10週:ソースが目にしみる】
宜しければ、合わせてどうぞ。
タグ:NHK 考察 レビュー ネタバレ 感想 ドラマ テレビ おのみっちゃん 尾道 広島 大阪 尾道焼き お好み焼き 富司純子 田中初音 遠藤憲一 村上錠 安田成美 村上真知子 瀧本美織 村上あかり これが私(うち)の作る味 第9週 連続テレビ小説 朝ドラ てっぱん
2010-12-02 17:15
nice!(0)
共通テーマ:テレビ
共通テーマ:テレビ