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ドラマ感想@NHK連続テレビ小説「てっぱん」第9週:これが私(うち)の作る味*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]

NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「てっぱん」の感想です。
今回は第9週「これが私(うち)の作る味」です。

連続テレビ小説 てっぱん (NHKドラマ・ガイド)

連続テレビ小説 てっぱん (NHKドラマ・ガイド)

  • 作者: 寺田 敏雄
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2010/09/25
  • メディア: ムック

以下の記述にはネタバレを含みます。


前週の感想はこちら。
第8週:二代目はおのみっちゃん

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品

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こちらはドラマですので、
村上あかり(瀧本美織さん)が開いた尾道焼き屋さんは
すぐに軌道に乗りましたが……
実際問題、大阪で粉もののお店を新たに繁昌させるのは
かなり大変だと思います。
まず第一に、既存店が既に多々ある点。
全国にチェーン店を持っていたり
ガイドブックの常連だったりといった有名どころを始め、
ライバル店が近くにごろごろあるのは問題です。
次に、それを家で作って食べる文化が根付いている点。
よく「自分で作るお好み焼きが一番美味しい」との話を聞きますが、
子供の頃からよく作って食べる習慣がある街で、
お客さんからお金を貰ってそれを商品として提供するのは
並み大抵の味では駄目だと思います。
作中でも出ていましたが、
“お金を取れる味”でないと駄目ですよね。

なので、普通のお好み焼きではなく、
尾道焼きをウリにしたあかりの気持ちは
商品に独自性があるので良いのですが、
食文化を大事にしている土地柄で、
その対象の一つがお好み焼きである分、
地元のお客さんから
「なんで尾道焼き?」とされてしまう事も多いわけで。
今週の放送では、
まさにこれが問題となりました。


村上家の味である尾道焼きと、
初音さんの味である大阪のお好み焼き
──二つの家族を結びつけたあかりだからこそ、
これら二つをお店で出す意味があると思いました。
また、大阪のお好み焼きの修行で、
初音さんから基本的なことを教えてもらえたのも
良かったです。


ただ、こうしたトラブルは
もっと深く描いても良かったと思うので
(じっくり取り組む価値があるように思えたので)
早々に解決してしまい、
最後の土曜日の放送では
民男の両親の問題に移っていたのが勿体なかったです。
先週の、開店に当たっての住民との意見のすれ違い
(騒音を懸念する下宿人との対立)もそうでしたが、
「え? ここを省くの?」と
いつの間にか問題を解決させてしまう事が
決して少なくないのも
なんとなく気になっています。


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続きの感想も書きました。
第10週:ソースが目にしみる

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-12-02 17:15  nice!(0) 
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