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感想@ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」第8話:愛の告白、私は殺人者*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」の感想です。
今回は第8話「愛の告白、私は殺人者」
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第7話:解ける謎 新たな敵へ

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品

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まず最初にあらすじです。公式サイトから転載します。

三輪(モロ師岡)が殺され、怒りに震える真島(玉木宏)は逃走した溝口(金井勇太)の行方を追う。そんな折、溝口が芽衣子(菅野美穂)を殺すと次の犯行を真島に予告する。
腹を刺された三輪(モロ師岡)が息を引き取り、溝口(金井勇太)が現場から逃走。宇喜田(吉田鋼太郎)も姿をくらました。だが、警察上層部は芽衣子(菅野美穂)が送った写真から溝口と宇喜田のつながりを知り、この事実を隠蔽。三輪が暴力団の抗争に巻き込まれて殺されたと発表する。納得いかない万里(吉瀬美智子)は捜査を続行。事件の通報者が芽衣子だったと知る。
万里は芽衣子のもとに押しかけ、溝口との関係を問い詰める。芽衣子が溝口に襲われながらケガひとつなく、三輪が殺された現場にもいたことから、実は芽衣子が溝口の黒幕で、復讐に邪魔な人物を襲わせていたのではないか疑っていたのだ。「あなたの本性、必ず暴いてみせる」と芽衣子に挑戦的に言い放つ万里。

その頃、激しい憎悪と悲しみで正気を失っていた真島(玉木宏)は、何かに憑かれたように溝口の行方を追っていた。そんな折、溝口から電話が入る。怒りに震える真島を弄ぶように「好きな女が殺されたら泣いちゃう?」と次の犯行をほのめかす溝口。真島は腰の拳銃に手をかけ、「ぶっ殺してやる」とつぶやいて走り出す。
真島が向かったのは、ちょうどペットショップから帰宅中の芽衣子のもとだった。まもなく真島は芽衣子をつけてきた溝口を発見。襲いかかってきた溝口に向けて発砲して追い詰めると、頭に銃口を突きつける。ところが引き金を引こうとした瞬間、飛び出してきた芽衣子に「殺しちゃいけない!あなたは私と違う!」と止められ、その隙をついて溝口は逃げてしまった。
真島はなぜ止めたのかと芽衣子を責め、自分が溝口を殺さなければ三輪や宏太(川野直輝)の家族の苦しみは終わらないと苦悩を吐露。「あいつを殺したかった」と涙を流す真島を芽衣子は「あなたは犯罪者になっちゃいけない」となだめ、震える真島の手をやさしく握る。
まもなく、発砲騒ぎを知った万里が駆けつけ、真島に寄り添う芽衣子を発見。怒りに満ちた表情で芽衣子の頬を叩き、真島に近づくなと告げると「これ以上、拓朗を不幸にしないで!」と言い捨てて去った。真島も去り、ひとり残された芽衣子は「私が片付けなきゃ…」と決意を込めてつぶやく。

翌朝、堂島(唐沢寿明)から呼び出された芽衣子は、事件を嗅ぎ回っていた堂島が何者かに襲われ、ケガを負ったことを知る。堂島は大物の黒幕がいると告げ、復讐を続けるのは危険だと警告。芽衣子が次にやろうとしていることを見透かすように、溝口には近づくなと告げる。
その足で出勤した芽衣子を万里が待ち構えていた。溝口との関係を「私には真島さんを傷つける理由がない」と否定した芽衣子はアンの世話を万里に託し、真島と決別する意志を告げる。
そんな折、溝口が芽衣子に電話をかけてきた。自分と手を組もうという溝口の申し出を、芽衣子はある企みをもって受け入れる。一方、真島は三輪が殺された現場に芽衣子がいたことを万里から聞かされ、ペットショップに駆けつけるが、芽衣子は溝口の呼び出しに応じて出かけた後だった。
真島は芽衣子が自分に代わり、溝口を手にかけようとしていることを察していた。芽衣子を止めようと、溝口の居所を必死で探す真島。そんなとき、堂島が現れ、溝口をとある場所で見かけたという情報を耳にしたと明かす。
芽衣子は指定されたコンテナヤードに赴き、隠し持っていたスタンガンで溝口を襲おうとするが失敗。溝口の逆襲を受け、追い詰められてしまう。そのとき、ようやく現場に駆けつけた真島の目の前で、溝口は芽衣子に火を放とうとするが、芽衣子がとっさに噴射した催涙スプレーが引火。溝口は炎に包まれ、焼け死んでしまった。ぼう然となる芽衣子と真島。やがて、観念したような表情で顔を上げた芽衣子を、真島は「俺のせいだ。お前はもうひとりじゃない」と強く抱きしめ…。


きっと溝口はろくな死に方をしないだろうなと思っていたら、
火だるまですか……。
まぁ、自業自得ですが、やりきれない思いがしました。
覚醒剤の効果が切れて、
宇喜田に対して過度に請求し始めていたのを見たら、
彼にとって溝口の死は好都合だろうなと思えたからです。
忠実な実行犯を飼えるのは良いけれど、
あの状態ですと、いつ飼い犬に手を噛まれる事態になるかが
分からなかったですし。
制御できない飼い犬など、抹殺するに越した事がなく、
そういう点で、宇喜田が
「芽衣子と真島が代わりに手を汚してくれて良かった」と思い、
秘かに喜んでいるのでは?と想像したら
なんだか気分が悪くなりました。


その溝口を襲おうとした芽衣子。
今回に限った事ではないのですが、
電話口で自殺を強要したり、強請ったりするのを見ると
いかにも“復讐で心を閉ざした冷徹な女”という
イメージが強いです。
でも今回、芽衣子が実際に自分で何かしようとした際、
彼女自身が非力な上に、割と単純だったので、
(ゆっくりと策を練る時間が無かったから?)
真島に対して不器用な言動しかできなかった彼女の可愛い部分と
よく重なりました。
スタンガンは簡単に手に入りますが、
ナイフの扱いに長けている溝口の相手はできないでしょう。
「溝口にスタンガンを奪われて、逆に失神させられるんじゃ?」と
はらはらしながら見ていました。
スタンガンみたいな武器は、敵に見せちゃ
その有効性が大きく失われますよね。
何も持ってないと見せかけて、いきなりビビビとやらなきゃ。


でも、これまで間接的な殺人を行なってきた
(復讐対象に自殺を強いてきた)芽衣子が
偶然の末とはいえ、
真島と共に人を殺してしまいました。
これは精神的にも大きいんじゃないかなぁ。

次回も楽しみです。


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続きの感想も書きました。
第9話:女の執念・黒幕暴く!

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-12-01 23:57  nice!(1) 

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