さくらもちモチ

感想@ドラマ「ナサケの女 〜国税局査察官〜」第5話：最愛の友と消えた3億円*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

ドラマ「ナサケの女 〜国税局査察官〜」の感想です。
今回は第5話「最愛の友と消えた3億円」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第4話：遺産!?畑に5億を埋める女】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年秋 放送開始作品】

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今回は、初めて
お話がきれいに終わらない（一話完結でない）回でした。
ただ、その割に＋中盤の盛り上がりどころの割には
あまり面白くなかったかなぁ。
最初の、タマリが見つからない云々のシーンは
全体的に緊迫感が無かったですし、
その大量の現金の行方については、
友也が絡んでいると作中で早々に明かされていたので、
あとは松平松子（米倉涼子さん）が真実に追いつくのを
ぼんやりと眺めているだけだったので……。

今回みたいに、先に事実を知った視聴者が、
主人公が後から正解を得るのをじっと見守る展開も
ドラマの王道ですが、
個人的には、今回のこれこそ
いつも通りのミステリ調にして、
視聴者は松子と共に謎を追いかけていく方が良いなと
思いました。
松子よりやや有利な情報を
（松子視点では得られないシーン）
匂わす程度に与えておいて、
視聴者にあれこれと想像させる事で
興味を煽っていく方が、
今回みたいな“実は身内が犯人でした”系のお話は
効くと思います。

というか、
どうして今回はこういう作りになったんでしょうか。
他の回は、松子と共に謎を解いていく
（というか、ドラマを見ていっても分からない部分を
松子たちに説明してもらう）点が
作品の面白味（魅力）になっていたんだけどなぁ。
もしかすると、今回もそうしてしまうと、
あまりにも友也の行動が唐突になるから、
彼のイメージを壊さない為に
（悪人という印象を視聴者に植え付けないように）
彼はあくまで昔の仲間に巻き込まれたんだというのを
強調したのでしょうか。


それと、今回は珍しく
三木航介（塚本高史さん）の出番が多かったので、
これまでの彼の影の薄さを考えると
「今回は良かったな」と思っていたのですが、
それが前半だけだったのが残念でした。
どうせなら、これもコテコテな展開ですが、
三木に友也を説得させる話でも良かったなぁ。


“鉄子の部屋”で行なわれた質問と答えが効いていて、
そこで一番欲を出さなかった友也が、
実際、あり得ないほどの大金を目の前にした途端に
変わっちゃった……というのは
面白かったですし、せつないですし、
何より松子が一番辛いと思うので
良かったと思える分、
他が勿体ないなぁと思えました。

でも、こちらの作品の大事な部分であろう
松子の格好良さが全然ぶれてないのは良かったです。
松子、素敵ですよね。
米倉さんが演じられているだけあって
見た目が格好良いのは勿論ですが、
あのサバサバ感は見ていて気持ちが良いです。



ところで、私は海外に行った事がないので
分からないのですが
あんな大金を持っていても
税関では止められないんですか？
確かに、止められる側としては、
大金を持っているという理由だけでそうされたら
たまったものではないですが、
さすがに三億はただ事じゃないよwwと思えるので
ちょっと不思議でした。


とりあえず次回に期待します。
汚いお金にやはり携わっていたらしい鉄子の過去も
気になるww




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続きの感想も書きました。
【第6話：愛人が４人！金庫番の女帝】

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