さくらもちモチ

感想@NHKドラマ「セカンドバージン」第6回：うずく背中*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

NHKドラマ10「セカンドバージン」の感想です。
今回は第6回「うずく背中」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第5回：愚かな女】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年秋 放送開始作品】

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まずはあらすじです。公式サイトより転載します。

秀月（草笛光子）が自作を引き上げた一件の責任を取り、総務部付に降格となったるい（鈴木京香）。そこに愛子（YOU）が現れて居候させてくれと言う。亮（綾野剛）と喧嘩して自分のアパートを飛び出してきたのだ。その夜、愛子は「行を痛いくらい望んでいる」とるいの気持ちを言い当てる。一方、別の証券会社の買収を狙う行は、金商法違反にもなりかねない危ない橋を渡ろうとしていた･･･。

今回の放送も大変面白かったです
……というか、次回が気になる！！！
早く見たい！！
次回予告の映像で、るい（鈴木京香さん）が、
自分の目が潰されている写真を見て
ギャッと度胆を抜かれたシーンがありましたけれど、
あれってやっぱり
万理江（深田恭子さん）の嫌がらせですかね。
でもるいの場合、自覚してないだけで敵も多そうで、
実はマザコンらしいるいの息子も
あれこれあるらしいのを思うと
（単に寂しがりやの我侭だとは思いますが）
そんな単純な話かな？とも思えます。
あの女性秘書とか
るいを秘かに小馬鹿にしてたしなぁ……。
続きが本当に気になります。


さて、まずはるい。
会社を代表する敏腕編集者が、何の因果で総務に移動……。
るいは基本的に仕事に熱心＋ある程度の事は有能にできる事が、
総務では逆に悪い方に向いているような気さえしました。
総務の人たちも、るいを相当持て余しているようで。
まぁ、実質的に会社のナンバー2だった人を
部下・同僚として迎える側としては
「るいをどう扱ったら良いかが分からない」というのが
本音でしょう。
るいが仕事に対してまだ腐っておらず、
与えられた場所で必死に頑張ろうとしているのが救いであり、
非常に痛々しい事でした。
あれは辛いだろうなぁ。

これまでは、女の人生を捨てた代わりに得た仕事を
逃げ場とできましたけれど、
前回から続く女流作家先生の意地悪
（悪意というより意地悪だと思います）によって
それを奪われ、
誰かに縋りたくてたまらないるい。
でも、自分に好意を持ってくれている
（そして、恋愛をするのに何の問題もない）
イケメン作家先生とは駄目だとはっきりと自覚した今、
愛しい鈴木行（長谷川博己さん）と会った事で
いきなり箍が外れてしまいました。
これはもうどうしようもないでしょう。
元から好きでたまらないのに、
会いたいのをずっと我慢してきた結果ですからね。
そこを万理江に見られたのは
運が悪かったとしか言い様がありません。


その万理江。
ついても意味がない嘘を、相変わらず吐き続けています。
万理江の母親が彼女に向かって
「本当に妊娠してる？」と探りを入れていたのには
興奮しましたww
そして、買ったばかりのベビーカーを
万理江が楽しそうにゴロゴロ転がしているのを
見ていたら、
彼女が行を愛しているのは本当でしょうけれど、
結婚生活や子育てはまるで“ままごと”なんだなと思いました。

結婚したら子供ができるのが自然だから、子供がほしい。
皆に子供がいるのに自分だけできないのはおかしいから、子供がほしい。
行の気持ちを何としてもつなぎ止めておきたいから、子供がほしい。
これって……生まれてくる子供に対して、本当に失礼ですよね。
子育てをなめてるし、
こういう人に親になってほしくないと思えます。
どんなに精神が未熟な女性でも
実際に子供を持ったら変わるかもしれませんが、
今の万理江に対しては、妊娠が真実でなくて良かったと
心から思ってしまいます。
万理江が「行君は私をもっと愛するべき」と連呼して
母親に向かって行への不満を口にしている時なんか、
まさに子供のままだと思えました。


最後に行。
会社関係で、随分と危ない橋を渡るつもりでいるようで……。
結局、法律違反の可能性があるのを知ってて強行
→バレる→逮捕→世間的信用をなくす
……という流れでしょうか。
るいも散々な状態で、彼を救えないとなると、
二人で一緒にいても気持ちが荒む
（お互いに相手を傷付けあう）ようになるかもしれません。


次回も楽しみです。




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続きの感想も書きました。
【第7回：のぞかれた夜】

宜しければ、合わせてどうぞ。