感想@アニメ「屍鬼」第悼と死話(第14話)*ネタバレあり [アニメ感想]
フジテレビ・ノイタミナ枠のアニメ「屍鬼(しき)」の感想です。
今回は第悼と死話(第14話)です。
私は原作(小野不由美先生の小説)の大ファンです。
藤崎竜先生の漫画も、月刊ジャンプスクエアで一応読んでいます。
以下の記述には、先の展開も含めたネタバレがあります。
このアニメ版で初めて作品に触れる方は、閲覧にご注意下さい。
前回の感想はこちら。
【第悼と惨話(第13話):無力な自分】
各回の感想記事のURLは、他作品も含めて
こちらの一覧記事でまとめています。
【2010年7月 開始作品】
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まずはあらすじから。フジテレビの公式サイトより転載します。
妻・恭子が死んで5日。諦めかけた敏夫の傍らで、屍が目を覚ます。それは長く彼に連れ添った者、そして敵に対抗するための唯一の手掛かり。彼はメスを取る。
今回は、死後の夏野の事が語られたり、
かおりの父親がとうとう亡くなったと分かる描写が
あったりしましたが……
なんといっても放送の後半──尾崎の妻・恭子が死鬼化し、
尾崎医師がその身体を使って
人体実験を行なうエピソードに尽きるでしょう。
ろくに休んでいない+妻の死体を四日も隠していた事により
尾崎の顔はもうまともなそれじゃなくなっていましたが、
最後、訪ねてきた静信を迎えた時の顔も
人として大事な一線を超えたような感じがしていました。
まぁ、尾崎は村で唯一の(まともな)医者なので
死体も見慣れていますし、
普通の人よりは、対象を解剖する事にも抵抗が無い分、
人としての域にまだ踏み止まれていますが、
そんな彼でもあんな風になるんだなぁと思いました。
やはり尾崎はハンター(死鬼を狩る者)で、
死鬼化した人間に対するなさけは一切捨てている分、
恭子にも非情に徹せたんですね……。
ここは、尾崎が立ち上がらなければ
いつまでたっても人間側の反撃が始まらない為、
彼には頑張ってもらわなきゃ困るのですが、
それでも、見ていて複雑な心境になってしまいます。
そしていよいよ、尾崎の反撃が始まりますね!
視聴者である私も、原作の小説を初めて読んだ時がそうだったように、
あんなに恐ろしかった死鬼が人間に襲われるシーンを見て
可哀相だと思うようになるんでしょうか。
加えて、夏野の復活もあるんだなぁ。
最初にこれを知った時のショックは大分薄れていますが、
私は今でも、彼は亡くなる事に意味があると思いますので、
フジリュー先生の漫画版で人狼化させた事には
(小野主上に認められていても)抵抗があります。
以下は番組を見ていた時に呟いていたツイートの転載です。
- sa9raribbon今月号のSQを読んだばかりだと、彼の物語をアニメで見るのはせつないなぁ
- sa9raribbon死んだはずの旧友が窓の外から話し掛けてくるって──しかも父の死を告げるって、想像するだけでゾッとする……
- sa9raribbonまさに、生きてないけど死んでもいない身体なんだよね、屍鬼は。
- sa9raribbon尾崎の奥さんも可哀相なんだよね。他の屍鬼と違って辰巳たちからの説明を受けてないから、自分が何故生き返ったかも分からない状態だし。奥さんにしてみれば、夫からただ暴行を受けてるとしか思えてないはず
- sa9raribbonここから、「屍鬼:狩る側/人間:狩られる側」から、「人間:狩る側/屍鬼:狩られる側」への逆転が始まるんだなぁ。ちょっと感慨深いや。
次回も楽しみ!
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続きの感想も書きました。
【第悼と偽話(第15話):静信との決別】
宜しければ、合わせてご覧下さい。
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2010-11-06 22:26
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