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おおきく振りかぶって感想:月刊アフタヌーン2010年12月号*ネタバレあり [おお振り:アフタヌーン感想]

月刊アフタヌーンで連載中の高校野球漫画
「おおきく振りかぶって」の感想です。

月刊 アフタヌーン 2010年 12月号 [雑誌]

月刊 アフタヌーン 2010年 12月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/10/25
  • メディア: 雑誌

今月号(2010年12月号)は勿論のこと、
単行本未収録分のネタバレがあります。


本誌感想はカテゴリでまとめてあります。
他の号の感想をご覧になる場合はこちらをどうぞ。
おお振り:アフタ感想

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第82回「合同練習4」です。
桃李のBチーム(二軍)との練習試合で
大きな動きがありました。
最後のページは、見ていてせつなかったなぁ。
漫画そのものもそうですが、柱のアオリも。


まずは、やはり祥真くんについて。
どっちの気持ちも分かるからこそ、
今月号は読んでいて非常にもどかしかったです。
せつなかったし、辛かった。

祥真くんに限らず、
高校で野球をやっているほとんどの球児が
冷やかしでも本気でも
甲子園に出場することを夢見ていると思います。
ご存知のように、球児の出場機会は均等で、
最大でも五回しかチャンスがありません。
(一年の夏春、二年の夏春、三年の夏)
たとえば、元巨人軍選手の桑田真澄投手は、
PL学園時代に五回フルで甲子園に出場したという
恵まれた方ですが、
これは特別であって、
一回も出場が叶わないのが普通です。
でも、それを何とかしたくて、
皆、必死に日々の練習を頑張っているわけで。
しかも、いつ出られるか分からない
……来年なら自分はもっと成長しているだろうけれど、
同じチームの仲間の方が成長著しかったり、
とんでもない新入生が入ってきて
あっという間に自分が抜かれたりすることは
普通にあるわけで。
なので、祥真くんが焦る気持ちは痛いほど分かります。
ここで頑張っておかなきゃいつ頑張るんだ!
という気持ちですよね。

でも、こういう焦りが身体の故障を悪化させて、
それこそ「上級生に使いつぶされる」ことも
普通に起こってしまいます。
また、作中でも挙げられていますが、
マウンドでの実戦経験は、
練習では決して得られないものを取得できるので
そういう機会があるなら
積極的に得ていかないと駄目ですしね。
(西浦のように人数が少ないチームなら
一つの機会を逃しても、次がありますが、
桃李の場合は、最悪だと二度と無いかもしれませんので)

今月号は、祥真くんが一球投げる度に
私も怖い思いをしたので、
もうしないで済む事になって気楽になれた反面、
最後のページでの彼を思うと、残念でならないので
辛かったです。



さて西浦。
今月号も色々あったけれど、
捕手に目覚めそうになった田島様がおかしかったです。
結局、世話焼きタイプの人間じゃないと
捕手は勤まらない気がします。
こう考えると、
良くも悪くも「自分が」「自分が」と我が前に出るタイプは
投手向きなんだろうなぁ。
極端な例を挙げると、
このタイプはやはり榛名でしょうが、
三橋もなんだかんだ言って投手向きの性格だと思います。
逆に、「お前を気持ちよく投げさせる為なら頑張れる」と
素で言い切れる人は、
捕手タイプなんだと思います。
だとすると、今のところまだ描写が僅かしかないですが、
花井もいけそうですね。


次回も楽しみです!


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今月号の感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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2010-10-28 22:17  nice!(1) 
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