ドラマ感想@NHK連続テレビ小説「てっぱん」第2週:18歳の決断*ネタバレあり [NHK連続テレビ小説感想]
NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「てっぱん」の感想です。
今回は第2週「18歳の決断」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前週の感想はこちら。
【第1週:ばあちゃんが来た!】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年秋 放送開始作品】
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ばあちゃんこと
田中初音(富司純子さん)が襲来した後日談でした。
彼女に「育ててもらったのだから親孝行しろ」と
言われたのを受けて、
主人公の村上あかり(瀧本美織さん)は進学を諦め、
尾道での就職を決めますが……
この辺は色々と脚本にツッコミを入れたかったです。
ばあちゃんの言う事も分かりますし、
それを素直に聞いてしまったあかりの純真さも
よく伝わってきましたが、
何も大学への進学を諦めなくて良いのでは?と
思ってしまいました。
家から近い大学に通って、家の手伝いもよくして、
トランペットを吹き続ければ良いのでは??と。
この辺は、今後においてあかりの進退を描く為に
進学では都合が悪いんだろうなという制作側の考えが
あれこれ透けて見えてしまうのが
ちょっと嫌でした。
進学ですと、あかりが尾道と大阪とで
ふらふらできませんもんね。
それと発表会の欠席ネタについても
「おいおいおいおい」と失笑してしまいました。
あれこそ
あかりが親に黙って演奏会を欠席する理由は
全く無いのでは??
あの両親なら、あかりがちゃんと説明すれば
就職の面接に快く送り出してくれたはずです。
ここで盛り上げて、土曜日に放送した
最後の(二人の)演奏会に繋げたいという意図も
ミエミエで、
見ていてちょっと萎えました。
というふうに、
こちらのドラマって初回からずっと、
登場人物の言動と気持ちが不自然だと思えてならないです。
たとえば
Aの次にBが起こって
最終的にCにするという流れができておらず、
先にCができてしまっていて
(Cにしなければいけないと決められている)、
帳尻を合わせる為に
AやらBといったエピソードを無理に入れている感があります。
だから、AやBには
いかにも取ってつけた感が出てるんですよね。
物語をCで終わらせる為にAやBをひねり出す事は、
ドラマ制作者に限らず、
小説家でも漫画家でもよくやっている事でしょうが、
それを気付かせないのがプロじゃないかな?と
思いました。
また、これが自然な流れで出たものだとしたら、
もう一回、
脚本なりドラマ映像なりを見直した方が良いのでは?と
失礼なことも思いました。
それと、あかりが若いせいもあるのでしょうが、
ふわふわ浮ついているのも気になりました。
主人公が余計な事をしてドタバタな大騒動になるって
朝ドラではそれこそ鉄板な展開ですが、
視聴者はそれに飽きてる気がするんですが……。
前作“ゲゲゲの女房”のヒットしたのも、
それが無かった事が一つの理由でしたよね??
同じ事を続けてやれとは言いませんが、
トラブル型の主人公は、もうそろそろ、
ほどほどに抑えても良いのでは?と思いました。
あぁ、でも、
最後の“瀬戸の花嫁”は良かったです。
「お父ちゃん、娘を嫁に出すんじゃないんだからww」と
思いましたが、
それだけ彼は娘を大事にしていたんだと
よく分かりました。
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続きの感想も書きました。
【第3週:大阪てんてこまい】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-10-09 23:41
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