感想@映画「めぐりあう時間たち(The Hours)」*ネタバレあり [映画・舞台]
映画「めぐりあう時間たち(The Hours)」の感想です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
図書館でDVDを借りて視聴しました。
パッケージを見たら
時代の違う三人の女性の人生がからみ合う
感動系の作品のように思えたので、
それぞれが、各々の時代ならではのトラブルを抱えつつも、
最終的には「やっぱり生きてるって最高★」と叫ぶような
明るい作品なんだろうと思って見始めましたので、
途中から非常に戸惑いました。
疲れました。
ちょっと気休めするつもりでこちらを見たのに
逆に精気を吸い取られた感じです。
実際、目の下にはくまができてしまいました。
私も、「これって、もしかして鬱の症状っぽい?」と
自覚する事もありますが、
作中の三人の女性ほど酷くないので、
彼女たちよりも、寧ろ、
周りの人々に対して深く感情移入してしまいました。
こういうパートナーを持つと大変だろうなとか、
こういう主人には仕えたくないなとか。
私は私が一番大事である事から、
他人の為に神経をすり減らすのを好まないので、
すみませんが、作中の三人の女性のような人とは
友達付き合いはできないと思います。
なので、見ていてかなりしんどかったです。
「辛いのは分かるけどさ……
じゃあ、あなたのせいで辛い思いをしている人の事はどう思うの?」と
不毛なことを言いたくてたまらなくなりました。
なので、作品を好き/嫌いとか、出来が良い/悪いを語る前に、
私には合わないんだと思います。
映像はきれいですし、音楽も素敵だと思えますが、
とにかく見ていて疲れたので
リピートする気にもなれませんでした。
「人生とは」と真面目に語りたい夜にはいいかもしれません。
でも、今の私は、
そういうものを真面目に考える暇があったら、
好きな本を読んだり、音楽を聞いたり、
妄想を膨らませて小説を書いたりする方が好きで、
「あぁ今日も楽しかった!」と満足しながら寝たいので、
せっかくの夜をわざわざ眠れないものに変えたくないんです……。
住む世界が違うとまでは言いませんが、
この作品をちゃんと理解できなくてもいいやーと、
多少、投げやりになっているのも事実です。
もしかしたら、人生を楽しく生きるには、
繊細でない方が良いのかもしれません。
三人を見ていたら、これを強く思いました。
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2010-09-30 21:06
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