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感想@宝塚歌劇 宙組公演「大江山花伝−燃えつきてこそ−」 「Apasionado(アパショナード)!! II」*ネタバレあり [映画・舞台]

宝塚歌劇の宙組公演(2009年)
「大江山花伝」−燃えつきてこそ−
「Apasionado(アパショナード)!! II」の感想です。

王朝千一夜大江山花伝/ファナティックショーApasionad—宙組博多座公演 (タカラヅカMOOK)

王朝千一夜大江山花伝/ファナティックショーApasionad—宙組博多座公演 (タカラヅカMOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: ムック

スカステで放送されたものを友達がDVDに落としてくれたので
視聴することができました。

以下の記述にはネタバレを含みます。


────

解説とキャストさんはこちら。公式サイトより転載します。
王朝千一夜『大江山花伝』−燃えつきてこそ−
〜木原敏江原作「大江山花伝」(小学館文庫)より〜

脚本/柴田侑宏氏 演出/中村暁氏
平安時代、大江山に住む鬼・茨木童子は、酒呑童子が都から攫った美姫との間に生まれた混血で、鬼の世界を嫌い逃げ出すが、自分の中にある鬼性に思い悩む。そんな茨木と彼と心を通わせる娘・藤子、鬼退治を命じられた渡辺綱。綱は下女の一人が「大江山へ行きたい」というのを聞いてぎくりとする・・・・・・。幻想的でドラマティックな作品。

茨木童子:大空祐飛さん
藤子/藤の葉:野々すみ花さん

千年杉:萬あきらさん
源頼光:寿つかささん
伊勢式部:鈴奈沙也さん
羽黒:天羽珠紀さん
天竜:珠洲春希さん
渡辺綱:北翔海莉さん
酒呑童子:十輝いりすさん
橘少納言:大海亜呼さん
胡蝶:花影アリスさん
坂田公時/六郎太:鳳翔大さん

ファナティック・ショー『Apasionado(アパショナード)!! II』
作・演出/藤井大介氏
“Apasionado”はスペイン語で「熱い」「情熱の男」という意味。「熱」をテーマに、熱いリズム、熱い血潮、燃え上がる恋、嫉妬の炎、命を賭けた情熱など、様々な「熱」の形を具現化した、情熱的でエネルギーに満ちたダンシング・レビュー。


まずは“大江山花伝”。
宙組新生トップコンビ・大空祐飛さん&野々すみ花さんの
プレお披露目公演でした。
公演当時の私は、
同じ宙組公演の“逆転裁判2”を観劇していたので
よく覚えています。
ただ、内容に関しては、
タイトルで「和物?」と思っただけで、それ以上の知識は無く、
今回もその状態で視聴しました。


冒頭で、茨木やら頼光やら綱やらが出てきたので、
私は歌舞伎や日本舞踊に馴染みがあることから
お話の世界にすんなりと入り込むことができました。
基本的に和物の鬼は美形と相場が決まっていますが
宝塚の男役さんがなさると、まさにぴったりですね!
お化粧もいい感じでハマっていたと思います。

それと、これは他の公演もそうですが
作品の核となる歌が何度も流れるせいで、耳から消えないww
見終わった後、無意識のうちに
この歌のメロディを鼻歌で奏でていたと気付いた時には
思わず笑ってしまいました。


大空さんは相変わらず
二次元の世界から飛び出てきたみたいな
(非現実的な)格好良さがありましたし、
すみ花さんは可憐で素敵でしたが、
それ以上に私が良いなと思ったのは、花影アリスさんです。
ヒロインとか妹キャラとかで彼女を何度か見てきましたが
こういう姐さん悪女系も艶やかで似合いますね!
失礼ながら、アリスさんを見て
華やかだと思ったことがなかったので
(すみません/かわいいとか美人さんだとは思っていたのですが)
ちょっと意外でした。
現時点ではもう既にご退団されているのが
本当に惜しいです。
酒呑童子の十輝いりすさんも男前で素敵でした。


気になったのは、振りの幾つかで
腰をもう少し落とした方が良いのになと思えた点と、
所作がまだまだっぽい下級生がいた点です。
でもこれは、生徒さんが普段から毎日毎日
踊りのお稽古をしているわけではないのを思えば、
寧ろ、よくここまで動けるようになったのは凄いと
褒めるべき事かもしれません。
それと、多分同じ人だと思うのでしょうが、
渡辺綱(つな)の発声がはっきりしなくて
「つま」に聞こえてしまい
「ん? 妻?」と笑いそうになった事が何度かあったのも
まずいなと思いました。

でもお話は面白かったです。
もう少しメリハリを出しても良かったのでは?と
思えなくもなかったですが、
出さなきゃいけない人を出した上でお話をまとめるとなると
大人数での舞台でこうなるのは当然だとも思えました。
何より、茨木の凛々しさと藤子の一途さがよく伝わってきて、
トップコンビが光らなければならない作品としては
充分に及第点で、素晴らしかったと思います。



その後のショー“Apasionado(アパショナード)!! II”は、
初演の2008年月組(違っていたらすみません)のをテレビで見て、
「あ、これ好き!」と思っていたので、
宙組でも見られて嬉しかったです。
今の宙組が一本物が多いのを踏まえると、
ショーの映像を手元に残しておけるのは
──しかも、それが大好きなショーなのは、とても嬉しいです。
これもメインテーマが耳にこびりついてます。
大好きです!



実はこの公演、私が友達に「録って」とお願いしたものでなく、
厚意で貰えたものだったので、本当に有難かったです。
やっぱり、知っている生徒さんが多いのもあって
私は宙組が一番好きです。
見ていて落ち着きます。


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2010-09-28 22:33  nice!(0) 

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