おおきく振りかぶって感想:月刊アフタヌーン2010年11月号*ネタバレあり [おお振り:アフタヌーン感想]
月刊アフタヌーンで連載中の高校野球漫画
「おおきく振りかぶって」の感想です。
今月号(2010年11月号)は勿論のこと、
単行本未収録分のネタバレがあります。
本誌感想はカテゴリでまとめてあります。
他の号の感想をご覧になる場合はこちらをどうぞ。
【おお振り:アフタ感想】
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第81回「合同練習3」です。
引き続き、関西の合宿先での練習試合中で、
相手は桃李のBチーム(二軍)です。
今回は最初から最後まで、The★田島様のお話でした。
いやぁ……途中で阿部からも秘かに褒められていましたが
田島は凄いよ!
本当に凄い。
バッティングでは、たまたまデッドボールになってしまったので
珍しく活躍することはできなかったけれど、
出塁後は走塁でちゃんと魅せているし、
守りの時は、捕手としてのリードも頑張っているし……で、
田島を大好きな私としては、読んでいてウハウハの回でした。
というか、三橋とのバッテリー描写において、
阿部がとっくに超えている部分を
スーパープレイヤー田島様の目線を通して見直す事ができているので、
そういった点でも、今回は大変面白かったです。
三橋もそうですが、こういう実戦で培ったデータは
まるでスポンジが水を吸うかのように
彼らの脳内にバッチリ入ってるんだろうなぁ。
そして、田島の試験的な配球によって、
なんだかんだいって桃李の選手たちが翻弄されていたのが
おかしかったです。
罰のトイレ掃除と焼肉ネタも面白かった!
そう、三橋ー田島のバッテリーは
まだ急造の域を全然越えてないんですよね。
それでも、対美丞大狭山戦や今回の対桃李戦で
ものになっちゃっている(試合としてきちんと成立させている)のは
他ならない、田島が凄いからで。
もし同じタイミングで、
西浦の誰かが田島と並行して捕手の勉強をしていたら
彼らの間に物凄く差が出てしまうのが
明らかになっていたはずです。
今回の試合にしても
田島は積極的に色々吸収していて、本当に凄かったなぁ。
でも、田島は田島で、凄く負けず嫌いで、
「今のがオレの配球だと思うな」なんて
三橋相手にしっかりと釘を刺していたのがかわいかったです。
三橋も、田島の発言が自分への励ましでなく、
彼が彼自身の誇りの為に言ったのだと
(田島が自分自身に言い聞かせた部分もある?)
ちゃんと分かっていましたしね。
やっぱりこの二人は、
コミュニケーションがスムーズに取れていますね!
見ているだけで、和みます。
さて、他のニシウラーゼたち。
桃李に点を取られてしまうのは仕方がないけれど
(田島が試しているので)
点が取れないのは問題なので、ここは頑張らなければいけません。
でも下位になると全然駄目になるのは
夏大の対美丞大狭山の時から変わってませんね。
彼らも普段から練習を頑張ってはいるのだろうけれど、
当たり前ですが、相手も練習を頑張っているから
そう簡単に打てるようにはならないのも当然です。
でも!
これじゃまずいのは
対美丞大狭山戦で嫌というほど味わっているはずなので
頑張ってほしいです。
個人的には、西広君が守備で失敗していなくて良かったです。
あのシーンは田島様アゲる為の要員となっていましたが、
それでも、初心者である西広君にとっては、
実戦における一球一球の処理がとても大事というか、
とにかく少しでも多くボールに触って馴れておく必要があるので、
それが無事で終わってホッとしています。
西広君については、初打席の試合がアレって
本当にきつかったと思うので、
せめて守備ではきつい思いをさせたくないのが本音です。
(たとえば、西広君がトンネルしたせいでサヨナラ負けになるとか)
ただ、以前の月から西広君はアゲ↑で書かれているので、
彼に対しては、まぁ大丈夫でしょうと楽観しているのも事実です。
問題は……そう、作中における好不調の波が激しい水谷君。
ここ最近は(作中における最近/連載における半年強ぐらい)、
西広君アゲの反動で、水谷君は不調な描写が多くて、
見ていてハラハラします。
今回も、冒頭でバント処理に手間取ってたしなぁ。
水谷君の性格+現在の状況
(レギュラー取りで西広君に負けるかもという焦りがある)なら、
彼が守備のミスを気にしてないわけがないので
次回の冒頭で描かれるはずの打席で
何らかのモノローグなり台詞なりがあるでしょう。
本当に!本当に頑張ってほしいです。
そして、四番打者の花井君。
彼がはさまれてアウトになった時の
モモカンと田島君の顔といったらもう!
尤も、三橋から声を掛けられたのを受けて、
田島がパッと表情を替えていたのはさすがだなと思いました。
でも、あの花井君には、
モモカンも田島ももどかしい思いをしたに違いありません。
とはいえ、生真面目な花井君の性格を考えれば、
彼ら以上に、当人が一番悔しがっていると思います。
(あの田島の幻影には爆笑しました)
この試合で、少しでも挽回できるといいなぁ。
それにしても、三橋の“まっすぐ”は、
初めて見せる相手には協力な武器になりますね。
皆、何故あれが打てないのかと必ず戸惑うもんなぁ。
そして必ずバレる展開になる(はず)のもお約束で。
西浦としては、どこまで相手を騙しきれるのかが
勝敗を決する重要なポイントの一つでしょうから、
他の投手がマウンドに立つ時より配球が決め手になるんだなと
改めて感じました。
次回も楽しみです!
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今月号の感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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続きの感想も書きました。
【おお振りアフタ感想:2010年12月号】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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2010-09-28 22:21
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