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感想@月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」最終話:もう会えない*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビの月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」の感想です。
今回は最終話「もう会えない」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第9話:好き…でも嫌い

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品

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最終回でした。

最後まで浅いドラマだったなぁというのが
見終わってすぐに抱いた感想です。
端役ながら、楠大雅(松本潤さん)が自力で舞台に立ち、
北村詩織(竹内結子さん)とも仲直りができて、
彼女の娘・海にも認められて大団円なのは良かったですが、
全十話もかけて描く物語じゃなかったと思います。
恋愛ドラマとしても、大雅の成長ドラマとしても、
これら二本立てのドラマとしても
非常に物足りなかったです。

まず、登場人物に共感できなかったのが痛かったなぁ。
詩織のシングルマザー、大雅の売れない役者というのは、
設定こそ特殊ですが、
心に深い傷を抱えたまま日々を過ごしていたり、
やりたい事が明確にあるのに上手くいかなかったりする人は
決して珍しくないわけで。
そうした人々が、
一つの恋をきっかけに人生を前向きに生きていく
──私は、このドラマがこういう内容かと思っていたのですが、
実際に回数を重ねていくうちに、
そんな真面目なことを考えて作られているドラマじゃないと
はっきりと思いました。
結局、“年下のイケメン男に言い寄られる年上女”という設定が
一番大事だったんだなぁ。
でも、詩織が何故そこまでモテるのかが
私には分からなかったです。
最後の仲直りも……
詩織があんな未練がましい手紙を送ったり
海を連れて平気な顔で舞台を見に行けたりするのなら、
問題(トラブル)がそれとしてきちんと成立しておらず、
結局、こういうのが
ドラマが盛り上がらない原因になっているよなと
思えてなりませんでした。
素人相手のシナリオ講座で
「ドラマが盛り上がらない悪い例」として挙げられそうな
内容だと思いました。

劇中劇そのものは悪くなかったですが、
あの程度の端役で周りが大喜びってどうなのと
思わないでもなかったです。


お話が最後まで盛り上がらなかったので
ドラマの中で印象に残ったシーンすらないのが
痛いです。
OPの映像は二人(というか大雅?)の妄想だそうですが、
本編がアレで、作中で何の説明も無しに
ただあのOPを流したのでは、
視聴者を騙すことになるのでは?
あのOPと本編が繋がらなければ、OPの意味がないのに
内容が全く違うって……ちょっと信じられないです。



主演の松本潤さんは、今、役者さんとして
この先を模索中なんでしょうが、
主演ドラマが連続してあまりよい評価を貰えてないのを思うと、
もうちょっと慎重になった方が良いのでは?と
余計な事を思ってしまいます。
(とはいえ、月9ドラマ主演という話が舞い込んできたら、
出来はどうあれ、飛びつかない役者はいないと思いますが)

竹内結子さんは……
こういう若手メインの時間帯のドラマのヒロインは
自主的に降りてもいいと思います。
今回の詩織は
竹内さんの実年齢とそう変わらないのでしょうが、
女優さんとしての竹内さんの得には
ならなかった役だと思います。
寧ろ、ミョーにオバサン臭いのが気になったり、
手に年齢が出ちゃっているのが見えてドン引きだったりと
宜しくない部分ばかりが強調されていた気がします。

そして、お話を作るスタッフさん
(監督さんやプロデューサー、脚本家さん)は、
このお話を本当に「面白い」と思って作ったんでしょうか。
見ても何も引っ掛かるものがないから、
だらだらと見る分には、疲れなくて良いのかもしれませんが、
ドラマの出来としては良くなかったと思います。


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2010-09-21 22:26  nice!(0) 
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