さくらもちモチ

感想@韓国ドラマ「BAD LOVE〜愛に溺れて〜」第10話：偽りの再出発*ネタバレあり　[韓国ドラマ感想] [編集]

韓国ドラマ「BAD LOVE〜愛に溺れて〜」の感想です。
今回は第10話「偽りの再出発」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前々回の感想はこちら（第9話は未視聴です）。
【第8話：涙の決断】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ】

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まず最初におことわりです。
前回の第9話「愛の逃避行」を見逃してしまいました。
ですので、公式サイトで発表されているあらすじを見たのみで
続きである今回の第10話を視聴しました。

第9話あらすじ

父親の葬儀後、突如姿を消したインジョンを連れ戻すことに成功したヨンギ。インジョンは彼の言動に強い愛情と安心を感じていた。ふたりだけで新しくやり直そうと、誰も知らない地へ旅立つことに。しかし、その道中で、逃避行に不安を覚えたインジョンが再び姿を消してしまう。彼女を探し出したヨンギは、「逃げることを止めて、すべてを打ち明けるべきだ」と、インジョンを説得。覚悟を決めたふたりはヨンギの実家へ向かうが……。

第10話あらすじ

ヨンギには何も告げずカン会長にすべてを打ち明けたインジョンは、その場から黙って姿を消す。会長の制止を振り切り、彼女の後を追うヨンギ。だが、彼女から冷たい言葉を浴びせられ、ついにインジョンとの別れを決意する。一方、ヨンギに突き放され、ショックで倒れてしまった会長は、そのまま帰らぬ人となってしまう。父親とインジョンという大切なものを同時に失った彼は、これまでの生活を捨て、父親の後を継ぐことを決意する。

第2話ぐらいからずっと気になっていたのですが、
こちらの作品って、他の韓国ドラマより
「私がこういう悲惨な目に遭うのは、全て××のせい」
という台詞が多くないですか。

たとえば、今回のジュラン（スファンの奥さん）は、
ナ・インジョン（イ・ヨウォンさん）のせいだと言って
彼女に対してひどく当り散らしていました。
当のインジョンは、かつて
子供を流産したり、父母が交通事故に遭ったりしたのは
自分が悪い恋（不倫）をしたせいだと言っていましたし……。
まぁ、上記の場合、
他人のせいにするジュランと
罪深い自分への嘆きを露にしたインジョンとでは
意味合いがまるで違いますが、
何か他の事のせいにして
いま現実で起きている辛さから逃げようとしている点では
同じなわけで。
これは、もしかするとキャラクター云々ではなく、
たとえば、ドラマの秘かな主題であったり、
脚本家の台詞の癖だったりするかもしれないので
一概には言えませんが
私は、この手の台詞が作中で出される度に
もっと正面から現実を受け止めないと駄目でしょうと
思ってしまいます。
（勿論、私も、そういう人の弱さが
このドラマでは丁寧に描かれているのだとは分かっていますが
見ていてたまに苛々しますww）



それと、私はインジョンが総じて苦手なのですが、
（卑屈になった挙げ句、逆上しやすい性格が駄目です）
今回の最後、ジュランに対する彼女の言動も
見ていて嫌だったなぁ。
あれは、過去のことを
いつまでもネチネチ言ってきたジュランが悪いですし、
私がインジョンでも、彼女に対して逆ギレしたはずですが、
だからこそ、ドラマでは
もっとインジョンにはスマートであってほしいというか
ドラマのヒロインを通して人間の嫌な部分を見るのは嫌だなと
贅沢なことを思ってしまいます。
初回からずっと、インジョンが逆ギレする度に
「うわ……」と私は不快感を覚えているので、
多分、これはもう生理的に嫌なんだと思いますww

で、見ていて思ったんですが、
ここまでのお話なら、
ジュランを主人公にした方が面白いと思いました。
夫を心から愛しているのに
彼から全く愛されないことから自暴自棄になり、
余計に嫌われていく女……。
こう書いていくと悲惨ですが、
今回、珍しくスファンとまともにぶつかった時の
彼女のキャラクター性なら、
せつなさ満載でいけると思います。






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続きの感想も書きました。
【第11話：憎しみという名の愛】

宜しければ、合わせてどうぞ。