さくらもちモチ

感想@ドラマ「NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房」第20週：妖怪いそがし*ネタバレあり　[NHK連続テレビ小説感想] [編集]

ドラマ「NHK連続テレビ小説 ゲゲゲの女房」の感想です。
今回は第20週（第115〜120回）の「妖怪いそがし」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の小説を読んでいません。


前週の感想はこちら。
【第19週：鬼太郎ブームがはじまった】

各週の感想記事のURLは、こちらの一覧ページでまとめています。
【ドラマ感想記事 一覧：NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」】

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週刊と月刊合わせて、連載が十本！！
凄いなぁ。
“ゲゲゲの鬼太郎”人気もあって
村井茂（水木しげる/向井理さん）の漫画は
引っ張りだこのようで。
凄い凄い。

さて、そんな忙しい茂に振り回される
主人公の村井布美枝（松下奈緒さん）。
この週もひたすら傍観者で
「どげんしよ」と困ってばかりでした。
長女・藍子の学校での問題がクローズアップされましたが、
こういうお母さんが相手だと、
子供がよくできている分（大人びている）、
その子は要らぬ苦労を強いられるよなぁと
ちょっと同情してしまいました。
最後には、布美枝もその理由に気付きましたので
良かったですが、
数少ない味方にならなければいけないはずの母親から、
「そんな事を言ってはいけん」「お父ちゃんを誇りに思う」と
頭ごなしに言われたら、そりゃ、
「お母ちゃんには分からん」となりますよね。
なので私も、週の中盤までは
とぼけた（何も知らない）布美枝に少しイライラしました。
藍子が何も言わなかったのも、
布美枝が事態を把握するのが遅れた理由の一つですが、
大変もどかしかったです。

布美枝の弟が上京してきたくだりでは
見ていてホッとしたなぁ。
デパートでのお買い物も楽しくできましたし、
布美枝が藍子のいじめ問題に気付くきっかけにもなりましたし、
まさに福の神だったと思います。



ただ、最後、
実は茂が別荘を探していた……と分かるエピソードは
物凄く取ってつけた感があったというか、
「はいはいドラマドラマ」的な匂いがしました。
ここ、普通に、高尾山に登るだけで良かったのでは？？
（実際に、水木先生が富士山の麓に別荘を持ってらっしゃって、
そこから膨らませたエピソードなのかもしれませんが）
しかも、制作側が茂をあまり悪く書きたくないのか、
最後の最後、普段は家庭を顧みない彼が
オイシイところだけを持っていくのはどうかと思いました。
大団円ぽくて、週の終わりとしては良かったですが、
私は、あくまで布美枝だけの提案で、
高尾山で家族四人で登った方が自然で良いと思えました。

というか、あんなところに別荘を買っても、
今の茂の忙しさから考えて、
年に一度行ければ良いというふうになるのでは？？
それなら、近場である高尾山の登山を
三ヶ月に一回、季節が変わる度に行なう恒例行事とした方が、
藍子たちにはよっぽど良いと思うのですが
どうでしょうか。




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続きの感想も書きました。
【第21週：戦争と楽園】

宜しければ、合わせてどうぞ。