さくらもちモチ

感想＠月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」第4話：キミの涙の理由*ネタバレあり　[テレビドラマ感想] [編集]

フジテレビの月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」の感想です。
今回は第4話「キミの涙の理由」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第3話：好きだ…キミが】

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧：2010年夏 放送開始作品】

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最近、私は
フジテレビの昼間に流れている韓国ドラマを
好んで見ているので、
こちらのドラマの進行具合がひどく遅く感じます。
正直なところ、
「第四話にもなって、まだこれ？」と思いました。
二人が本格的に恋に落ちるまでを丁寧に描いていると言えば
聞こえは良いですが、
見ていると、「だらだらしているな〜」という文句が
つい口から出てしまいます。
私の韓国ドラマ馴れを差っ引いても、
話が全然進んでないですよね？？


初回のスカイダイビングからしてそうなんですが、
全般的に無駄なシーンが多過ぎると思います。
そういう、細かなエピソードを蓄積させる事で、
二人の心が相手に向かっていくのを
じっくりと描いているのでしょうが、
これ、無駄なシーンを除けて再構築すれば、
半分以下で済むのではないかと思えます。

そして、やっぱり
ヒロインの北村詩織（竹内結子さん）に魅力がないです。
主人公の楠大雅（松本潤さん）にも魅力がなく、
全然冴えませんが、
彼はこれから化ける役どころのはずなので
今後に期待するとして……。
大雅は、詩織を他の女と違うとして
自分を変に二世扱いしなかった点を挙げましたが、
これだけで彼女に恋愛感情を抱くのは、足りないというか、
ちょっと不自然だと思います。
もう少し他に何かあると思うのですが、
それがいまいち伝わってこないです。
というか、私が詩織に魅力を感じないからこそ、
大雅が彼女に何故惚れているのかがよく分からないという。

ぶっちゃけ、今回は、
海ちゃん（詩織の娘）のプールの件は
別に無くても支障がなかった気がします。
あっても良いけれど、もうちょっと短くして、
詩織と大雅に尺を割けば良いのに……。
最後に、取ってつけたように
ラブシーンもどきを入れられても、
そこにいくまでの段階で、気持ちが彼らに同調していないので、
私の気持ちは全然盛り上がらなかったです。
その前に、以前にあった詩織が泣き出すシーンもそうでしたが、
彼女の旦那の話の前振りが、ちょっとわざとらしくて、
見ていると逆に萎えるという。
「なにかあったのねー、はいはい」
「この事故に関わりがあったのねー、はいはい」と、
私は物凄く冷ややかな視線で見てしまいました。
恋愛部分で全く共感できないのは、
恋愛メインのドラマとしては、とても痛いです。

大体、一人で泣きたいヒロインに対して、
恋人でもないのに、主人公が後ろからいきなり抱き締めて
「泣いていいよ」って言うなんて、
結構失礼なことだと思うんですが……。
私なら、「何様のつもり？」って怒るww
詩織が大雅を好きならともかく、
今回はまだ違いますよね。
「マツジュンにならこうされたい！」と思う視聴者は
決して少なくないかもしれませんが、
そういう役者補正を抜きにしてお話を冷静に考えると、
このシチュエーションって、
下手をするとドン引きネタになると思います。



それと、大雅が自分の感情をモノローグで語り過ぎなのも
気になっています。
これは大雅視点のドラマなので、
彼がいろいろと語るのは当然かもしれませんが、
あまりにも台詞で説明されると、見ていてつまらないです。
もう少し、想像できる余地がほしいというか、
「この時の大雅はこう思ってるのかな」
「ああいうふうに思ったからこそ、ああしたのかな」と、
彼の心情を察したいです。
大雅ががあれこれ語り過ぎているので、
まるで、夏休みの日記の朗読（彼の独演会）を
聞いている気になりました。


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続きの感想も書きました。
【第5話：行かないで…】

宜しければ、合わせてどうぞ。