感想@ドラマ「GOLD」第5話:真夏のプールサイド−母は長男を抱いた*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
フジテレビの連続ドラマ「GOLD(ゴールド)」の感想です。
今回は第5話「真夏のプールサイド−母は長男を抱いた」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
前回の感想はこちら。
【第4話:焼かれた人形-子を亡くした全ての母へ 二人の母親の絆】
各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品】
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私の好みでは、今回の放送はいまいちでした。
お兄さん大好き!な早乙女悠里(天海祐希さん)にとって、
自分が彼の死の原因だったかもしれないと改めて気付いた事は
物凄くショックだったでしょう。
最初に告げられた時に
「あなた達が何を言っているのかがよく分からない」と言って
激しく動転している様を見せてきたのも、当然だと思います。
これまで、“鉄の女”よろしく
強いところばかりを見せてきた悠里にとって、
今回はまさにアキレス腱を突かれた話であり、
弱いところを珍しく見せてきた回だったのですが……
悠里の辛さを想像する事はできますけれど、
これまでの放送を見てきて
私が悠里に同調(シンクロ)する事はなかったので
今回も、彼女を一歩引いたところから見てしまいました。
なので、「あぁ、あの悠里が泣いてるな」と思うだけで
終わってしまいました。
また、そんなショッキングな出来事を乗りこえて
悠里がいつもの彼女に戻ったのは凄い事なのに、
「それで?」と思ってしまうと、
最後、服が濡れるのも構わずに息子を抱き締めるシーンでは
ちょっと弱いです。
ただ、これが野島節?というか、
広報に上手く乗せられているというか、
当初の想像とは逆を行っているのが面白いと思います。
たとえば、放送開始前に見たCMの印象ですと、
もっとスポ根なドラマになるのかと思えていましたが
実際には、これ、
女の在り様を中心に描いたホームドラマですよね。
そして、主人公の悠里が皆を守っているのかと思いきや、
彼女は意外に弱く、逆に皆に守られている部分
(しかも中核の部分で)が大きいと感じられます。
特に息子二人は、
程度の差はあれ、男が基本的にマザコンであるのを思うと、
「お母さんのために」金メダルを目指しているのが
理由として強いです。
また、他者に対しては強い事を言っている悠里が
実は、他の家族と同様に
内々では人に言えない問題を抱えている辺りも
面白いです。
スポ根ドラマになるのを期待して見ると、物足りないですが、
ホームドラマとして見る分にはなかなか良いと思います。
なので、視聴者が悠里と一緒に気持ちを盛り上げていける内容で
面白いシーンを入れてもらえれば嬉しいです。
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続きの感想を書きました。
【第6話:くされ縁】
宜しければ、合わせてどうぞ。
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