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感想:NHK大河ドラマ「龍馬伝」第31回 西郷はまだか*ネタバレあり [NHK大河ドラマ感想]

2010年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の感想です。
今回は第31回「西郷はまだか」です。

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以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第30回「龍馬の秘策」

各回の感想記事のURLはこちらのページでまとめています。
感想一覧:NHK大河ドラマ「龍馬伝」

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だらだらと拷問シーンをやっていた第二部が嘘のように
この第三部では、テンポアップした状態で
お話が進んでいますが……
それが悪い方にも出ちゃっているなと思いました。
お話の作り方が粗いですし、
時代背景などでは、視聴者を置いてきぼりにしているのでは??



大河ドラマは、その時代と主人公を一年かけて描く作品です。
時代だけでも駄目ですし、
主人公(人物)だけでも駄目です。
たとえば、前々回の“篤姫”は、
朝ドラ(連続テレビ小説)的な大河ドラマでしたが、
これは、朝ドラが人物をメインにしてドラマを作っており、
篤姫も似たような出来になっていたからです。

たとえば、今、放送されている“ゲゲゲの女房”。
こちらは、村井夫婦を中心に描かれています。
夫婦がいる場所の半径五キロ圏内で
お話の九割以上が作られているような状態です。
で、篤姫のどこが朝ドラ的かというと、
将軍の御台所となるべく島津公の元で精進した彼女が、
嫁いでからは大奥を仕切る……という
非常に閉鎖的な空間が、お話の主な舞台になっているからです。
篤姫がいた時代も、この“龍馬伝”と同じ幕末ですが、
大奥から出られない立場である彼女は、
世の中の流れを常に伝聞で知ります。
江戸城の中で誰かに何かを聞くと、
「なんだと?」と詳細を求め、
それへの対処を誰かに伝える……これが篤姫の基本スタイルです。
なので、篤姫がいる大奥の世界がメインに描かれる一方で、
彼女が介さない歴史的事件についての描写が
最小限の説明程度に留められるのは、仕方のない事です。

しかし、この“龍馬伝”は違います。
龍馬自らが動く事ができ、
今まさに、歴史を作っている最中です。
けれども、こちらのドラマでは、相変わらず、
彼の近辺にしかスポットライトが当たってないというか、
動乱の時代と言われた幕末の時代背景が
最低限しか描かれてないからこそ、
龍馬たち主要人物の行動や、彼らがそうする意味が
分かりにくくなっています。
この“龍馬伝”が坂本龍馬をとにかく描こうとしているのは
よく分かります。
そういう意味では、“篤姫”と同様に、
主軸の片方である“時代”の描写が少なくなるのも
当然かもしれません。
しかし、押さえるべきところを押さえず、
なぁなぁで誤魔化した上で龍馬に行動させ、
大事なところでは岩崎弥太郎のナレーションを使って、
有無を言わさずに事実を押し付けるやり方は、
あまり好ましいとは思えません。
今から時代背景を詳しく入れるのが無理なら、
NHKの編成に頼んで、
当時の各藩の在り方(主義主張や気風の違い)や
諸外国の状況などを詳しく説明してくれる特番を
一時間ぐらいねじ込んでもらったら良いのに……。
そういうのが分かった上で視聴すると、
急に倒幕に向けてやっきになっている龍馬の唐突さも、
西郷隆盛や高杉晋作に対する“上から目線”の物言いも、
納得できるかもしれません。



それにしても、三部に入ってから、
やたらと偉そうな
──街のチンピラがいきがっているような龍馬の言動が
気になって仕方がありません。
彼を見る度に、西郷や高杉の懐の深さを感じますww
確かに、チンピラは自由人かもしれませんが、
私の龍馬のイメージとは、方向性がちょっと違うなぁ。
何より、“彼がいたからこそ、薩長同盟が締結した”とは
とても思えません。
作中の登場人物のほとんどが感じているらしい
龍馬のカリスマ(求心力)が
私のところまでは伝わってきません。
龍馬はそれなりに頑張ってはいるのでしょうが、
今回来なかった西郷の件のように、
相変わらず他力本願で、“口だけ男”みたいです。


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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。

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続きの感想も書きました。
第32回「狙われた龍馬」

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-08-02 21:58  nice!(0) 
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