感想@アニメ「黒執事」第5話:その執事、邂逅*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ「黒執事」の感想です。
今回は第5話「その執事、邂逅」です。
以下の記述には、この先の展開を含めたネタバレがあります。
但し、原作の漫画を読んだ事はありませんので、
感想はアニメ版のみに限定しています。
前回の感想はこちら。
【第4話:その執事、酔狂】
各話の感想記事のURLは、第2期の放送分も含めて
こちらでまとめています。
【アニメ感想記事 一覧:黒執事】
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この回は、リアルタイムで見ていて
マジで「え……?」と驚き、凹みました。
その頃は、こちらの作品をあまり真面目に見ておらず、
登場人物への理解もほとんどない中で、
それでも「マダム・レッドはいいなぁ」
「このキャラ、好きだな」と思っていたので、
本当に orz となりました。
切り裂き魔
──通称、ジャック・ザ・リッパーの正体が、判明しました。
彼女が真犯人だと明かされた時は
「なんでマダム・レッドが」と思いましたが、
終盤で流れた彼女の過去回想を見ると、
彼女がそうであって当然というか、
犯人はまさしく彼女以外にあり得ないと実感できたのが
とても悲しかったです。
アンダーテイカーの情報の通り、
それで被害者の子宮が奪われていたのかと、納得しました。
そしてマダム・レッドは、
お姉さん(シエルの母親)に対してもそうだったみたいですが、
甥であるシエルに対しては、複雑な感情を抱いてたんですね。
大好きなお姉さんと大好きな“あの人”の子供
──それがシエルですが、
マダム・レッドの中での“あの人”への愛情は
最後まで変わらなかったのに、
お姉さんに対する感情は、どうやら愛だけではなかったようで。
妬み嫉み、恨み、苦しみ……という負の感情も
少しながら、彼女の中で共存していたんでしょう。
それが、二人の子供として誕生したシエルに向かって
そっくりそのまま移行したようにも思えました。
愛しているけれども憎くもある……
まさに、彼女の中では、愛憎が表裏一体化していたのでは??
また、マダム・レッドの悲しいモノローグでもありました通り、
行方不明だったシエルは戻ってきたのに、
肝心の“あの人”が帰ってこないのはなんで?と思った事も
大きかったはずです。
マダム・レッドは、シエルに刃物の切っ先を向けてしまうほど憎い
──彼に向けた「生まれてこなければ良かった」との言葉も
まず間違いなく本音でしょうが、
彼女が彼を深く愛していたのも真実でしょう。
最後、どうしてもシエルを殺せないと泣いたのを見る限り、
マダム・レッドの中では愛情の方が強かったはずですし。
普段の言動からいっても、シエルに対するマダム・レッドの感情は、
愛情が九割五分、
憎しみ/悲しみが五分ぐらいなんじゃないでしょうか。
普通の日常では彼に対する愛情ばかりが表に出るけれど、
静かな夜を独りで過ごす時に、ふと憎らしく思う程度
(普通の人間ならよくある話レベル)だったのではないかと
私は思います。
でも今回は、極限状態で興奮したせいで、
負の感情が一時的に増幅された結果、
シエルを傷付けてしまったのではないでしょうか。
シエルも、マダム・レッドを愛し、
また、自分が愛されていたと実感していたからこそ、
あの状態で、セバスに「(彼女を)殺すな!」と命令したのだと
私は思いました。
そして、今回は
死神としてのグレルの初登場回だったわけですが……
これでもか!というほどの過剰な言動が凄いです。
冷静に状況を考えてみると、結構怖いシーンなのに、
見ていると可笑しさの方が募るのは、
彼の変態さのお陰だと思いますww
グレルは、ネタキャラとしては最高ですよね。
しかも、この回ではどう見ても敵なのに、
この後では共闘関係になる(グレルがセバスを助ける)のが
おかしいです。
おかしいと言えば、セバスの猫好きを示す
「ぷにぷに……あぁ、ぷにぷに」の肉球揉みが好きです。
あれは、猫もかわいいし、セバスもかわいい。
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続きの感想も書きました。
【第6話:その執事、葬送】
宜しければ、合わせてご覧下さい。
タグ:ネタバレ テレビ アニメ レビュー 感想 枢やな 考察 TBS 黒執事 第一期 第1期 黒羊 第5話 第5回 その執事、邂逅 セバスチャン・ミカエリス 小野大輔 シエル・ファントムハイヴ 坂本真綾 タナカ フィニ バルド メイリン 藤村俊二 梶裕貴 東地宏樹 加藤英美里 グレル・サトクリフ 福山潤 アンジェリーナ・ダレス マダム・レッド 朴ロ美 黒執事1 黒執事I
2010-07-29 20:48
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