さくらもちモチ

感想＠韓国ドラマ「オンエアー」第16話：最愛の人*ネタバレ　[韓国ドラマ感想] [編集]

韓国ドラマ「オンエアー」の感想です。
今回は第16話「最愛の人」です。

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
【第15話：衝撃の制作発表】

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧（インデックス）ページでまとめています。
【テレビドラマ感想記事 一覧：韓国ドラマ】

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前回の放送の最後の引きネタだった
ドラマの初回の視聴率が出ました！
最近、フジテレビの韓流αで流される韓国ドラマの宣伝文句として、
「最高視聴率××パーセント！」というのがあり、
それがよく40超えだったり50超えだったりするので、
このドラマでの20パーセント超えという結果には、
「あ、これって凄いんだ？」と思ってしまいました。
でも、日本でも、
ドラマで20パーセント超えというと高い方ですので、
韓国でも、熱心なドラマファンや、
「ちょっと見てみようかな」と思ったライトな視聴者層をも
掴む事ができた事になるんでしょうか。

そういえば、韓国のドラマは週二放送が基本だと
聞いた事があります。
（だから全16回の作品が多いのでしょうか。
週二×二ヶ月というペース？）
なので、第二話の視聴率が出たのも早かったですが、
こちらもそうだったんでしょうか。
オ・スンア（キム・ハヌルさん）演じる知的障害者の子が
オバサンたちから虐められるシーンが
瞬間最高視聴率を取ったらしいのには、笑ってしまいました。
やっはり、そういう下世話なシーンに視聴者が惹かれるのは、
どこの国も同じなんですね。

これは、他の韓国ドラマの感想記事でも何度か書いたのですが、
韓国って日本より、
普通のドラマに障害者が多く出ている気がします。
日本で障害者がドラマに出るとなると（特に知的障害者）、
その人を主人公にして、
障害を売りの一つにするみたいなところがありますが
（障害者が恋をする/障害者でも夢を諦めない云々）、
韓国ドラマって、なんでもない脇役として
障害者が自然に存在していますよね。
まぁ、日本ですと、
障害者をやたらめったら出すのはタブーとされる部分がありますし、
よほどの理由が無い限りは下手に触れない方がいいとして、
避けられる傾向にありますが、
作る側も気楽に、
──クレームをつける側も、いちいち目くじらを立てないで、
緩い気持ちで障害者を作品に出せたらいいのになぁと思います。
韓国では、こういうタブー視みたいのは
日本よりも薄い（もしくは無い）んでしょうか？
障害を笑いのネタにするとかは絶対に駄目ですが、
現実では、程度や種類の個人差はあれ、
何らかの障害を負っている人は決して少なくないので、
ごく普通の日常を描く上で、そういう人達がいるというのは
大変良い事だと思います。



さて、感想が脱線しましたが……
視聴率が高くて安心した部分もあったのか、
今回はスンアの言動に心の余裕を感じられました。
撮影を訪ねてきた
ソ・ヨンウン（ソン・ユナさん）とのやり取りもそうでしたが、
特に、いけすかない若手女優（チェリ？）の心配まで
彼女がしていたのが、私には意外に思えて、
「お？！」と目を見張ってしまいました。

その若手女優。
チャン・ギジュン（イ・ボムスさん）が皆に
お手製のうどんを配った時に、
ちょっと不審そうな顔をしていたのが気になりました。
皆が初回の高視聴率に沸いている時でしたので、
彼女が不満を持つとすれば、
自身の出番の少なさか、
主役とは全然思えない扱いの悪さか、
監督がスンアたちとばかり仲が良くて
軽んじられた気分になったか
……ぐらいしか思い当たらないのですが。
ただ、チン社長が、
この先の台本を書き直せとヨンウンに言っていたので、
彼女の不満げな顔は
もしかしたらそちらに繋がっていたのでしょうか。

そうそう、チン社長を追い返す為の偽電話の嘘のオチは
大変面白かったです。
あそこでイ・ギョンミン（パク・ヨンハさん）が現れるのは
お約束ですよね。



さて、これまでのお話でも少しずつ明らかにされてきた
チャン・ギジュン（イ・ボムスたち）の過去が、
いよいよ佳境を迎えました。
ここでギジュンとチン社長がトラブルを起こし、和解する事で、
ドラマにまで影響していた諸問題が片付くのでしょうか。
お話もとっくに後半に入っており、
最終回に向けて盛り上がっていくところだと思います。
次回も楽しみです。




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続きの感想も書きました。
【第17話：決別】

宜しければ、合わせてどうぞ。