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感想@月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」第2話:ライバル出現!?*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

フジテレビの月9ドラマ「夏の恋は虹色に輝く」の感想です。
今回は第2話「ライバル出現!?」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。

前回の感想はこちら。
第1話:君をみつけた

各話の感想記事のURLは、他作品と共に
こちらの一覧(インデックス)ページでまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年夏 放送開始作品

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第一話もそうだったんですが、
可もなく不可もなくだなぁと思いました。
どの部分を切り取っても──全体的に見ても
パッとしなかったです。

マネージャーとして
オーディション現場に同行した北村詩織(竹内結子さん)が、
制作スタッフの失礼な言葉に反論せず、
素直に端役を引き受けた宮瀬桜(桐谷美玲さん)に対して
あれこれ言っていたシーンや、
桜が詩織を否定しておきながらも、
そう言ってもらえて嬉しかったと返事をするシーンは
良かったですが、
エピソードとしてはそんなに強くないので
「面白い!」と思えるほどではなかったです。

これ、別に桜にしなくても良かったのでは??
誰かがオーディションを受けなきゃいけない状況なら
大雅も同じだったんですし、
詩織が桜の演技力を買っているから
スタッフの失礼な言葉に憤慨したのではなく、
たとえば、スタッフに大雅の未来が否定された上で、
(「いくら努力しても無駄」とか言われる)
詩織が、「そりゃ今は下手くそかもしれないけど
この先、お父さんを超える役者になるかもしれない」と言って
大雅に「この人……!」と思わせる展開の方が
二人の結び付きが強くなると思うんです。
で、後で詩織が
「いや、『航太郎さんを超える』ってのは言い過ぎかな。
それはないな。絶対ない」と言って、
大雅に「はぁ?!」と憤慨させればいいんですし。
二人が授業参観に駆けつけるシーンについては、
制作会社の人に詩織が捕まってしまって、
代わりに大雅が先に行くとか、
いくらでも代案はあると思います。
おそらく、これまでの描き方から察するに、
この序盤では、大雅が一方的に詩織を意識するだけで、
彼女が彼に積極的に関わる展開には
敢えてしてないのでしょうが、
ラブコメのお話で、
二話が終わってもこの状態というのは
視聴者を惹き付ける要素が足りないと思います。



詩織のことは嫌いじゃないんですが、
彼女に共感できる部分がまだ無いので、
見ていて、自分の感情を誰に合わせていけば良いのかが
いまいち分からず、
その結果、お話に入れずに終わってしまいました。

気持ちを合わせるという点では、詩織より、
主人公の楠大雅(松本潤さん)にするべきなのでしょうが、
彼も魅力的ではないので、失礼ながら、
彼と共にこのお話を追っていこう!という気にもなれません。
なので、惰性で、
午後九時になったらチャンネルをフジテレビに合わせたけれど、
「このドラマ、楽しいな/面白いな」とは一度も思わなかったです。
かといって、「もう視聴するのは止めよう」と決めるほど
悪くもなかったので、だらだら見ていました。
これなら、
「こりゃ酷いww」と笑ってけなせたネタドラマだった
前回の“月の恋人”の方が見る甲斐はあるかな?と、
大変失礼な事も思いました。
なんていうか、
“登場人物がこうしてああしました。終わり!”って
感じなんですよね。
そこにこう……登場人物に対する興味を湧きたてる要素とか、
今後、彼らはどうなっちゃうんだろうというドキドキがないので、
見終わった後に余韻を感じたり、
登場人物に思いを馳せたり、先のお話を想像したりできない
(する気が特に起こらない)んです。
でも、上記の通り、
「これ、つまんないなー」と思うほど決して悪くはないので、
良くも悪くも印象が薄いドラマというイメージがつきそうです。



大雅も詩織も、
かたやジャニーズの人気アイドルさん、
かたや月9常連の人気女優さんという事で、
お二人とも美男美女なんですが、
役が素敵じゃないんですよね。
大雅は、オーディション後にたまたま聞いた指摘を機に、
今さら滑舌を良くしようとしたり、
発声練習を進んでやったりと前向きですが、
全体的になさけない感が漂っているのは否めません。
詩織は……月9ヒロインにしては
ちょっとオバサンだなぁと思ってしまいました。
月9は若い役者のドラマとは決まってないですし、
シングルマザーがヒロインをやるのも珍しくて良いのですが、
彼女からはヒロイン的魅力が全然漂ってこないので、
見ていて「地味だな〜」とついつい思ってしまいます。

ま、地味なのはヒロインだけじゃなく、
ドラマ全体もそうなのですが……。
夏のお話で、タイトルに虹とも冠しているのに、
キラキラしてないですよね。
夏の眩しさが全然ない。
そして、地味なドラマなのに
「地に足がついている」わけでもなくて、
見ていてなんか物足りないです。
地味だけれど良いドラマはたくさんありますが、
これはまだ、そこには当てはまらないと思います。

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続きの感想も書きました。
第3話:好きだ…キミが

宜しければ、合わせてどうぞ。


2010-07-27 23:18  nice!(1) 
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