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感想@ドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」第8話(最終回):さよなら葉月蓮介!3人の女性へ贈るラストメッセージ!究極のラブストーリーが迎える衝撃の結末!涙、涙のエンディングへ…*ネタバレあり [テレビドラマ感想]

月9ドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」の感想です。
今回は第8話(最終回)
「さよなら葉月蓮介!3人の女性へ贈るラストメッセージ!
究極のラブストーリーが迎える衝撃の結末!
涙、涙のエンディングへ…」です。

月の恋人—Moon Lovers

月の恋人—Moon Lovers

  • 作者: 道尾 秀介
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/05
  • メディア: 単行本

以下の記述にはネタバレを含みます。


前回の感想はこちら。
第7話:二人だけの同窓会

各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品

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最終回でした。
今回ほど、サブタイトルと内容が合ってない回も
なかったですね。
「涙、涙のエンディングへ…」って、
作中で俳優が泣いてるだけで、視聴者は置いてきぼりじゃん!と
思いました。



今回は、二時間強のスペシャル番組だったわけですが……
こんな風に最終回だけ異例の二時間放送をやるぐらいだったら、
他のドラマと同様に
四月上旬〜中旬からちゃんと放送して!という望みは、
前回の感想記事で書いた通りです。
ただ、今回の内容を見ていると、半分に分けられないというか、
二時間の放送が許されたからこそ成り立つ展開(構成)だったなと
思いました。
終盤近くまで、葉月蓮介(木村拓哉さん)の復活物語でしたので、
正直、これだけじゃ
普通の一時間枠のドラマとしては成立しなかったでしょう。



で、今回のお話に限らず、作品全体として見た時に、
前半:リュウ・シュウメイ(リン・チーリンさん)メイン
後半:二宮真絵美(篠原涼子さん)メイン
という仕切り方は、何とかならなかったのかなと思いました。
葉月蓮介の心の動きがこうだったからこそ、
最後、彼はシュウメイを諦めて、真絵美に向かったのでしょうが、
ちょっと描写が偏り過ぎだった事は否めないと思います。



これは女三人に限らず、男性陣も含めた話なのですが、
登場人物の中に悪人がいないので、お話がつまらないんですよね。
皆、中途半端に善人で、中途半端に悪人でした。
まぁ、現実を考えれば、
善人と悪人のどちらかに過剰に傾いている人間は
あまりいませんので、
どちらの要素もある人達が多かった事は、
それはそれでリアリティがあったのでしょうが、
ドラマのキャラクターとして登場させるには
いかんせん弱かったと思います。

特に女性陣は、皆、基本的に良い人で、
ライバルを「あの人はいい女だ」と認めていましたが、
こういうのが逆に嘘臭いというか、
もっと、ギスギスしたところがあっても良かったと思います。
たとえば、葉月蓮介とシュウメイが仲良くしているのを目撃した
真絵美も、大貫柚月(北川景子さん)も、
悔しいとか悲しいとかせつないとか辛いといった
負の感情をもっと出しても良かったのでは?
あまりにも、彼女たち三人が物わかりが良すぎて
──達観していて、
大人の女性として葉月蓮介を愛していたのが
恋愛ドラマとしては、非常に物足りなさを感じました。

ううん……これは喩えが宜しくないかもしれませんが、
和食店でコース料理を頼んだ時に、
最初に豆乳を飲まされて、次に冷ややっこを食べさせられて、
最後に湯豆腐を出された時のような心境??
「調理法は違っても同じ豆腐じゃん!」みたいな感じ。
三人の女性は、それぞれ立場や職業、年齢が違っていても、
女としての描かれ方、葉月蓮介や他の女性達への考え方が、
皆、そろって同じだったので、
没個性だなぁと思いました。
三人とも、葉月蓮介の幸せを願って身を引くってどうなのかと。

結局、あの三人って全員がこうだったじゃないですか。
・葉月蓮介のことが好き
・葉月蓮介の為に精一杯頑張る
・葉月蓮介を好きだからこそ、自分は身を引く
・他の二人の女性の存在はとても気になるけれど
彼女らに面と向かってあからさまな敵意を剥き出しにする事はない
・良きライバルとして他の二人の女性を認めている

そりゃ、相手に対して波風を立たせない付き合い方をするのが
大人だとは思いますが……
恋愛ドラマで、揃いも揃って女性陣が物わかりの良いイイ女&
肝心の男が性格に問題のある人間というのは、駄目だと思います。
まず、見ていて面白くなかったです。
そもそも、このドラマが放送前にCMなどで謳っていた
「大恋愛を見せる」要素はどこにあったのかと
広報スタッフさんに尋ねたいです。
どこが大恋愛?
誰の大恋愛?



最後、葉月蓮介が真絵美とくっついたのには
つい笑ってしまいました。
いくら、ドラマの後半で真絵美が爆上げされていたからといって
──最後、葉月蓮介が誰とくっつくのかが
このドラマにおける最大の見所とはいえ、
これはないなと思ってしまいました。
普通に、三人ともくっつかないエンドの方が
まだ良かったような気がします。
(尤も、これじゃ更に恋愛ドラマでなくなりますが)



これは何度も書いてきましたが、
三人の女性から慕われている葉月蓮介が
全然魅力的に思えないので、
お話に説得力がないんですよね。
この最終回、工房に隠ってあれこれとやっていた彼は
まだマシでしたが、
以前は、わけの分からない男だったと思います。
ミステリアスなどという好意的な言葉でなく、
本当に、“わけが分からなかった”です。
なので、実は駄目人間だったらしい葉月蓮介が
こうやって更正(笑)できたのは
ドラマだからこそでもあったわけですが、
彼の描写については、もうちょっと何とかならなかったのかと
思わずにはいられません。



結局、このドラマって、
シュウメイ役のリン・チーリンさんの売り出しだけ成功したとも
言えるのではないでしょうか。
そう考えれば、作中で、
祖国でドラマ進出も果たして幸せになったシュウメイとかぶって
良いのかもしれません──が、
ぶっちゃけ、出来の良いドラマだとは微塵も思えませんでした。
ドラマでの高視聴率男だった木村拓哉さんにも、
ご出産後の復帰作になっていた篠原涼子さんにも、
ドラマでの売り出しを頑張っている松田翔太さんにも
ケチがついちゃったなぁという印象です。

木10の「素直になれなくて」も酷い出来だったのを思うと、
フジテレビのドラマ班は、
脚本をまずしっかりと頑張っていただきたいです。
その場しのぎのエピソードなどが多過ぎます。
視聴率などを参考にして、第四〜五話くらいから書き直すのではなく、
もう、クランクイン前に全てを書き上がっている状態にして、
統一性だけでも出していただきたいです。


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2010-07-06 23:50  nice!(1) 
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