感想@アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」第64話(最終回):旅路の涯*ネタバレあり [アニメ感想]
アニメ「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT」の感想です。
今回は第64話(最終回)「旅路の涯」です。
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- 出版社/メーカー: アニプレックス
- メディア: Blu-ray
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んでますので、
まだアニメ化されてない部分に記事で触れている場合があります。
前回の感想はこちら。
【第63話「扉の向こう側」】
各回の感想は、下記の一覧ページにてURLをまとめています。
【アニメ感想記事 一覧:鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIRT】
────
とうとう最終回です。
ずっとずっと、一年以上も毎週見続けてきた作品ですので、
今回はちょっと感慨深かったです。
原作の漫画は既に終わりを迎えており、
それを最初に読んだ時も
「あぁ、終わっちゃったなぁ……」と
なんとも言えない気分になりましたが、
(充実感と淋しさが混じった感じ)
このアニメでも同様でした。
原作の漫画の感想も書いていますので、
宜しければ、こちらも合わせてご覧下さい。
【感想@漫画「鋼の錬金術師」第108話(最終回)旅路の果て*ネタバレあり】
基本的には原作通りだったけれど、
このアニメ版最終回では
オリジナルの要素がちょこちょこと付け加えられていました。
その筆頭は、なんといっても
マスタング大佐の部下・ハボックの足の件でしょう。
個人的には、賢者の石の重たさを考えると
(人の命を元としている)
ハボックの足は、これを使って治されるべきではないと
私は思います。
何故なら、ハボックが足を負傷した件は、
マスタング大佐が視力を奪われたのとは
わけが違うからです。
もし、大佐がハボックの状況で視力を失ったなら、
私は彼に対しても
「石を使って治すべきじゃない」と思ったはずです。
でも……ここまでの
マスタング大佐や彼の部下たちの奮闘ぶりを思うと、
その尽力さに敬意と感謝を評する意味で、
治してやっても良い──と思ってしまうんですよね。
ここは、本当、視聴者によって色々な意見があると思います。
原作では触れられてない部分で、
賛否両論になる事が分かっていたからこそ、
アニメスタッフさんも、ああいう形でぼかしたんでしょうし。
(ハボックの足が賢者の石で治されるとの表現は
具体的には全く出ておらず、
視聴者が、話の流れでそうだと察する事ができる内容でした)
ただ、ハボックは、
軍人さんとしてだけでなく、
一人の人間としても評価できる人物ですからね。
彼ならきっと、治してもらった事の重みを真摯に受け止めて、
国民の為に、これからも力を尽してくれると思います。
さて、二年後のお話について。
それまでずっと、泣くのを我慢していたのですが、
真っ赤な顔をしてウィンリィにプロポーズをするエドを
見ていたら、
涙が出てしまいました。
やっぱり、このプロポーズにはやられるなぁ。
上記の通り、私は原作の漫画を読んでいますので、
エドがここで何を言い、
ウィンリィがどう返事をするのかは、
嫌と言うほど知っていたのですが、
それでも深く感動しました。
二人がくっついて良かった!
リア充万歳!!
その前に……屋根を直す描写で、
下からやってきたアルと二人で並んだ時、
エドもちゃんと成長していて
──彼の上背が大きくなっていて、
月日の経過をじっくりと感じられた時点で
ちょっとうるっとしました。
特にエドは、髪型のせいなのか、
若き日のホーエンハイムに面影が更に似ましたよね。
なんか見ててせつなくなりました。
親子なんですから、当たり前なのですが……。
叶わない望みだけれど、
もっと大人になったエドとホーエンハイムとで
話をさせたかったなぁと思いました。
また、EDで出ていた子供たちを
ホーエンハイムに抱かせてあげたかったです。
でも、まぁ……EDは
マスタング大佐のヒゲに全てを持っていかれたわけですがww
さすが童顔。全然似合わないww
しかも、よりにもよってちょび髭チョイス!
周りの人──特にホークアイ中尉からは
全く止められなかったんでしょうか。
ホークアイ中尉は、常日頃から、
その童顔のせいで大佐が軽んじられるのを
目の当りにしているでしょうから、
案外、彼女の発案って事もあったりして。
大佐は最後までおいしいところを持っていくなぁ。
次は、単行本の第一巻の巻末で彼が言っていた
“焔の錬金術師”でいっても良いと思いますww
さて、総括です。
通常、一年(四期)が基本のこの放送枠で、
五期+一週という異例の長さだったのは、
原作が人気作品であることが大きかったでしょう。
振り返ってみれば、
序盤から途中まで、中だるみしていた部分がありましたので、
そういうところを上手くまとめれば、
少なくとも、最後の一週間がはみ出さずに済んだかと思いますが、
それでも終盤は、怒濤のアクションシーンを中心に、
よくまとめられていたと思います。
見ていてとても面白かったです。
原作の漫画とアニメで
お互いに良い相乗効果を出していたというか、
上手い具合に補完しあっていたとも思います。
で、原作同様、このアニメもきれいに終わっていたので、
最後の最後、劇場版があると分かった時には、
正直なところ「え? まだやるの? 何やるの?」と
本気で首を傾げてしまいました。
エドたちの今までの一部を切り取って
オリジナル展開にするにしても、
はたまた、これから先の未来を描いても良いけれど、
蛇足作品だけにはなってほしくないなと祈っています。
本当に面白い作品でした!
スタッフさん、キャストさん、ありがとうございました!
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感想は以上です。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。
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2010-07-05 22:11
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