感想@ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」第10話(最終話):サヨナラみんな…全てを捨てて最後の対決*ネタバレあり [テレビドラマ感想]
ドラマ「ヤンキー君とメガネちゃん」の感想です。
今回は第10話(最終回)
「サヨナラみんな…全てを捨てて最後の対決」です。
以下の記述にはネタバレを含みます。
私は原作の漫画を読んだ事がありません。
前回の感想はこちら。
【第9話:君を守る】
各回の感想記事のURLは
こちらの一覧(インデックス)記事でまとめています。
【テレビドラマ感想一覧:2010年春 放送開始作品】
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こじんまりとした感じになったかな?とは思いましたが、
この最終回は、とても上手くまとめられていました。
面白かったですし、良い最終回だったと思います。
その気になれば、第二期も作れる感じで終わっているのも
良かったです。
(視聴率的に、続編を作るのは難しいかもしれませんが)
品川大地(成宮寛貴さん)だけでなく、
これまであまり仲がよくなかった
和泉岳(本郷奏多さん)までもが
足立花(仲里依紗さん)自身と彼女の秘密を守ろうとしていて、
それが、生徒会の団結に繋がっていたのが良かったです。
学園もののドラマとしては、
窮地に追い込まれるトラブルを経た事で
逆に皆が一つにまとまる事ができるようになる展開は、まさに王道です。
寧ろ、こういう要素がない学園ドラマを見た事がないくらい
よくある内容なのですが、
こちらは、最後まで飽きずに見られました。
また、花が、自分の居場所
(ヤンキーでない自分がいられたこの学校)を
いかに大事にしていたかがよく伝わってきた分だけ、
彼女が全校生徒の前で、
“ハリケーン・アダ”が自分であるとの告白する事の辛さ、重さも
ちゃんと感じられました。
ここ、花が自分の過去を明かした直後に、
彼女を付け狙っている不良たちが現れた事によって、
彼女が本当にハリケーン・アダだと分かりますが、
もしこの順番が逆だったら
(花が自分で言う前に、学校の皆に知られてしまったら)
最後の大団円には繋がらなかったかもしれませんので、
見ていてホッとしました。
最終的に他の生徒からの理解を得られた件は、
それまでの花がどれだけ真摯に生徒会長の仕事をこなしてきたか
──それ以外でも真面目な生徒だったかという下地があってこその
展開だと思いましたので。
最後の最後、
入試の時の“シャーペンの君”が実は花だと分かって、
品川が驚くのは、まぁ……お約束ですよね。
二人の恋がようやく始まったような
──けれど、まだまだスタートラインにすら
立てていないような曖昧な感じは、
私は好感を持ちました。
減らず口を叩きあう、気の置けない仲間というのが
花と品川だと思いますので。
最後まで、
お気楽な感じで見られた良いドラマだったと思います。
金曜日の夜10時という時間帯も良かったです。
主演の成宮寛貴さんは、
フジテレビ木曜午後10時に放送されていた
ドラマ「素直になれなくて」への出演とで悩まれていたそうですが
もし本当にそうなら、こちらを選ばれて正解だったと思います。
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2010-06-30 23:55
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